ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

あ~、できた

とは言っても まだ家が建ったわけではありません。

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やっとここまでできました。たかが基礎 と言っても、去年の夏に線引きをして 昨日、床になる部分にコンクリートを打つまで 1年以上かかりました。何事も基礎が大事 とビルでも建ちそうな 頑丈な土台にしたせいもあるのですが とにかく年がら年中お天気が悪く どうしようもありませんでした。

6月に床部分に石と砂を入れて マシンでガチガチに固めてからは 雨ばかりで シートを被せていたにもかかわらず とうとう乾かずじまいでした。たまにお天気が良かった(雨が降らなかった)時は 乾草作りをしたので 家まで手が回りませんでした。

でも、今週(だけ)は 晴天が予想されていたので どうにかしてコンクリートを打ってしまおう という決意でした。

月曜日は 日中シートを外して 中を乾かしました。夜、念のためシートを被せたのですが 案の定、また雨が降りました。

火曜日は 多少乾いていなくても良いことにして、底にビニールシートを敷いて。その上に断熱材の板を置き始めました。断熱材は 必要な面積ちょうどしかなかったので、私が午前中いっぱい どういう敷き方をすれば ムダがないか研究しました。午後は 実際に敷くのを手伝ったのですが、夜10時までやっても 半分しかできませんでした。

火曜日はまた Sさんの奥さん、娘さん、甥っ子さんが この間私が試したトラクターを取りに来られた日です。トラクターといっしょに 子猫のもこちゃんもSさんちに行ってしまいました。猫好きの一家で Sさんの猫4匹をこちらに連れて来るのに 今、検疫検査中なのだそうです。もこちゃんがいなくなって ふわちゃんが淋しがらないかな と思ったら、あれからカネルが遊び相手をしています。

水曜日は 午前中に断熱材を敷き終えて、午後は その上に大きな網目の金網を置いて行きました。これであとはコンクリートを流すだけ と言う状態になったのは夜の10時頃でした。

さあ、昨日 木曜日です。朝8時半から友達のP-Yさんに来てもらいました。その後 ちょっと遅れてコンクリートミキサー車が到着しました。

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(手前は物置なので断熱材なし。)

ふつう、コンクリートを打つ と言うと かなり人手が必要になります。同じ村の羊飼い兼パン屋さんが 最近、うちとほとんど同じ量のコンクリートを 総勢6人で打ったそうです。では なぜ今日は2人半(私)で足りるのでしょうか。秘密はこれです。

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前に壁の基礎にコンクリートを打った時と同じく 自然に流れて行くコンクリートです。

これだと まるでケーキのたねを型に入れるように流れます。砂利も隅々まで行き渡るように少し引っぱりましたが 長ーい定規で平らにする必要はありません。P-Yさんも これを見たのは初めてで びっくりしていました。写真を撮るのを忘れてしまったのですが、だいたい必要な量が入ったら、パイプで表面を叩いて 全体に均等に行き渡るようにします。

Jによると この自然に流れて行くコンクリートは 日本で開発されたものだそうです。ふつうのコンクリートよりも若干高いし、プロの大工さんもあまり使いたがらないそうですが 全く驚異の製品です。日本ではこれがふつうなのかも知れませんが・・・

もちろん 仕上がりは申し分なし。今日、デラックスの去勢のため 獣医のM先生に来てもらったのですが 先生も『墓石みたいにつやつややなぁ。』と感心していました。本当は 一回目の7,5立方メートル(コンクリートミキサー車の最大容量)と2回目の5,5立方メートルのつなぎ目が少し持ち上がってしまったのですが ほんの少しのことだから 床材を貼る時にごまかします。

ということをやっていたので 今日は 三日間何もできなかったしわ寄せを解消しています。晴天の方は 夕方になってようやく遠慮がちに現れました。8月は 本当に雨ばかりで 記録的な豊作が予想されていた麦などの穀物は 未だに収穫が終わっていないところが まだかなりあります。なんかへ~んなお天気です。
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迷子になるよぉ(続き)

ぺつに続き物にするつもりはなかったのですが 昨日 こんなことになってしまいました。

朝、猫たちのお家(トレーラーハウス)のドアを開けてやった直後、カネルが私たちのお家(小屋)のすぐ横の土手で ミャーミャー(正しい日本語はニャーニャー?)鳴きだしました。

