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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

水の偉力、草の魔力

日曜日の夜から月曜日の朝にかけて 久しぶりの雨が降りました。昨日 月曜日はまあまあのお天気だったのですが、今日は朝から にわか雨が降ったり晴れ間が出たり、忙しいお天気です。

雨のおかげで 菜園裏の畑に蒔いた燕麦が一斉に芽を出し、あっという間に数センチ伸びました。水の偉力は相当なものです。

菜園の方も雨の後 野菜がみんなぐんと伸びたような気がします。特に だいこんの葉は 空に向かってぴんぴん伸びています。だいこんがここまで大きくなったのは初めてで、もしかしたら食べられるかも知れない と希望がふくらんできました。

じゃあ、きのこも生えたかも知れない といつもの場所(木と木の間の物干し場)を見に行ったのですが、なーんにもありませんでした。9月からずっと乾燥していたので、今年はダメなようです。

でも、乾燥しようが雨が降ろうが関係なく ムクムク大きくなっているのがいます。

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今年の1月15日に40キロで生まれたコラです。(本当は“コーラ”と書くべきなのでしょうが、実際の発音は“コラ”です。べつに叱ってるわけでは・・・)これでも女の子です。

ほら、顔は女の子らしいでしょう。(後ろはイッジーばあちゃん)

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この間 発情してひとりでうろうろ。だれにもかまってもらえなくて泣いていたら、お友達のカシューくんが来ました。カシューくんは1月1日生れで コラより15日大きいのですが、この通り コラの方が背が高く、体重も重そうです。

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コラのお母さん、ユプサは うちではバランチーヌと一二を争う大型牛です。今の体型を見るとユプサが一番重い と思います。
(ユプサとコラ)
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そのユプサよりずっと発育の良いコラ。お母さんより大きくなって うちの牛舎に入らなくなるのが心配です。

Cola 1

Cola 2

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冬時間になりました

きょうからまた冬時間に戻りました。夏時間の間 お日様に対して2時間先を行っていたのが 1時間に縮まりました。だから、朝 目が覚めたら東の空が薄明るくて 『うわー、寝過ごした !』と 8時半に飛び起きることはなくなるはずです。今の時間で言うと お日様が昇るのは7時半ですから。

冬時間になったので 家中の時計を一時間遅らせないといけません。家(小屋)の中の掛け時計、電話、携帯(冬時間に合わせるだけだけど)、カメラ、車2台にトラクター などなど。パソコンは勝手に変えてくれるので楽ですが、一番めんどうなのがこれ。

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納屋の猫のためではなくて 外にいても時間がわかるように掛けた時計です。こんな場所だから 自動で時間が合うのにすれば良かったのに、年に二回 ここまで登って来ないといけません。

夏時間を採用することによって、エネルギーの節減ができているそうですが、なにかと面倒です。

今日のボラン農場です。

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これは毛長のムーミンではありません。うちの牛たちです。食欲の秋とは言っても、こんなに太って大丈夫 ? この冬は例年になく寒さが厳しくなるのかしら。

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今日は南の風が吹き、朝晩の冷え込みもありません。夜になると久々の雨が降り出しました。

但馬の国の牛さんたち

全国和牛能力共進会の会場から但馬家畜市場のある養父市まで 男前さん運転のプリウスで 牛飼いさん、照長土井さんと私は快適なドライブ。海あり山ありの日本独特の風景を見るのも忘れて 話に熱中してしまいました。

照長土井さんの牛舎に着くと、姫様直々のお出迎えでした。でも、牛舎の扉が開くと、大急ぎで放牧地に駈けて行かれました。後に続く牛さんたち。てるなお婆ちゃんも文字通り飛んで行きました。若いなぁー。

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どうしても、絶対にお会いしたかった牛さんたちです。さわってみたかったけど、草を食べるのにお忙しそうだったので そっとしておきました。

