ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

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世界最年長のお父さん ?

何回もしつこく言うのは気が引けるのですが 雨が続いています。今日は めずらしく雨が降っていませんが 今にも降り出しそうな雲行きで、洗濯物を外に干すのをためらっています。それに寒ーい。

昨日は みよの人工授精 という大イベントがありました。残念ながら こういう大事な時に 私は家にいなかったので(また仕事)、これはみんなJから聞いた話です。

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一昨日の夜、みよとベルナデットの態度が怪し気でした。ベルナデットは 今月の始めに人工授精をしたばかりで、もしかしたら付かなかったのかも知れません。その時は まだはっきりしなかったので 明日の朝また見てみよう ということにしました。 朝になると 頭の上でランプが点灯したのと同じ位 みよの発情がはっきりわかりました。今だと 2才になってからのお産になるので みよにもGOサインが出ていました。

いつも思うのですが、発情した牛は簡単に捕まります。呼びに行くと 素直に後をついて来ます。だから 昨日も Jだけしかいなかったのに ちゃんと牛舎に入ってくれました。みよが一人で退屈しないように お相手をしてくれたのは ベルナデットでした。牛舎につながれた2頭とも おとなしく受精師さんを待っていました。

みよには 特別にお蔵から出してもらった種があって もう何ヵ月も前からフィリップさんの冷凍容器に入っています。前回 ベルナデットの時『あと三週間したら みよやからね。そのつもりにしといてね』とお願いしておきました。ところが 昨日はあいにくフィリップさんがお休みの日で Sさんが来てくれました。冷凍精液が入った容器(液体窒素の入った ボンベ と呼ぶのでしょうか?)はフィリップさんが使っている物なので みよ用の種はあったのですが あともう一つ大事な物がありませんでした。

みよ用の種は “マルタノ” という種雄牛で、今までは マルキーズに使っていたので 私たちとフィリップさんだけが知っている 大きな特徴があります。普通 冷凍精液が入っているストローは 直径が2ミリ位です。ところが “マルタノ”はその何倍も太いストローに入っています。アメリカ製のも普通より太いそうですが “マルタノ”はもっと太いものです。だから、その太いストローは 挿入器具には入りません。かと言って 太いストロー用の器具などもうありません。なので 太いストローに入った精液を スタンダードの細いストローに詰め替えなければなりません。そのために フィリップさんの車には 詰め替え用のストローが用意してあったのです。(写真は普通のストロー)

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事情を知らないSさんは 予備のストローなど持っていませんでした。みよは発情中なので また明日 というわけには行きません。それで わざわざ 隣町にある事務所までストローを取りに行かせてしまいました。(Sさん、ごめんなさいね。)

でも、なんで マルタノだけ そんなばか太いストローに入ってるの とお思いでしょう。マルタノは1954年10月15日に生まれました。(だれかさんと同じ年生れ)だから、精液採集したのは その次(1955年)かその次の次の年(1956年)でしょう。フィリップさんによると 牛の《冷凍》精液を使った人工授精が始まったのが ちょうどその頃です。(それまでは生)アルモリカン牛は そのころ全部で49万頭(1958年)もいたらしいのですが その後急激に頭数が(1989年には残り19頭まで)減ってしまいました。だから 冷凍精液も売れ残ってしまったのでしょうか。当時の技術では ストローは今よりうんと太く 精液の量も今の何倍も入っていました。だから マルタノ一本で 今のストローの5回分作れます。もったいないのですが 全部一度に使ってしまいます。まるで5回人工授精したようなもので 万全です。(ほんとかな)

さて、隣町から戻って来てくれた Sさん、フィリップさんみたいに ストローを吸って詰め替えたのかどうかは知りませんが なんと 7回分作ったそうです。普通だったら 一回で済むところを7回も人工授精を受けたみよですが、文句も言わず じっと動かなかったそうです。こうして 子牛が生まれたら お父さんは世界最年長 とかで ギネスブックに載せたいものです。
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雨続く

今週いっぱい続くはずだった雨は 今日の天気予報によると 来週の半ばまで続くそうです。泣いてもわめいても これだけはどうにもなりません。ただ 辛抱強く待つのみです。今日は 時々晴れ間も出ますが 一日中雨です。昨日も同じで、せっかくの夏至で音楽の日だったのに 何の感動もなく過ぎてしまいました。