良く聞いてみると カネルのミャーミャー以外に もっとか弱いミャーミャーも聞こえます。場所は この間の晩 子猫たちがカネルを追いかけてよじ登ろうとしていたのと同じ土手です。今度は 遠くまで行ってしまったようです。

迷子になるといけないので 捕まえに行こうと 子猫の声を良く聞いてみると、カネルのいる土手の上ではなく もっと下から聞こえます。

えらいこっちゃ! と反対側の牧草地から土手に登って見ると やっぱり思った通りでした。もこちゃんが 土手から落っこちて 小屋の続きになっているカーポートの壁とのすきまにはまってしまったのです。

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そこは 子猫が登れるようなものではありません。もこちゃんがそこにいるのを知っているカネルでさえ 見ているだけで降りて行こうとはしません。

ところで 泣いているもこちゃんも かわいそうだけど、ふわちゃんの姿が見えません。いつもいっしょの2匹です。ふわちゃんもいっしょに落ちて それでどうしたの?!

心配になって すき間に向って何度も呼んだのですが、一向に姿を現しません。いつも、私の顔を見ると走って来るふわちゃん。あぁ、私のかわいいふわちゃん、瀕死の重傷を負って 動くことも、声を出すこともできないの? と思ったら・・・

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何のことはない、私の後ろから 私と同じ方向を見ていました。(ホッ!)ふわちゃんまで落ちてしまうといけないので さっと捕まえて 猫たちのお家に閉じ込めてしまいました。

さて、どうやって もこちゃんを救出するか。だれも下まで降りていけないので もこちゃんがひとりで登ってこれるようにしよう と何でも良かったのですが 折りたたみいすを持って来ました。

足場が確保できるところまで降りて 折りたたんだままのいすをすき間に下ろしました。カネルをいすの上に持っていって 名前を呼んだら、もこちゃんは すぐに理解してくれました。

ちいさなもこちゃんにしたら大変だったけれど、いすを伝って私たちがいるところまで登って来ました。手が届くところまで来たら すぐに抱いて ふわちゃんのいるお家まで連れて行きました。

いつもなら私の肩に登ったり、降りたがったりで じっとしていないのに その時はおとなしいものでした。それほど怖かったのだと思います。カネルも私たちといっしょにお家に戻り、昨日は みんな家の周りで遊んでいました。猫たちも あれでけっこう分別がありそうです。

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迷子になるよぉ

天気予報によると 今日は曇り時々晴れのはずだったのですが 午前中は雨が降りました。にもかかわらず お昼になっても訂正がなく いら立っていたら 4時頃になってやっと雲が切れて 青空が出てきました。

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牛たちはあいかわらず いつ見に行ってもこんな感じで、平穏な日々を送っています。

平穏とは言えないのが この子たち。

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自由に外に行けるようにしてやったら トレーラーハウスから出たり入ったり 一日中走り回っています。

今まで日中は ドアの上半分だけ開けて お母さんのカネルだけが出入りできるようにしてあったのですが とうとう子猫ちゃんたちも そこから脱出してしまいました。

飛び降りるのは危ないし、戻って来れなくなるので ドア全開にして、台を置きました。すると 上手に飛び跳ねて お家に帰って来ます。

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私がごはんを持って行くと飛んで来るふわちゃん(茶色)だけではなく もこちゃん(黒とグレー)も 少しキャットフードを食べるようになりました。この頃は 私も 頭なしのねずみやうさぎの下半身を見ても それほど動揺しなくなりました。(でも、やっぱり気持ち悪い。)

昨日の夜、うっかりしてトレーラーハウスのドアを閉めるのを忘れ、暗くなってから行ったら なんともぬけのから。夜は きつねだとか野生の動物がうろついているので 子猫には危険です。いつもなら 私が来るとどこからともなくやって来るカネルも見当たりません。

私が何回も大声でカネルを呼んだので、Jも心配して見に来ました。すると、私には聞こえなかったのですが、カネルが小屋の近くの土手の上から 返事をしていたそうです。いつものように走って来なかったのは 子猫たちがいっしょだったからです。

カネルは 暗くなってから土手のうさぎの巣を見に行ったらしいのですが、子猫たちもそこまでついて行ったようです。まだまだ小さい赤ちゃん猫たちなのに、うさぎには興味がありそうです。各自、子猫を一匹ずつ捕まえてトレーラーハウスに戻しましたが ちょっと冷や汗ものでした。なので 今日は 忘れずに早めにドアを閉めました。

