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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

オスカルの獲物

ボラン農場のあるこのあたりは、自然の真っただ中で、(オーナーのいない)野生の動物も豊富です。家からすぐのところでも、うさぎに、狐に、鹿に、いろんな動物を見かけます。

だから、土日は、ハンターの遊び場となるのです。狩場は、ボラン農場の南にあるお城の領地だから、うちには入って来ないはずだけど、猟犬の群れが吠え回る声が、すぐ近くに聞こえます。

すると、じっとしていられないのが、うちの名犬オスカルです。猟犬が気になって、一日中、吠えたり走ったり、うるさいです。

さて、今日のオスカルとの会話です。

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うちの名ハンターふわふわは、食べきれないほど、うさぎやねずみを獲って来ては、そのへんに放ったらかしにします。それを拾ったオスカルがあっさり私にくれた、このねずみさん。実は頭がなかったので、背筋がぞ~っと・・・。

頭を食べたのは、ふわふわか? オスカルか?

さびしかったんや!

うちは牛飼いのはずなのに,またねこの話です。いや,このごろあまりゆっくり牛たちを見ているヒマがなかったので,つい身近な犬やねこに目が行きます。

あのふわふわは 数日で声が出るようになりました。今週から夏時間になったので,目覚ましが鳴くのは8時頃です。

さて,昨日の夜,外ねこのカネルが そろりそろりと小屋に入って来て,ベッドの下にもぐり込んでしまいました。自分の座布団にドデ~ンと寝っころがるふわふわとは違って,カネルは小屋に入れても オドオドして落ち着きません。だから、カネルは 三段重ねの乾草ロールのてっぺんが本拠地 ということになっていました。

なのに、どういうわけか,カネルは ベッドの下からテコでも動かず 大騒ぎになりました。はじめは そのうち外に出たがるだろう と放って置いたのですが,いつまでたっても出て来ないので とうとうベッドを動かして,Jおじさんに捕まえてもらいました。

もう夜遅かったので トラクターの座席の上に寝かせたのですが,なんかヘナヘナで Jおじさんは 病気じゃないか心配していました。でも,私は ごはんを持って行った時 カネルは大急ぎで走って来たのを見たので,まさか病気だとは思えませんでした。

そして,今日。ドアが開いていたスキに やっぱり小屋に入って来ました。ふわふわが自分の座布団に座っていたので どこに行くかな と思った見ていたら,お布団の中に包まっていました。でも,それは困るので いすの上に乗せたら 気に入ってくれたようで 一日中そこにいました。

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時々、ひざに乗せたり,頭をなででやったら カネルは 気持ち良さそうにゴロゴロやってました。な~んや、カネルはお家に入れてもらえず さびしかったんや とやっとわかりました。

PS:今日で仕事も一段落。今度は締め切りに間に合いそうでほっとしています。(でも,もう次が・・・)

目覚ましねこ故障

うちの目覚ましは 明け方になるとどこかからやって来て,私たちが寝ている小屋に入ろうと ミャーミャーやってくれる ねこのふわふわです。

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だいたい、夜はトラクターの中で寝ていることが多いのですが、たとえ 小屋の中で寝ていても,一度(Jおじさんを起こして)外に出て、また朝になったら戻って来ます。

このごろは 明るくなるのが7時半ごろで 起こしてもらうのにちょうど良い時間です。たまに もっと寝ていたくて無視しても,ドアが開くまで30分でもミャーミャー泣きっ放しなので どうしても起きないわけにはいきません。

そのふわふわが、あれっ,このごろハスキー!? と思っていたら,今日は とうとう声が出なくなってしまいました。幸い,Jおじさんが気付いてくれて 家に入れたけれど・・・

ふわふわは ふだんからおしゃべりで なんだかんだと会話してたのに 今日は口をパクパクするだけで なんかかわいそうです。いったいどうしたんでしょう??