私が仕事で行った ここから東に140キロの所では 火・水と曇りがちでしたが 雨は降りませんでした。うちでは 激しい雷雨があったりして 2日とも雨だったそうです。私が家に帰って来た時も あと20キロほどの所で雨が降り出しました。どうも この梅雨は局地的なようです。

牛たちは 雨など気にならないみたいで 食べては寝て の日々を送っています。
今朝 見に行くと・・・

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なに このすごい格好。知らない人が見たら びっくりするよぉ。

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『ズーズー・・・』
ええーっ、イビキかいてる。

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はーい、ベラ(6ヵ月)でした。目が覚めてググーっと伸びをした

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と思ったら おっぱい丸出しのまま また眠りこけてしまいました。

警戒心のかけらもない 将来が楽しみな子です。

梅雨小休止

毎日雨のうっとうしいお天気も 今日はちょっとひと休みで、青空が出てきました。

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昨日 新しい牧草地に移動した牛たちは 相変わらず 黙々と草を食べています。前にいた区画にはまだ草が残っていて 牛たちも文句を言ったわけではないのですが、他の区画の草がどんどん伸びているので 早めに回します。牛たちは 今までお腹いっぱい食べてきたので もういいかと思ったら やっぱりまだ食べるんだそうです。

たまにお天気が良いと やりたいことがいっぱいなのですが 残念ながら私は夕方から出掛けないといけません。明日と明後日は仕事で また留守にします。天気予報によると 明日からまた今週いっぱい雨だそうです。

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バーベキュー日和

はーい、梅雨はここに来てまーす。なんて冗談ぬきです。この間 ここ一週間は雨 と言いましたが 今日の天気予報でも この先一週間は 雨・雨・雨。これじゃあ いつまで待ってもキリがない。ただでさえ雨で陰気なのに 乾草のことを思うと気が狂いそうです。

今日は 午後から晴れ間が出るはずだったので お昼はアウトドアでバーベキューを。と言うか、昨日 出かけた帰りにスーパーに寄ったら、いわしの大安売り(1キロ1.55ユーロだから約250円?)をしていたので 1キロ買ってきたからです。これを小屋の中で焼くと 匂いと煙がすごいので 外で焼くことにしました。雨が時々降って来るので バーベキューは納屋の軒下に置きました。

犬のりんりんは 魚が大好きです。(手足が汚かったら なめてきれいにするし、前世は猫だった?)それに 午前中ずっと姿が見えなかった猫のカネルも 匂いにひかれてやってきました。

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たかが、魚を焼くだけで なんでこんな大騒ぎになるの とあきれてしまいますが、猫のバーベキューができなかっただけマシなのでしょうか。

今日は 牛たちの飲み水のおけが空になりしだい 牛たちを次の区画に移動させるつもりでしたが どうなることやら。こんなに雨が降ったら おけの水位も一向に下がりません。

梅雨入り宣言

T村も梅雨入り? と思うようなお天気です。時々晴れの日はあっても またすぐに雨になります。一番すごいのは これから一週間の天気予報です。毎日 雨のマークがずらーっと並んでいます。ぐぐっ、うちの乾草どないしてくれるの って泣き崩れてしまいそうです。これ以上待ったら、茎が硬くなっておいしくなくなるし、中に隠れている悪草(?)に種ができてしまうし、良いことなしです。

よそは みんな思い切りの良い人ばかりなのか、草が高くなった所は 雨の合間に刈ってしまいました。南隣を借りているLさんや隣のF君は もうロールにしてしまって それを誇らしげに並べてあります。でも、隣の隣のO君は まだ乾かしている途中でした。O君は 乾草を刈ると雨が降る という人なので 特に同情する必要はありません。いつも 最後はちゃんとロールになっていますから。

雨のおかげで 草はよく伸びます。ボラン農場の牧草地は ほとんどが野原のままで クローバー(赤、白、黄色)がたくさん生えています。クローバーは いつも夏になると 乾燥してなくなってしまいますが 今年は葉っぱも大きく、食いごたえがありそうです。牛たちは いつ見に行っても 草を食べているか、寝そべってくちゃくちゃやってるかで、私なんかしらーん顔されています。(ただし、カメラを構えるとなめに来る。)でも、次とその次の区画の草がどんどん伸びて来ているので そちらも気になります。

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牛たちは 4月の中旬から乾草なしで 草だけを食べています。みんな 自分のペースで食べたいだけ食べているので 名指しはしませんが みっともないほど脂肪太りしてしまったのもいます。

冬の間に生まれた子牛たちも もう6ヵ月で こんなに大きくなりました。(コラとお母さんのユプサ)