雨時々きのこ

昨日に引き続き 今日もほとんど一日中雨でした。南風のせいか それほど寒くなく(最低気温14℃)、牧草地でも菜園でも きのこを見かけるようになりました。特に今年は早いわけではなく、8月も下旬になると もうきのこの季節です。

と言うことで 今日は 雨の合間に いつもきのこが生える場所をチェックに行きました。

ところが、ちょっと遅すぎました。

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もう だれかがお味見をしたアトがあります。直径10センチはある大物なのに 残念。でも、まわりをよく見ると・・・

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これも あまり新鮮ではなさそうです。

私たちが食べるきのこは この種類だけです。かさの裏がスポンジみたいなのは どれも食用なので 間違いありません。

これも ボラン農場のあらゆるところに生える 食用きのこです。

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見た目は毒きのこに似ていますが、大きいのは大丈夫です。このおいしい食べ方を教えてもらったのに 私たちはどうしても好きになれず、もったいないけど いつもほったらかしです。

結局 食べごろのが見つかりませんでしたが 今年はどうも きのこの当たり年のようです。

さて、今日は牛たちの移動がありました。本当は 昨日の夕方にするつもりだったのに 午後、Jがジョンさんちにいる去勢たちの様子を見に行って(やっと)戻って来た時には 大雨が降っていたので延期になっていました。

牛たちがそれまでいたところは もうほとんど草を食べ尽くしてしまったのですが、ふしぎなことに 牛たちは何にも言いませんでした。昨日の朝、11時過ぎに見に行った時も みんなせっせと草を食べていました。

ところが 午後になると牛の叫び声が聞こえ、どうしたのかと思ってあわてて見に行くと みんな出入り口の前に集まっていました。その時、なぜか こんなのを見たような気がして・・・

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とうとう来なかった夏の終り

8月も15日を過ぎると ボラン農場の夏は終り というのがふつうなのですが 今年はもう何日も前に 夏終了宣言がありました。あのう、終り って言われても 来なかったんですけど・・・

夏らしく暑くはならなかったけれど 今年は去年のように 雨ばかりでもなかったので、菜園はまずまずの収穫になりそうです。

去年ほとんど穫れなかったジャガイモも 今年は大きくなりました。私の好きなホクホクのビンチと Jが好きなシャーロットの2種類を植えたのですが、ビンチは 一人一個でお腹いっぱいになるほど大きなのができました。必要な時に掘り出して食べるのではなくて 保存用に収穫してしまいたいのですが なかなかカラッとしたお天気になってくれません。

タマネギも 今年はまあまあの大きさになりましたが いつまでたっても葉が青い(緑 と言うべき?)ままで 収穫しそこねています。

夏が終るころになって やっと昨日からサヤインゲンを食べ始めました。インゲンは 寒いと発芽しないので 暖かくなるのを待っていて 種を蒔くのが遅くなってしまいました。おかげで 2列しか蒔かなかったので 穫るのが楽です。(いつもなら 毎朝 大量のサヤインゲンにうんざり。)

ニンジンは 間引きでけっこう間に合っているし、ビートは 食べるのが追いつかないほど大きくなっているし できるのはいつも同じものばかりだけれど 野菜には不自由しません。

今週の月曜日に新しい放牧地に移動した牛たちは まだ草が充分あって おとなしくしています。牛たちも 少しずつ冬毛に生え替わっているのか 色が濃い赤になってきました。特に子牛たちがそうです。

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だこべえとユプサ。うしろはリュチック。

お馬さんたちも 前に牛たちがいたところに移動して 牛たちの食べ残しを片付けています。これだけの広さですから 草はまだ充分あります。

今日のお昼は 牛の(私たちは アルセーヌの という言い方をする)すね肉のポトフ風煮込みだったので りんりんには ブラシをかけさせてくれたごほうびに 大きな骨をあげました。それ以来りんりんは 自分の小屋にその骨を持ち込んで 立てこもったきりです。

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猫のカネルは 昨日、子猫たちより大きい小ウサギをかついで 家に戻って来ました。昨日は あまりお腹が空いていなかったようで ウサギは床に放り出してありましたが、今朝見たら 毛皮の一部しか残っていませんでした。それでも お昼には キャットフードとミルクを催促に来ました。

Jは と言うと 注射針治療のおかげで 肩と腕の痛みがなくなったので 家の工事を再開しました。今日は排水管の設置をしていますが 来週は床にコンクリートを流してしまいたいそうです。今日は Jの誕生日なのですが 歳のことを言うと気が滅入るから とバースデーケーキもプレゼントもなしです。

