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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

かわいいかなちゃん

この間生まれたばかりの子牛ですが “Cana”と名付けました。聖書にある《カナの婚礼》からもらいました。イエス様が 結婚式で水をワインに変える という奇跡を起こした所の地名です。うちでもその奇跡にあやかりたい なんて言ったのは Jです。でも、かなちゃん って日本風で気に入ってます。

そのかなちゃんは うそみたいに元気です。生後4日ともなると、そこら中 駆け回ります。昨日は 一年生3頭のお腹の下を 一気にくぐり抜ける(4頭目のブルータス君にぶつかって止まった)というのをやってのけたそうです。それ以外は 一日中ひっきりなしに お母さんのおっぱいと格闘しています。

お母さんのマルキーズは 去年生まれたみよの時も、その前のバランチーヌの時も《へぇー、牛も歳とともに丸くなるの》と思うほど 放任主義になったのに、今年は全く違います。かなが見えなくなると、《ムー、ムー》とうるさいです。かながあまりにも小さいので、心配なのかも知れません。

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そういうマルキーズのことを 私たちはおもしろがっていますが、ほんとうに良いお母さんです。10才で子牛を9頭産んだ、病気一つしない健康優良牛です。骨ばっていて、おっぱいの大きな 乳牛タイプは 私たちの好みです。アルモリカン種のスタンダードとは ちょっと違う ボラン農場独自の牛です。そのうち ボラン種 っていうのができるかも。
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ええーっ、なに これ ?

夏時間にばかり気を取られていたら こんなのが来てしまいました。

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昨日の夜 9ヵ月と1日で生まれた牝牛です。ふつうは 9ヵ月と1週間以降に生まれるので すっかり油断していました。

たしかに 昨日の朝 マルキーズだけポツンと みんなとは反対の区画にいたので、《あれっ》と思いました。結局 みんなと牛舎に食べに来たけれど、夜になって 牛たちを外に放した時 マルキーズは えらく急いで出て行ったそうです。いつもなら、最後までねばって 残り物をあさるのに。

子牛は その後、1時間もしないうちに生まれました。できれば 毋子とも牛舎に入れたかったのですが、相手がマルキーズなので、朝まで待つことにしました。

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体重27キロといやに小さい子ですが、元気いっぱいだし、お母さんのおっぱいも超大型なので 心配はありません。

今 最大の心配事は この子の名前です。まさか、またメスが生まれるとは思っていなかったので、全く考えていませんでした。“C”で始まるかわいい名前。良いアイディアがあったら教えてください。

夏時間で~す

今年もまた 夏時間がやってまいりました。明日の朝起きると、世間は 一時間先を行っているそうです。正確に言うと、3月25日日曜日の午前2時が 突然午前3時になってしまうのです。こんなことを 毎年2回やってます。早くなるのと 遅くなるのがあるので、冷静に考えないと 間違えて反対方向に行ってしまうこともあります。

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聞く所によると 夏時間を実施することによって、確実に エネルギー節減ができているそうです。そういう効果があるのなら、協力するしかありません。でも、お日様から2時間以上ずれた生活を強いられる 私たちの身にもなって欲しいです。

ちなみに 夏時間になると 日本との時差は7時間になります。一時間追い付くことになります。それで 何か良いことがあるのかは まだわかりません。

牛のバターケース

みっちゃんのお宅の食卓にも登場する バターケースです。

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うちでは ご覧のように 上下反対の使い方をしています。ふたにしている方の天井は 明らかに底です。バターは ふたの方に乗っかっていて、せっかくの牛さん模様が隠れています。

こうして反対にしないと バターが取りにくい と“J”が言うのです。そう言えば ふつう バターケースと言えば お皿の上に取っ手の付いたふた というイメージです。だから、これも 牛のお皿にバターを置く という使い方をすることに 勝手に決めてしまったのです。

もともと 私は 牛(特に赤牛)グッズが大好きで これも愛用しているもののひとつですが どちらにしろ バターケースと言えば どこのお店に行っても これしか売っていません。ここは それほど ど田舎です。

今使っているのは 2代目です。前のを割ってしまって(こんなに頑丈なのに)、新しいのを買いに行った時 だれかが これは反対にした方が 使い勝手が良いことに気がついてくれて、牛の模様がお皿側ではなくて ふた側になってるといいな とひそかに期待したのですが、やっぱり変わっていませんでした。