さて、翌日10月15日は 但馬家畜市場10月セリ子牛市です。

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朝からトラックに乗せられて、知らない牛たちがたくさんいるところに連れて来られて、知らないおじさんたちにおしりを触られて(キャー)おろおろしている子牛たち。でも、こちらに比べるとずっと丁寧に扱われているから大丈夫。牛の値段と尊厳は比例するのでしょうか。

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まだセリは途中だったのですが、照長土井さんのご案内で兵庫県の北部農業技術センターに向かいました。ここにはまだ若い雄牛がいます。

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続いて 加西市にある総合センターの種雄牛を見せてもらいに行きました。

今まで雄牛と言うと 隣のF君とこの チビのくせにやたら奇声を上げるヘンなのしか知りませんでした。前にいたキングコング君は放牧地から逃げ出し、道を走っていた車にいちゃもんをつけ 交通渋滞を起こしたことがあります。今はもっとおとなしいビアン君(アルモリカンです)に交代しましたが、それでも搾乳所から牝牛を従えて戻って来る時 道ですれ違うのは避けています。

だから私は 雄牛君たちをこわごわ覗いていたのですが、みんな気が良さそうで『ねー、あんただれぇ。どっから来たん。』と顔を出して来ました。それに 大きくなればなるほどやさしそうな顔をしていて、今までのイメージはなんだったの と思いました。

中でも照岡土井君がかわいくて、うちに連れて帰りたいほどでした。私といっしょに来る ? と聞いたら ボラン農場は草しか食べさせてくれへんからここの方がええ とお家に帰って行きました。

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写真はこれだけしか撮らなかったのですが(和牛最発見館でお客さんにさんざん撮るな と言ったせい ?)私の頭の中のメモリーは 一生消えることのない写真でいっぱいです。照長土井さん ほんとうにありがとうございました。おかげさまで いろんな人や牛さんにお会いでき 思ってもいなかった充実の旅となりました。この日もめちゃめちゃ楽しかったです。

日本でお世話になった皆さん、今度はアルモリカン牛を見に来てくださいね。

牛・牛・牛、人・人・人 - 全国和牛能力共進会

照長土井さんや牛飼いさん・男前さんにめでたく会え 一段と気分も盛り上がったところで最終日の14日日曜日となりました。この日は ボランティアセンターの方々のお心づかいで 自由に見学する日になっていました。

もちろんそれまでの3日間も、1時間休みの間にあちこち走り回りました。

ちょうど列の最後に入れてもらえて 運良く試食できた鳥取和牛の串刺しです。

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もう、最後の最後でした。

これもお味見したかったけど 列が長過ぎてダメでした。

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と なぜかお味見優先だったのですが、この日はいよいよ 照長土井さんのご案内で牛のお勉強です。

参加した牛の数もすごかったのですが、来場したお客さんの数も 全会場4日間で27万人を超えたそうですから この日も朝から大盛況でした。

人ごみをかき分けて 兵庫県の牛のいる牛舎にたどり着くと 牛さんたちのほとんどは 審査会場に行っていてお留守でした。でもその代わり そのちゃんとtotoさんがいました。(と言っても つながれていたわけではありませんので。)

でも こうしてブログでお名前だけ知っている人たちに実際に会えて フシギな気持ちです。あれ夢やったんよ って言われたら信じます。

で、牛に戻ります。とにかくあっちにもこっちにも黒い牛がいて どれがどこの牛なのかもわからず、ただただシャッターを切るばかり。

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これは美方郡の但馬牛です。べつに照長土井さんが持っているからではなく、毛を見るとわかります。と いうようなことを教わりました。

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この牛さんたちもどこから来たのか覚えていませんが、右の牛がうちのマルキーズにそっくりなのでパチリ。

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こっちはバランチーヌのそっくりさん。隠岐島の牛さんです。

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こうしてキャーキャー言っているうちにお昼になり もう出発の時間です。牛飼いさんと男前さんが翌日の子牛市に行かれるので 私も車に乗せていただいて但馬のお国に向かいました。まだまだお勉強は続きます。