寒いよぉー

日本のお盆ではないけれど、こちらも8月15日の祭日(マリア様被昇天祭)の週で スーパー以外はみーんなお休み と言ってもいいほど バカンス一色の週です。

それにしても寒い! 今日は曇で気温が上がらず とうとう20℃になりませんでした。今朝は14℃ありましたが、おとといは 寒いなあ と思って温度計を見たら・・・10℃でした。今日は お昼過ぎからストープを点けています。

牛たちを もうそろそろ移動させようと 私が昨日から 牧柵周りの草刈りを始めて、今日のお昼にやっと終わりました。Jはまだ肩が痛くて、草刈り機の作業はできないからです。Jは 明日またお医者さんに行って、注射針をちくちく刺す治療を受けます。本人は 先生が言った病名を覚えていなくて 曖昧なことを言っていたのですが どうも いわゆる五十肩のようです。やっぱりね~。

五十肩なら 冷やしてはいけないけれど(だからストーブ)適当に肩も動かさないといけないので 午後、牛たちを移動する前に 牧柵の点検に行ってもらいました。牛たちは 雰囲気でこれから移動なのを察し、早よせ~い! と叫び続け うるさくてしょうがないので 柵を開けてやったら・・・

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(アーニカ)

予め 土手の向うから目をつけておいたのか クローバーのあるところ目がけて まっしぐらに走って行きました。

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商品テスト

ずっと前から まともにトラクターを運転できるようになりたい と思っていました。ずいぶん前に Jのトラクターを運転させられたことがあるのですが シートを一番前まで出しても クラッチペダルが遠くてかたくて ほんの少しで止めてしまいました。

でも、うちにはもう一台トラクターがあるのです。小屋のすぐ横に シートを掛けて大切に保管してある小さなトラクターで、お客さんに『これなに?おもちゃ?』と何度からかわれたことか。

もうかれこれ2年になりますが ご近所で家を建築中の家族に頼まれて、預かっているものです。その家族は Sさんとしておきますが 某石油大国にある会社を息子さんに任せて リタイヤ後はT村で過ごす計画でした。ところがその《なんとか御殿》と呼びたくなるお家の工事が トラブルばかりでなかなか進まず 未だに完成していないのです。だから トラクターも預かったままになっています。

この冬 そのトラクターを移動しようとしたら バッテリーが完全に空になっていて 一晩充電してやっと動かすことができました。私たちのものじゃないし、使っても良いよ と言われたわけでもないから 使ってはいけないと思いつつ、本当は乗ってみたくてしかたありませんでした。

でも、こういうものは 長い間使わないでいると良くありません。メーターが表示するたった9時間ちょっとでは ならし運転さえ満足にできていません。なので、とうとう昨日 トラクターの保全 と言う名目で動かしてみました。運転手はもちろん私です。ということで 日本製のブルーのマイクロトラクターをテストしてみました。今日はその結果のご報告です。(預かっているものなので 写真は撮ったけど公表しません。)

まず また一晩中バッテリーを充電しないと エンジンスタートできませんでした。バッテリーってそんなにあっさり空になるものでしょうか。

スタートしてしまえば エンジンは快調です。Jから取り扱い上の注意を良く聞いて、トラクターにくっついていた草刈り機で 南側の牧草地のお掃除に行きました。掃除はJがすでに行ったのですが、木の下になって大きなトラクターでは入れなかったところを このマイクロトラクターで仕上げよう というものです。

はじめは 草刈り機の調整が良くできていなかったので とら刈りになってしまいました。(これはトラクターとは関係ない。)Jに調整し直してもらって きれいに刈れるようになりましたが、草刈り機を上下するレバーがかたくて(ずっと使わなかったせい?)地面の起伏にうまく合わせることができず スジを付けてしまった部分があります。

作業をしていて いちばん困ったのは 後ろの回転軸(PTO?)のクラッチレバーの位置です。草刈り機のシャフトを回転させるためにクラッチを入れる時 左足でクラッチペダルを思いっきり踏んでいないといけません。右足はトラクターが坂を降りて行かないように ブレーキをしっかり踏んでいます。(これがまたすごくかたかった。)で、レバーは と言うと 左足側の床の位置に付いていて、足も短いけれど手も長くない私には それを下方に下げるだけでも一苦労でした。