いつも変わらないものを作る会社と それを自分勝手に使う人が すごくここの国らしいと思います。

とつぜんですが 春です

今日から春だそうです。ここでは 春は3月1日ではなく、春分の日から始まります。たしかにカレンダーを見ると 今日 3月21日は 日替わりの聖人の名前欄に《春》と書いてあります。間違いなく《春》なのですが。。。

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ほんのうっすら 正真正銘の雪です。昨日の朝も 真っ白だったのですが、昨日のは あられでした。ホメオパシーのレメディー(ご存知でしょうか。うちでは 子牛の下痢対策に使います。)がぎっしり という感じでした。昨日も一昨日も 晴れたと思ったら 風とともにあられが降って来る という 3月によくあるお天気でした。それが 昨日の夜には 雪になってしまいました。まさかと思っていたら、今朝は 気温もマイナス2度まで下がっていました。

春とは言っても、草はまだまだ伸びません。雨が多かったせいで 牛たちがぐちゃぐちゃにしてしまったところは、そう簡単には 草が生えそうにもありません。牛たちの食堂は まだまだ続きます。ところが 冬の間たのもしかった 乾草ロールの城壁も とうとう穴が開いてしまいました。

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この後ろに並んでいたロールは もうみんな食べてしまったのです。一個のロールで2日だから、もう1ヵ月も持ちません。それに、少しは保存しておかないと いざという時に困ります。お腹いっぱいにしてやらないと 私たちの顔を見る度に『ハラへったぁー』と叫ぶ子たちなので、食べ物はいつも悩みのタネです。

今日をさかいに 夜よりも昼の方がどんどん長くなって行きます。まだ寒くても、草は伸びなくても、まあ 気分だけは明るくなれそうです。

美牛“たま”

今4才半のたまは マルキーズの子で、お父さんは 1954年(昭和29年)生まれで おそらく世界一年寄りの種雄牛 マルタノです。その後 2年続けて同じカップルで ユーチカ、バランチーヌが生まれました。この2頭は 将来の種雄牛の母に指定されて、バランチーヌは 去年 めでたくボランを産みました。でも、たまだけは 去年 指定から外されました。もともと、小型だったせいなのですが、たま×ラシーヌの種雄牛生産計画で生まれた牝牛は 2頭(バルダ、ベルナデット)とも 羊に間違えられるほどの巻き毛です。

母親があのマルキーズだけあって、たまは 小さいけど、ほれぼれするほどの美牛です。また、頭の良さでも 群を抜いています。でも、たまが生まれた当時は マルキーズが 人間に対して警戒するように教育していたので 全く愛敬がありません。小さい時 バケツを怖がったので マルキーズのように 食べ物で釣ることもできませんでした。だから、たまが 類いまれな食いしん坊だったのにも気がつきませんでした。

そのたまが 今日 よそに買われて行きました。どうしても母牛を3頭減らして、来年子牛を産み始める 一年生の場所を作ってやらなければなりません。それで、種雄牛生産計画に指定されていない牛は 売っても良いことにしました。今回は あと1ヵ月半でお産の たまが選ばれたのです。

たまの行き先が あまり牛に馴れていない人たちで、飼いやすい牛が欲しい ということなので、私は 少し心配です。たまは 他の牛たちに比べて可愛げがないからです。でも、意地悪じゃないし、おとなしく自分の席に付くし、決してイヤな牛ではありません。

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いえ、本当にいい子なんですよ。これ、新しい飼い主にわかってもらえると良いけど。

いまさら冬支度 ?