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3月に生まれた“かな”だけは みんなより小さいですが、独立心が強いみたいで お母さんといっしょにいるのは めったに見たことがありません。(かなとベラ)

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イッジーばあちゃんは 相変わらずのんびりやってます。

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写真を撮リ終えて小屋に戻ったら また雲が出て来て ついに雷が鳴りました。一時は どしゃ降りの雨も。犬のりんりんは 何も言いませんが たぶん恐怖で声も出ないのだと思います。(後で見たら 外の靴拭きの上で震えていた。)でも いったいいつまで こんなお天気が続くのやら。明日はちょうど新月だから、お天気が変わってくれると都合がいいのですが。

もらいっ子

今朝 羊飼いのジョンさんが うちにやって来ました。私に『はい、獲物。』と手渡してくれたバケツの中に こんなのが。

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このハリネズミ、まだ小さい子供です。前に ジョンさんちにはハリネズミ一家が住み着いて カササギ(鶏の卵を盗みに来る)の罠に迷い込むことがある という話を聞いて Jが 今度見つかったら うちの庭に欲しい と言ったそうです。それをジョンさんが覚えていてくれて 今日わざわざ持って来てくれたのです。

前にいた家の庭にも ハリネズミがいて 時々 犬のおもちゃになって 丸まってしまったところは 何回か見ましたが、こんなに近くでじっくり見るのは 初めてです。ハリネズミは 庭のいろんな害虫を食べてくれる 貴重な存在です。もしかして サラダ菜やいちごを食べてしまうかも知れませんが こんなかわいい子に食べられるんだったらいいか。

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さっそく 菜園の入り口にある花壇に放してやりました。花壇の管理責任者は私で 雑草だらけなのが 隠れるのにはちょうど良かった(言い訳?)みたいです。ここは 猫のカネルの縄張りだけど 食べられないようにね。

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隠れてしまう前に アップでもう一枚。

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男の子か女の子かわからないけど このへんのハリネズミと運命の出会いがあって 家族で住み着いてくれるといいな。

一人よりも二人

今日は 天気予報通り午後から雨になりました。菜園でニンジンのまわりの雑草を抜いていたら ポツポツ降り出し、そのうち雷雨になりました。雷はすぐよそに行ってくれましたが 雨はまだ降っています。

昨日と一昨日はお天気が良かったので ずっと延期のままの乾草が ものすごく気になりました。また天気予報が当たらなくて 雨が降らなかったらバカを見るよ とか 隣の隣のO君は 刈り始めたよ とか 内心穏やかではなかったのですが あせらなくて良かった。(ほっ。)

昨日は お友達のぺんぎんさんが 子ぺんぎん君たちを連れて遊びに来てくれました。はるばる遠いところから来てもらったので お天気が良くて幸いでした。だけど 牛たちは 暑さとはえの大群のせいでゴキゲンが悪く、下の絵のようなことをやっていた牛もいて いやに愛想が悪かったです。それに 子ぺんぎん君たちは 何回もひざを擦りむいてしまって 帰る時には 全部で4つのひざのうち3つに絆創膏という痛々しい姿に。ぺんぎんさん、これにこりずに また来てくださいね。

さて、牛たちが何をしていたかと言うと 先日に続いて また発情したのがいたのです。

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クイズ : この3頭の中で 発情したのはどの牛でしょうか。

Jの答えは《バルダ》でした。バルダは 人工授精をしない牛(次回のおXXに)なので無視です。でも、Jの回答は間違いです。正解は バルダとイッジーばあちゃんでした。イッジーばあちゃんは 残念ながら 前回付かなかったらしいです。発見した時すぐに人工授精センターに通報すれば まだ受精師さんを呼べる時間だったのに、今日は日曜日でダメです。カレンダーに今回の発情を記録したので 3週間後に注意して見るつもりですが 歳のせいで もう発情しなくなったらどうしよう とちょっと心配です。

それにしても 二頭同時に発情はよくあります。先日も ベルナデットとみよが同時でした。それまでも 一頭に気を取られていて もう一頭も発情していたのを見逃したり、反対に 一頭のつもりだったのに 結局 二頭受精師さんのお世話になったり ということが何回かありました。どうしてででしょうね。お友達が発情したのを見てると自分まで ってあるのかしら。それとも 潮の満ち干とかお月様の位置とか 大自然の影響なのでしょうか。そう考えてみると たかが牝牛の発情とは言っても 神秘的に見えて来ます。