黄色いウインドブレーカー - 全国和牛能力共進会

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持って帰ってもいいものか係の人にも聞かず 記念にいただいて来たものです。腕にSTAFFと書いてあって 私はちゃっかりこれを着て、地元の人たちといっしょにボランティア活動をしてきました。

どうせ行くならじっくり時間をかけて見てみたい。それだったらついでに舞台裏まで見たい と思ったからです。私みたいなヘンな日本人を受け入れてくださった ボランティアセンターの方々、また班長さん以下チームの皆様、本当にありがとうございました。しっかりお世話になってしまいましたが、楽しかったです。

私がいたのは 会場の入り口正面の《和牛再発見館》。

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展示物の監視が役目でした。監視ポイントは3カ所あって、1時間または30分ずつで交代でした。

牛の眼体験コーナーはおもしろかったけど 説明が大変でした。牛は眼が悪い上に色を識別しないけど、視界が340度以上あって後ろのものも見える ということを画面を見て納得してもらえたかどうか・・・

牛の農具コーナーでは つい最近までこんな道具を使って農作業をしていた というお客さんが大勢いらっしゃいました。でも、ここのコーナーの安全重要ポイントは 刃物を含む牛の爪の手入れに使う道具でした。これは今も実際に使っているもので 話をしながらつい手に取る人がいて 私があわてて大声を出し かえってお客さんをびっくりさせてしまいました。

私のお気に入りのコーナーはなんと言っても 6頭の子牛(黒毛和種、褐毛和種、無角和種、日本短角種にホルスタイン、ジャージー)がいたところです。

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これは 褐毛和種のゆかりちゃんです。見た目もきれいでお客さんの目を引いたし、いくらさわっても嫌がらないので みんなにかわいがられていました。おとなしいのはシメンタールの血のせいでしょうか。でも 和牛は黒 というのがあるみたいで、ジャージーに間違われたり これも和牛の一種とはなかなか信じてもらえませんでした。

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こちらは 日本短角種の去勢君です。うちのカシューと同じ年頃で、顔がそっくりです。日本短角牛は イギリスのショートホーンが混じっているので 言わばアルモリカン種の遠い親戚です。

こんなにかわいい子がいると 誰だって写真を撮りたくなりますよね。ところが和牛再発見館は全館撮影禁止でした。だから 誰かが写真を撮ろうとしていると注意するのが ここでの一番の仕事でした。だからと言って お客さんが気を悪くするような言い方をしてはいけません。しつこくならないように 臨機応変に対応せよ というお達しが出ていたのですが、そういうのが苦手な私です。みんな公平にと 見かけると必ず、怖そうな人でも注意したので 気を悪くした人がいたらごめんなさいね。(上の写真は 朝早くお客さんが来ないうちにこっそり撮ったものです。)

館内は 飲食も携帯電話も禁止でした。あれは3日目(10月13日)のことでした。

土曜日の午後で館内はかなり混雑していました。ゆかりちゃんのすぐ横にいた私の目の前で どう見ても牛飼いの格好をした人が大声で電話していました。私はすかさず『お客様、恐れ入りますが 館内携帯電話使用禁止となっております。』と やりました。その方は平謝りでしたが、ちょうどその時 私を目がけて飛んで来た人が。

これがテレビなら ここでコマーシャルが入るとこです。なんか入れましょうか。それとも《続く》でまた明日にしましょうか。いや、いじわるしないで言います。

その時飛んで来たのは・・・牛飼いさんと男前さんでした。牛飼いさんは『これmasayoさんやん。』と。私に怒られた人は なんと照長土井さん。ということで 劇的な初対面となりました。私は 照長土井さんとは電話でお話したことがあるので 声でわかりました。でも、牛飼いさん どうして私がわかったんでしょうね。私 三つ編みしてないのに。