今日は とうとう雲が出てきました。今晩にでも 雨が降り出しそうです。私が草刈り機をふりまわしていた 東の斜面は 後一日分(ガソリン満タン一回分)を残してしまいました。Jが土をひっくり返していた北の区画は 終わったようです。雑草の根がむき出しになっているので、そのままにしておいて、これから気温が下がって 凍えて死んでしまうのを狙うそうです。

天気予報によると、来週は 冬に逆戻りで、平地でも《雪》になるそうです。それで、《ここも雪が降るか》と言うのが 今日の我が家の話題でした。Jは もう3月なのだから、降るはずはないし、今まで、3月に雪が積ったことはない と断言しました。私は 去年 3月に入ってから雪が積もったのを覚えています。Jは 3月には降らなかった と信じきっているようで、じゃあ、賭けをしよう ということになりました。私が勝ったら、バーボンウィスキー(チョコレート とか言ってくれれば まだかわいかったのに。。。)を買ってやる と言うのです。私が負けたら 私がJに買ってやらないといけないのですが、私も 絶対に勝つ自信がありました。

ということで、iPhoto(我が家のアルバム)を開きました。2006年3月5日の写真です。

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私は 3月の中旬だったように記憶していました。やっぱり、3月の中旬過ぎて雪が積ることは ないようです。

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アルバムによると、3月2日、4日、5日と 3回降っています。毎回、夕方には気温が上がって、雪はほとんどとけて、その後、また降って積って を繰り返したのです。去年はそうして かなりの回数 雪が積りました。12月、1月、2月と毎月雪の写真があります。積ってもすぐにとけてしまうのは ここ数年来の傾向です。

私たちがここに来た当時は 毎年 ほんの1週間から2週間程度ですが、すっぽり雪に包まれて、どこにも行けなくなることがありました。雪国ではないので、県は除雪車など持っていません。主要道路は トラクターで除雪してくれるのですが、こんなところまで来てくれません。だから、とけるのを待つしかありませんでした。

もちろん それでは不便だったので、雪に閉じ込められないのは良いことなのですが、でも なんとなくもの足りないです。雪のない冬 って。

春を探して歩いてみたら

ぽかぽかの良いお天気が続いています。今日も 草刈りをしました。その後、陽気に浮かれて ボラン農場をぶらりと歩いてみました。どこかに 春らしいものが見つかるかな と思って。

一番北の区画で J(おじさん)が 土をひっくり返していました。馬の鋤でやろうとして、うまく行かなかったところです。それで あわてて買った中古のプラウ(と言うのだと思います)を引っぱっています。(最近 出費ばかり多くて。。。)

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しばらく行っていなかった南方面の区画では 思っていた通り 柵のワイヤに 木の枝がたくさん引っ掛かっていました。あれだけ風が吹いたら、落ちないわけありません。ひとつ大きな枝があって、どけるには両手が必要だったので カメラを置いたところに こんなかわいい花が咲いていました。

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ぐるっとひと回りして牛舎まで戻ったら、子牛たちがいませんでした。お母さんたちは ひたすら乾草を食べています。少しでもお日様を入れようと、扉を開けっ放しにしてあります。5人組のちびっ子ギャングたちは 牛舎を脱走して、外で草を食べていました。

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この後、しばらくして みんな一斉に牛舎に駆け込んで来た音がしました。おっぱいを飲みに来たのだと思います。
みんな元気で平和です。

トレーラー試乗会

金曜日からずっと続けて良いお天気で、私は 洗濯、冬野菜の取り入れ、枯れ草(正確に言うと枯れシダ)刈りと 一日中飛び回っています。ところが、私よりも もっともっと忙しいはずのJは ちっとも急ぎではないことに夢中です。

金曜日の夕方、去年注文した牛運搬用のトレーラーが とうとう届いたのです。草の伸び具合によって 去勢牛たちのいるジョンさんちの牧場に ボラン農場の牛たちを連れて行きたいので どうしてもトレーラーが必要です。トラクター用の安い中古のものでも良かったのですが、これからは 牝牛を売ったり、オスの子牛を買ったり、牛の運搬が増えそうなので、自動車でも牽けるのが欲しかったのです。そうすると、牛用は中古がほとんどなくて、あっても高いので、思い切って新品にしました。いざモノが来たのに、Jは トレーラー牽引の免許をまだ持っていないので、ディーラーさんまで取りに行けなくて、隣村のレンタル会社に運送をしてもらいました。

アルミ製でピカピカのトレーラーです。見た感じはなんとなく缶詰です。まず、後ろの扉が開かなかったので、Jはその調整から始めました。それだけでもかなり時間を取りました。その次は いよいよ試乗です。まず最初は 乗り物に良く慣れた 馬のリュチックから。でも、それは誤算でした。