さあ、次回は みよとイッジーばあちゃんが同時かな。ついでに マルキーズもいっしょにやってもらうと 手間が省けるけど なんて調子良すぎですよね。

絶叫コンテスト

ボラン君がいなくなってから お母さんのバランチーヌは 朝も晩も泣いています。3日目の今日は いくらかおとなしくなったのですが 声が完全にかれています。

これは 昨日のことです。朝 聞くともなく牛の泣く声が聞こえていたのですが バランチーヌの声に混じって 別の声が。もうひとつの声も ほとんど同じ方向から聞こえて来るので うちの牛のようです。確認のため 牛たちのいる区画に行ってみたら バランチーヌが 出入り口の向こう側から 私を見て さかんに抗議していました。出入り口まで進んで行くと それほど遠くないところで ベルナデットとみよが 何やらあやしげなことをしているのが見えました。

小屋に飛んで帰って 発情カレンダーを見ると 思っていた通りでした。ベルナデットの発情記録を横にたどると 6月の予定が今日にあたります。そう、もうひとつの叫び声は ベルナデットだったのです。見た感じでは まだ発情初期のようですが 夕方だとちょうど良さそうです。それで 少し時間をおいて なるべく午後の部の最後になるように 人工授精センターに電話通報しました。

バランチーヌのおっぱいの検査があるので ベルナデットの人工授精は ちょうど 良いタイミングでした。バランチーヌは とにかく牛舎に行きたくて 出入り口が開くのを 今か今かと待っています。ボラン君がそこにいると 思い込んでいるのです。いつも そうなのですが 子牛だとかお母さん牛の姿が見えなくなると きっと牛舎に行けば会える と牛たちは信じているのです。

去年の秋に 今一年生の子牛たちとイッジーばあちゃんとバランチーヌをボラン農場に残して 毋牛たちを 牧草がまだふんだんにあった ジョンさんちの牧場に連れて行った時のことです。ばあちゃんやお姉さんがいっしょだとは言え 子牛たちは 南側の一番大きい区画で 大泣きをしていました。数日間はしょうがないと 聞こえないふりをしていたのですが、夜中に 子牛の泣き声が すぐ近くでしたのです。あわてて起きて見に行くと ベルナデットが 牛舎めざして 放牧地から脱走して来たところでした。

アーニカやみよに比べると 怖がりなベルナデット。『なんでこんなとこに羊がいるのぉ』と笑われるほどの巻き毛が特徴です。羊と同じで 電気牧柵の電気をほとんど感じません。だから 牧柵くぐりは得意です。でも あの怖がりな子が勇敢(?)にも 一人でお母さんを捜しに来た と思うと 心が痛みます。

お母さんが牛舎にいると思っているので ベルナデットは 迷わずまっすぐ牛舎に入って行きました。でも、もちろんお母さんなどいません。牛舎の中をうろうろするのですが、わらでお布団を作ってやって 朝まで牛舎に置いておくことにしました。だけど その後 大きな音で目が覚め また大急ぎて見に行ったら ベルナデットは 今度は牛舎から脱走していた というおまけもありました。脱走したと言っても夜ですから ベルナデットはそう遠くには行っていませんでした。どうにか捕まえて また牛舎に。

話が長くなりましたが だれかを探している時 みんながまず疑うのが 牛舎です。ですから、午後 ベルナデットとバランチーヌを牛舎に入れようとした時 バランチーヌは 大声をあげながら 放牧地から牛舎に向けて まっしぐらに駈けて行きました。私たちは バランチーヌにつられて ベルナデットもいっしょに駈けて来てくれるのを期待したのですが バランチーヌが速過ぎました。うろうろしているうちに ベルナデットは 好奇心いっぱいで見物に来た他の牛たちの中に 混じってしまいました。何回か トライしているうちに イッジーばあちゃんが つかつかと前進して 牛舎に向けて出て行こうとしました。私は この時とばかりベルナデットの後に付き イッジーばあちゃんといっしょに 牛舎に行かせようとしました。みよがいやにしつこく ベルナデットのおしりについて来たのですが みんなまとめて放牧地の外に押し出しました。

こうして 牛舎には4頭が入りました。4頭も夕方までつないでおくと 後の掃除が大変だからという Jの意見で、関係ない2頭には お帰りいただくことにしました。歩くのが大変なのに わざわざ来てくれたイッジーばあちゃん。バカにせんといてや と言うかのように ゆっくりゆっくり みんなの所に戻ってくれました。ところが みよは いくら言っても帰りたがりませんでした。どうしても ベルナデットといっしょにいたかったみたいで、テコでも動きません。最後の手段で 燕麦の入ったバケツを見せて やっと牛舎から出しました。そうして しぶしぶみんなの所に。