では この続きは次回に。

お留守番のボラン農場では

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と 私が日本に向けて発った直後に遡ります。
10月6日にシュパがよそに行ってしまいました。前に見にいらっしゃったおじさんのところです。Jがその時のことをわざわざ連絡してくれました。

『Gさんはメルセデスでやって来た。トラックがあまりにも高かったので、シュパを抱いて乗せてやるしかなかった。大変だ。僕は後ろにいたけどそこら中に血が付いていた。シュパは後右足にけがをした。出血が激しい。僕は傷口に手を当てた。そこには大きな穴が開いていて、かなりの大出血だ。僕は恐くなった。僕はGさんに 小屋に行って救急箱を取って来てくれるように頼んだ。出血が激しいため 傷口から手を離すことができなかったからだ。包帯で止血したけど 最悪の事態を心配した。動脈切断だとしたら シュパは出血多量で死んでしまう。シュパ、シュパ。こんな家畜運搬用じゃないトラックに乗せようとしたがために。Gさんが地面に落ちていた何かを見せてくれた。球状の肉片。イボ(大きなかさぶた状のもの)だ。シュパの後右足の内側にあったイボが取れたんだ。ほっ。僕は止血の包帯をはずして 絆創膏を貼った。まだ出血はしているが そのうち止まりそうだ。トラックはシュパを乗せて、新しい人生に向けて行ってしまった。』

もう、人騒がせな。大丈夫だったら はじめからそう言えば良いのに。

ということで 私の留守中 Jがしたことです。

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こちらはもう本格的な秋で、朝晩は冷え込みます。今朝の気温は2℃。霜が降りました。だから、牛たちも冬の長い毛でちょうど良いのですが、でもこんなにコロコロ太っていいの と言いたくなるようなのが何頭かいます。中でも、大食いシスターズはかなりのものです。

こちらは姉のアーニカ(22ヵ月)です。
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こちらは妹のベラ(10ヵ月)。
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日本の牛さんが見たらびっくりするでょうね。

ただいま !

昨日の夜遅く パリ経由でレンヌ(ボラン君がいる都市)に着き、空港からJおじさんの運転でボラン農場に帰る途中 今日になってしまいました。(2時間の道のりなので)

向うからごあいさつ と思ってノートパソコンなどを用意していたのですが インターネット接続ができなくて(やりかたがわからない)ご無沙汰してしまいました。

こんなところへ行っていました。

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そうです。全国和牛能力共進会のあった鳥取です。そのあと 照長土井さんのご案内で 子牛から種雄牛まで見せていただき もう夢のような但馬牛三昧をしてきました。

まだ時差ボケのせい(だと思う)でぼーっとしていて 頭の中を和牛が飛び交っているような状態ですが 順次おみやげ話をして行きたいと思います。

向うでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。無事に家にたどり着きましたのでご安心ください。

今朝 いつものように牛たちを見に行ったら 冬毛のボラン農場の牛たちが いやにデブに見えました。

一年のしめくくり

なんで今ごろ と思われるかも知れませんが、こちらの農業サイクルは 今がスタート時点です。Jは10月1日 と言いますが たぶん本当は 9月29日のサン(聖)ミッシェルの日に 地主さんのところにこの一年の地代を納めに行き、これからの一年もよろしくお願いします とごあいさつをします。

そうして 新しい年がスタートした昨日、めでたくマルキーズの人工授精がありました。

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マルキーズは今年の3月にかなを産んで以来 なかなか発情せずそのままでした。普通なら 一定の時期にホルモン注射で発情させて 種を付けてしまうのでしょうが 発情しないのは マルキーズに何か思うところがあるのだろうと 私たちはのんびり待っていました。マルキーズは 2才の誕生日の前日にオラが生まれてから 毎年子牛を産んでくれました。ここでちょっと休みたかったのかも知れません。