私は またまた翻訳の仕事が忙しくて お愛想なしですみません。今度は前より時間があるけど 量が多くて,あっぷあっぷしてます。

お留守番のオスカル

前回も申しましたが 私は 先週の木曜日から日本の母のところにいます。本人曰く『私、ちょっと頭がおかしいのよ。』(本当におかしい人がこんなこと言います?)ということで 急きょ様子を見に来ました。だから こちらにいる2週間は 母のお相手のみです。

それじゃあ《ボラン農場の牛たち》は? ということがないように Jおじさんに まめに写真入りのニュースを送るように 頼んで来ました。

すると、まず来たのが お得意ポーズのオスカルくん。

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私とは大の仲良しで 一日中ぴったりくっ付きっ放しだったのに。先週の月曜日は Jがコラを配達に行って留守の間 オスカルを私の車に乗っけて いっしょに買い物に行きました。それまでは 自分はJおじさんの車にしか乗せてもらえない と思い込んでいたので 本当にうれしそうでした。

さびしがりやのオスカルは ひとりでつないでおくと ロープを噛み切って 付いてこようとします。だから、今まで一度も ひとりで留守番させたことがありません。車に乗せてもおとなしくしているし、いっしょにあちこち連れて行ってもらうのが大好きです。

でも、それじゃあ番犬にならないんだけど・・・ それに 誰か知らない人が来ても 吠えないし、全く役に立っていません。

だけど、もう『犬ってこんなにかわいかったの?』と驚くほど とっても良い犬で 私もJおじさんも『こんな犬に会えてしあわせやなぁ。』と言っています。

そして、お馬さんが好きなオスカルくん。よく柵まで行って、じーっと見ています。

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もうしばらく会えないけれど 私のこと覚えててね。

オスカルの教育

オスカルくんがうちに来てから もう寝ても覚めても《オスカル》で 朝から晩まで楽しいボラン農場です。犬がこんなにまでかわいいとは・・・ 見た目も ぬいぐるみが歩いてるみたいで かわいいし,私たちのことが大好きみたいで どこにでもついて来るところが またかわいいのです。

はじめは 一週間はつないでおく と言ってたのに、もうとっくに放し飼いです。Jおじさんは オスカルのことを《ボクの犬》と呼び,私はまだ早いと言うのに 車に乗っけて 羊飼いのジョンさんちに連れて行きました。べつに羊飼いをさせるのではなくて 単に車に乗る訓練 と言うことで。羊には会わなかったらしいけれど オスカルは 首にしっかり羊のフンを付けて来ました。(なんで 犬って汚い物が好きなのでしょうか。)

昨日は 牛たちが騒いでいるので どうしたのか見に行ったら,Jとオスカルが放牧地に!

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オスカルは 牛たちに取り巻かれても 怖がらなかったけれど 牛があまり近くに来ると 吠えて,なかなか牛飼いの才能がありそうです。それに ありとあらゆるしぐさが りんりんにそっくりで オスカルにも ピレネーの血が流れているのでは?

それにしても なんでこんなにかわいい犬を捨てたのか 全く理解できません。どこかにふらーっと行っても 呼べば飛んで来るし、言うことは良く聞くし、つないでも、ひとりにしても 泣いたりしないし,申し分のない優等生です。

でも,それも 初めて来た家で緊張していたからかも知れません。昨日、Jがトラクターで作業をしている間 つないだままにしていたら やっぱりいたずらをしてくれました。勝手に入ってはいけない家(小屋)の中にあった 私のスリッパと卵ケースが外に! ただ 外に持って来ただけのことですが 私が怒ったふりをして 口をきいてやらなかったら 隅の方に寝そべって しょぼーんとしていました。

あんまりかわいそうだったので すぐに許してやりましたが あれからいたずらはしていません。あとは ねこを見ると突進するのを止めてくれると サイコーなのですが・・・ かわいそうに ふわふわは オスカーがドアの前にいるので 家の中に入れず ひねくれてしまいそうです。