牛舎につながれたベルナデットは バランチーヌの叫び声など気にせず 機嫌良く 黙々と乾草を食べていました。バランチーヌも ほんの少しのミルクを搾ってやったりするうちに落ち着いて 叫びも少なくなりました。でも、絶叫がおさまったと ほっとしたのは大間違いでした。またもや 放牧地から叫び声が。どうも みよの声です。もしかして と思って見に行くと 私の予感は当たっていました。みよも 発情だったのです。今度は バルダにかまってもらっていました。

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でも みよはまだ早すぎるので 一石二鳥(三鳥?)は狙えませんでした。

ベルナデットが 乾草をもりもり食べているのを見ていて ベルナデットは しっぽまで巻き毛なのに気がつきました。こんなの珍しくありませんか。
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ふつう アルモリカンのしっぼは 先が白くてこんなのです。
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今日のボラン農場。
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ボラン君 エコミュージアムへ

と言うと 遠足で出かけたみたいに聞こえますが ボラン君は 人工授精センターに入るまで しばらく レンヌという都市のエコミュージアム(生きた博物館?)の一員となります。今日は そのエコミュージアムから お迎えが来る日でした。

4月の末に 人工授精センターに行きそこねたボラン君、今は 6ヵ月半になりました。離乳させても 本人も お母さんのバランチーヌも もう大丈夫でしょう。ただ、4月に行った血液検査で バランチーヌが ネオスポロスという名のウイルスのキャリアーであることがわかったので 話が少々複雑に。ボラン君もキャリアーどうかは 12ヵ月ごろになると 血液検査ではっきりするのですが、去勢していない(あたりまえ)ボラン君をそれまでうちにおいておけないので、エコミュージアムに行くことになっていました。

さて、みんなと牧草地にいるボラン君を 牛舎に入れるには 全員を牛舎につなぐ必要があります。ちょうど 南側の区画はほとんど食べ尽くしたので この機会に 牛たちを北側に移動させることに。でも 牛たちが今までいた区画から 牛舎までの通路は 草がかなり伸びています。みんなが草を食べ始めて 動かなくなったらどうしよう という心配があったので 少し早めに始めました。

私たちが 南側の区画に下りて行ったら 牛たちは 朝ご飯を終えて 気持ち良さそうに 座ってくちゃくちゃやっていたところでした。でも Jが口笛で呼んだら 一頭ずつ順番に立ち上がり 全員 出発準備OKです。Jが牧草地の出入り口を開けて 通路に入って行ったら 素直について行きました。道の途中にある木の幹で 首を掻きむしり出したマルキーズ(また・・・)以外は みんな ほとんど一列に 一生懸命 Jの後を追いかけて行きました。牛舎に入れるところでは 嫌がるのがいて 全員つなぐまで時間がかかりましたが 毎日やりつけていないと こんなものです。道中 みんなかわいかったので 大目に見ることにします。

ボラン君や子牛たちもつないでしまうと 間もなく お迎えのトラックが到着しました。後は あっという間でした。ボラン君をトラックに乗せてしまうと 急いで出発です。ボラン君の名前は 横文字で《Botlan》と書くので ボットランと読まれます。だから、《ボラン》と呼ばないと 本人はだれのことだかわからない としっかり強調しておきました。

ボラン君がいなくなって バランチーヌは 午後ずっと牛舎で泣き叫んでいました。夜の7時になっておっぱいの検査をしたら ボラン君が 朝からずっとおっぱいを飲んでいなかったにもかかわらず コップ一杯程度のミルクしかありません。今日のところは大丈夫と 先にみんな(イッジーばあちゃんだけは牛舎でおつきあい)が行っていた牧草地に バランチーヌを放しました。それでも まだ泣いていますが 牛舎に比べて遠いので 耳栓は必要ありません。(今日の午後 ずっと耳栓を付けていた。)  

昨日 まだみんなといっしょにいるうちに ボラン君の写真を撮っておきました。その時 ボラン君は お母さんの近くで “くちゃくちゃ” やってました。そのうち立ち上がってくれるだろう と期待したのですが いつまで待ってもダメでした。そう言えば《ものぐさボラン君》。結局 こういう写真しか撮れませんでした。今 顔にイボができかかっていますが、それさえ気にしなければ ハンサムでおっとりした子です。