さて、発情したとなると マルキーズを牛舎に入れないといけません。他の牛だったら 発情した牛とそのお友達を連れて来ればすむことです。ところが マルキーズだと そんなに簡単に行きそうもありません。試してみることもせず 全員牛舎裏のパドックに連れていて行くことにしました。

ということで イッジーばあちゃんを呼んで来て、全員移動です。今 お馬さんたちのいる斜面の上の道を通ります。道幅が狭いので 追い越しは危険です。イッジーばあちゃんが先頭で道を塞いでしまったので なかなか進みませんでしたが どうにかだれも斜面に落ちず 全員パドックに到着しました。

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その後 素直に牛舎に入ったのは イッジーばあちゃん、ユプサ、みよ、ベラ、コラでした。マルキーズとかなも つられて入ってくれました。母子をつないでしまうと 今回お呼びではない良い子たちを牛舎から追い出して、みんなを元の放牧地に戻しました。

授精師さんが来たのは夕方で 私は外出していたのですが、私の希望通りお父さんはアジルです。これでうまく行けば今年の分は終了です。(申し遅れましたが みよも大丈夫みたいです。)うまく行きますように。


さて、お知らせですが、明日から二週間 ちょっと旅に出てきます。みんなを置いて 私ひとりで行きます。行き先はべつに内緒じゃないけれど、向うに行ってからで良いですか。(もちろん 牛がたくさんいるところです。)できれば 向うからごあいさつしたいと思います。

では、皆様それまでごきげんよう。

働き者のお馬さん

今日は 曇のち雨のボラン農場です。今朝の気温は9℃で これからは気温が高めになるそうです。

昨日の朝は 4℃まで気温が下がり、真っ白な霧でした。昨日は 銀行(土曜日は12時まで、日・月とお休み)に用があったのですが 11時近くになっても霧は晴れず 私はこわごわ隣町に向けて出発しました。道中 視界が50メートルもないところもありましたが うちから15キロの隣町に着いたら青空でした。帰り道ももうずっと青空で 気温もぐんぐん上がりました。

昨日もまたお肉のお客様がいらっしゃって、午後は ぺんぎんさんが子ペンギン君たちを連れて来てくださいました。せっかくのお客様だったのに Jおじさんは お天気が良いうちに とお馬のポポットと農作業です。

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ここは堆肥を入れて、耕して、前日に手回し式の種まき機で牧草の種(3種類のライグラスと白クローバー)を蒔いたところです。今日は こんなトゲトゲが付いた道具で種に土を被せて行きます。

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お馬さんとの作業は のどかで騒音も大気汚染もなくて(軽油の消費もなし)もっともっと使いたいのですが、適当な道具が少なく(特に草を刈るのが難しい)ついトラクターに頼りがちです。

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このトゲトゲの作業は 見た目より大変で 傾斜のある約4分の3ヘクタールも歩かせられ ポポットはもうくたくたでした。それでも お馬さんたちは Jおじさんといっしょに作業をするのが大好きです。牧草地にいてもすぐに退屈して Jおじさんが呼びに来るのを待っています。昨日お呼びのかからなかったリュチックは すぐ横の区画から ポポットが作業するのを始終うらやましそうに見ていました。

昨日の作業にポポットが選ばれたのも まだ訓練中だからです。先週の日曜日だったのですが、ポポットは《ながえ(車の前に付いている2本の棒)》デビューをしました。

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馬にしたら 初めて左右を棒に挟まれて 後から大きな物がついて来たら びっくりしてしまいます。そのために最初は 馬に蹴られても、馬が暴走しても大丈夫な車を使います。でもうちにはそういうのがないので、ちょうど来てくれた友達のAに手伝ってもらって ポポットを石灰蒔き機につけてみました。

どちらかと言うと神経質そうなポポットも リュチックやおかず(ポポットの兄)のように おびえることなく簡単にクリアしてくれました。これで ポポットも一人前です。お馬さんたちは働き者なので 毎日仕事をさせたいけれど 必要な道具がないのが本当に残念です。