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幸い、フォグランプのプラスチック製のカバーが 少し欠けた程度ですみました。そして、昨日は 前に車を付けて(これ大事です)牛のユプサを乗せてみました。素直に乗ってくれたのですが、食べるものがあるわけではなく、動くわけでもなく、すぐに飽きて泣き出しました。牛は狭いところでも、半分に折れて Uターンしてくれるので 降りるのは簡単です。

今日は ポポットが挑戦してうまくいったので、リュチックと2頭いっしょに乗せました。ポポットが上手にバックするのを見て、今度は リュチックもちゃんとバックしました

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これで 牛も馬も 2頭ずつ問題なく乗せられるのが確認できたので、Jはご満足です。明日からは いよいよ農作業に取りかかるそうです。

なんでも食べます 元気なよい子

私は去年まで 子牛は絶対にお母さんを間違えない と信じていました。ところが 去年の冬、生まれたばかりのアーニカが となりのおばさん、ユプサのおっぱいを吸っていたのです。ユプサは 自分の子であるアスプロが すぐ横で乾草をあさっていたので、よその子におっぱいを吸われているのは 知っていたのですが、べつにけっ飛ばしたりはしませんでした。でも、私たちは大慌てでした。

というのは、アーニカのお母さん、ユーチカは 出産直前におっぱいに浮腫ができて、腫れたのです。さわると痛いようでしたが、おっぱいが出ると楽になるみたいで、アーニカがおっぱいを吸ってもいやがりませんでした。でも、子牛にすれば おっぱいがかたくて 大き過ぎて 飲みづらかったようです。だからと言って ちゃんと飲んでもらわないと 今度は乳房炎になりかねません。私たちは アーニカが となりで盗み飲みをしているのを見つける度に お母さんのところに連れ戻しました。アスプロと2頭でいっしょに仲良く飲んでいたりして かわいかったのですが、放っておくわけには行きませんでした。

春になって、ベルナデットやみよが生まれました。すると今度は アーニカは たまのおっぱいを狙い始めました。意外なことに たまも 迷惑そうな顔はしても、けっ飛ばしたり、逃げたりしませんでした。アーニカのお母さんは あんなに大きなおっぱいしてるのに、いったいこの子はどうなってるの と思いました。

冬の食堂も終わりになり、その後 アーニカが 盗み飲みを続けたかどうかは知りません。ただ、ずーっと後になって、アーニカは 大食いだったのがわかりました。食いしん坊牛なら マルキーズや たまがいますが、アーニカは大食いです。餌箱に入っているものは 何でもすごいスピードで食べてしまいます。

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ところが、今年も 盗み飲みの名人が現れました。それは ベラです。私も一度 目撃したことがあります。昨日、Jが言ってたのですが、ユゴリンのおっぱいを 目いっぱい吸っていたそうです。あれだけ飲まれら、カシューの分がなくなる と思うほど。

ベラとアーニカは お父さんもお母さんも同じです。だから、顔も良く似ています。でも、まさか性格まで同じだとは知りませんでした。2頭とも将来は 巨大牛になるかも。

昨日からお天気が良くなりました。昨日は 待望の草刈りもできました。このお天気がしばらく続いてくれると ボラン農場はぴかぴかになりそうです。

青空が出たー

実は 昨日の夕方から お天気が良くなったのですが、お客さんが来ていたので 大喜びしているヒマがありませんでした。夜の間空が晴れると 気温が下がるかな と思ったのですが 今朝はそれほど寒くなりませんでした。(4℃でした。)

朝からお天気が良かったので、さっそく牛たちの感想を伺いに行きました。お日様がポカポカして みんな気持ち良さそうです。

なぜか 地面から突き出た岩が みんなのお気に入りです。

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よく見ると、子牛たちはハリエニシダを食べています。あんなにチクチクするのに 平気なのかな。

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左からコラ、ボラン、カシューです。コラはまだ2ヵ月にもなっていないのに。たしかに、この子たちは 生まれた時から歯が生えている(普通はそうではないらしい)ので、もう何でもかじります。

私たちは お天気が良いおかげで お昼はクレープです。クレープとお天気の関係など 本当はありません。でも、うちには換気扇がなくて、クレープを焼く時は 煙が出るので ドアまたは窓を開けっ放しにします。だから、お天気が良くて、寒くない方が良いのです。