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もしも みなさん レンヌ(モンサンミッシェルへ行くバスが出ているところ)方面へおいでになる機会がありましたら ボラン君に会いに ぜひエコミュージアムにお立ち寄りください。《ボラン》と呼べば 返事すると思います。

土手のイングリッシュローズ

あわただしかったお肉の販売も 一段落で 今日の午後はゆっくりしています。乾草作りが本格的に始まったようなので、Jと 牛のいる区画だけでも始めようか と話していました。天気予報を見ると 来週の日曜日に雨が予想されているので 今日にでも刈ってしまわないと それまでに収穫できません。とは言っても いつもグズのJおじさん。ビートの続きに栗カボチャの種を蒔くので その前に 羊飼いのジョンさんちに それに必要な道具を借りれるか 聞きに行ってる間に 雨が降って来ました。やれやれ、草刈りは延期です。天気予報が当たらないのは どこも同じでしょうか。

お天気が悪くて残念なのですが 菜園の周りの土手に自生しているバラが満開です。ピンクのイングリッシュローズで とても良い香りがします。いつだったか 土手になにやらピンク色のものが顔を出し 私たちは 偶然 ここにバラが植えてあったのを知りました。その時は ほんの数本だったのが 周りの雑草を退治したら 年々繁殖して 今はこんなに。

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ある日 昔ここに住んでいた人のお孫さん という方が訪ねて来られ ここにずっとあったイングリッシュローズを さし木にするのにもらいに来た とおっしゃったのには びっくりしました。私たち以外にも ここにバラがあるのを知っていた人がいたのです。その方のおばあちゃんにしたら、このバラは 昔のボラン農場の忘れられない思い出だったのでしょう。でも、私にも そのピンクのバラが奇妙に懐かしくて、まるで小さい時から見慣れたもののように感じるのが 不思議でなりません。これ どういうことなのでしょうか。

今日(雨が降って来る前)のボラン農場。

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おまけ(雑草退治中)

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完売御礼

今日は バリウム君が 18個の箱に入って ボラン農場に帰って来ました。結果は 枝肉 336.3 kg、 精肉(と言っても骨付きのものもあり)193.12 kg、歩留り 57.42 % で、格付けが (肉付き EUROPの)O+ (脂肪 1~5の)3 と ごく平均的な成績です。目標の36ヵ月で 枝肉 400 kg 、歩留り 60 % にはまだまだ遠いです。

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それぞれの箱の重さ(10キロちょっと)を記録して 値段を計算して 内容を確認して お客様にお渡しします。近くに住んでいるお客様は さっそく今日の夕方から、少し(もしくはうんと)遠くのお客様は ほとんどみんな 週末を利用して来てくださいます。いつもはスローな私たちも この時(と乾草作りの時)だけは あせり気味です。普段は誰も来ない我が家も 一段と活気付き、わざわざここまでお肉を買いに来てくださるお客様に 感謝感激です。

さて、そのお肉なんですが、私たちは ろくに味見もできません。今回は 全部売り切れどころか 足りないくらいで 次回にしてもらったお客様も大勢います。だから 私たちの分など残っていないのです。(9月まで何を食べたらいいの?)写真では このサシの細かい網目模様が見えないかも知れませんが よだれが出るほどおいしそうです。レバー(すでに先週もらった)もおいしかったし 味には自信があるのですが、かたくなければ良いけど というのが いつもの心配です。

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あれは 去年の9月 たんぽぽ君の時だったと思います。試しに 並のステーキを食べてみたら・・・ なんかスジだらけで かたくて噛むのが大変なのと 精神的なショックで 心臓麻痺を起こしそうになりました。それ以外の部位は 異常がなかったので 救われたのですが もうあれはこりごりです。(後で聞いたら、その時 お肉屋さんの人手不足で 臨時社員を雇ったため 手抜きがあったそうです。)

このところ お天気が不安定で 晴れ間は出ても すぐに雨が降って来ます。その上 信じられないくらいの寒さです。ビートの種まきは 晴れ間が出た時に行いました。雨が降って来る前に終わらせないといけなかったので 私も手伝いました。

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こんな感じで種を一個ずつ蒔いたので 今日もまだ 脚の後ろ側がつっぱったままで、普通に歩くのさえ難しいです。でも、私より何倍も速く、たくさん蒔いたJは 平気らしくて ちょっとくやしいです。

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