Jがいつも作ってくれる そば粉のクレープです。中に ハム一枚、卵一個とチーズが入っています。飲み物はもちろんシードル(りんごのお酒)です。(私は この後出かけたので、一杯しか飲んでいません。いや、一杯半か。)

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小麦粉で作るのがクレープ、そば粉で作るのがガレット というのが通説になっていますが、本場のここでは 薄物は全部クレープ と呼びます。小麦粉だと 白いクレープ、そば粉だと 黒いクレープと とてもシンプルな名称です。ガレットは もっと厚いお菓子です。

午後からは 雲が出て来たけれど お天気は持ちこたえて ポポットの訓練もありました。お天気が良いと、いろんなことができます。私も 出かける必要がなかったら、林の枯れ草刈りをしたかったのに。

今晩の天気予報によると お天気はまた 西(ここ)からくずれるそうです。

あしたこそ・・・

もう、言うのもいやになるくらい 同じ天気が続いています。昨日は 夕方から夜中近くまで 台風並みの暴風雨でした。一時は 牛たちを外に出すのをひかえようか と思ったほどです。でも、牛舎は 夜寝るようにはできていなくて、水を飲ませるのに不便なので とうとう外に放しました。

今日も朝から雨だったので ずっと出しそびれていた手紙を書きました。午後2時過ぎに 近くの郵便局に行ったら、まわりは大混雑。ちょうどお向かいの教会で お葬式があったのです。しょうがなく 町外れの墓地裏に駐車しに行ったので、危うく 今日の郵便物収集時間(2時45分)に遅れそうになりました。それにしても、いやに陰気なことばかりです。

なので、気分を変えて ボラン農場の食いしん坊トリオのごしょうか~い。

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右から ボラン、ベラ、シュパ らしいです。(写真は Jが撮りました。)乾草を食べているところです。この子たちがいるおかげで 笑えて、元気が出てきます。

あ~した 天気に な~あれ。

カイキ月食

昨日、3月3日のおひな祭りは いいお天気でした。だれかが 私のためにおまじないでもしてくれたのかしら と思うほど 突然晴れました。でも、せっかくのお天気だったのに、たまった家事に一日費やしてしまいました。コインランドリーから家に戻ると もう7時過ぎで、大きなまん丸のお月様が昇ってきました。これなら皆既月食が見れるかも とワクワクです。

さて、ラジオの10時のニュース時間には まだ夕食を食べていました。月食が始まっている ということで 見に行きました。

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あれから雲が広がり、また雨になりました。今日は 一日中雨が降りました。風もけっこう強かったです。今朝の天気予報によると、今日は 全国的に春らしい良いお天気が予想されていたのですが ここだけは例外でした。明日も 雨みたいです。

たどり着いたらまた雨降り

今週は 仕事の週でした。(まがりなりにも 通訳をしております。)日曜日は 東方面に140キロ、水曜日に戻り 昨日はまた 北西方面80キロのところに出かけました。ボラン農場にいると 気がつかなかったのですが よそはもう春が来ていました。道路際には白い花、あっちこっちのお庭にはピンクの花と 何という名の木なのか知りませんが、春一番に咲く花が咲いていました。黄色い水仙も もちろん咲いていました。特に今年が早いのではなく、もうそんな時期なのだと思います。

このあたりは 春が遅く、だいたい 庭にそういうしゃれたものを植えないので、ハリエニシダ以外の花は見かけません。でも、野生の薄黄色のサクラソウくらいは咲いていると思うのですが、この雨では見に行く気にもなりません。

こちらはずっと雨です。私が留守をしていた間も ずっと雨だったそうです。おかけで ここブルターニュ地方の地下水は 夏に向けて充分たまったそうですが、こんなに雨ばかりだとたまったものではありません。(ダジャレのつもり。)

でも、牛たちは 雨にも負けず おかげさまで元気にしています。特にベルナデットが健康過ぎるほど元気で(また発情) 昨日からモーモーうるさいことです。

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こんなお天気なので カネルもりんりんも 家を離れません。一日中、ごはんはまだかと 小屋の入り口を見張っています。(ゴム長のこちら側がドア)

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と ぱっとしないご報告になってしまいました。なにか お天気が良くなるおまじないとか ないものでしょうか。てるてる坊主は効きませんでした。