両足を踏んばり(それぞれペダルは かなり高いところに付いていて、かかとが床に付かない)ほとんど 宙に浮いた状態で 腰を曲げて なかなか入らないクラッチを入れようとしている私をご想像ください。最後になるとかなり入りやすくなったけれど このレバーの位置は納得できません。

その他にも、ボランの農場はどこも多少傾斜があるので 坂を登りながら 前輪が浮いてしまったり、かにさん歩き(横滑り)になったり ちょっと怖いこともありました。それほどの傾斜でもないのに《かめさん第1速》でないと 登れないことも何回かありました。

ということで、結論は お金があったとしても《買わない》です。テストしたモデル(16馬力)は こちらのお店によく展示されているものですが うちのような斜面ではパワーが足りません。やっぱり最低30~40馬力はないと 使い物にならないようです。

小さくて使い良さそう と今まで2年間 このブルーのマイクロトラクターにあこがれていたのに、結局 それほどのことはありませんでした。まあ、がっかりはしたけれど トラクターの使い方が少しわかって ちょっとえらくなったような気がします。

また、関係ないけれど 昨日の夕方の風景です。

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怪談

夏と言えば 背筋がゾクゾクするような話が出てくる季節です。こちらは暑くないし、私はそういうの苦手で、完全に忘れていたのですが 昨日、ゾーッとするものを見てしまいました。

トレーラーハウス(物置)にお母さんのカネルと住んでいる子猫ちゃんたち。もう生まれて1ヵ月以上たったので そろそろごはんを食べてもいい年齢です。2匹とももうかなり大きいのに カネルが食べるドライキャットフードには興味を示しません。なので わざわざ ペーストになったのを2種類買ってきました。

ところが ペーストを見せても 子猫ちゃんたちは知らん顔。しょうがないので ペーストを私の指に取って口まで持って行ったけれど デカ猫ちゃん(ふわちゃん)は完全に拒否します。今度はチビ猫ちゃん(もこちゃん)を捕まえて、同じようにしたら、私の指をペロペロなめました。しめしめ と思ってなめさせていたら いきなり指を噛まれてしまいました。歯がしっかり生えています。

結局 子猫ちゃんたちは何も食べず ペーストはみんなお母さんが平らげてしまいました。歯があるのだから お腹が空いたら カネルのドライキャットフードを食べるだろう と無理強いはしないことにしました。

それで 昨日のことに戻ります。トレーラーハウスに 今度まとめて出す燃えるゴミを置きに行った時です。カネルはこの頃 子供たちを置き去りにして外出することが多くなって,その時も留守でした。

中に入って少し奥まで進むと・・・(思い出すだけでゾーッ・・・)床に頭の無い死体が!お腹だけ真っ白だったので 小鳥かな と思ったけれど、良く見たらしっぽがありました。ねずみ捕り名人(名猫)のカネルのしわざに違いありません。

でも、頭がない というのがいやに不気味でした。私がそれを見て動揺しているのを チビ猫のもこちゃんが ふしぎそうな目で見ていました。で、デカ猫のふわちゃんは? と良く見たら 死体からさほど離れていないすみっこで 私に背を向けて一心に何かを食べていました。(ギャー!)

何を食べているのか はっきり見たかったけれど、振り向いたのは 耳まで裂けた血だらけの口!キャー、化け猫! という目に会いたくなくて そのままトレーラーハウスから逃げ出しました。

その後しばらくして カネルのごはんを持って行ったら、子猫ちゃんたち、毛糸の入った箱に掛けたキルトの上で もうお腹いっぱい という顔をして寝そべっていました。

子猫たちが ミルク以外のものを食べているのがわかったので 今朝、猫のトイレを大きめのに替えました。すると Jが見ている間に もこちゃんさっそくが正しい使用の仕方(まず砂をかき分けて、おしっこをしたらまた砂をかける)をしたそうです。

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私たちがよけいなことをしなくても しっかり育っている子猫ちゃんたち。お母さんに似た、たくましいねずみ捕り名人 になりそうです。

つかの間の夏

今日は久しぶりに あー、夏だ と感じるお天気になりました。ひまわりも咲きそろったし、ミニトマトも赤くなってきたし、やっぱり夏はこうでないと。(でも、夕方になると また雲が出てきた。)

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ところで ひまわりって お日さまの方を向くものですよね。今まであまりお日さまが出なかったから どっちを向いたらいいのかわからないのかな と思っていたら、やっぱり今日もそっぽを向いています。(???)

南の放牧地にいたお馬さんたちは 昨日 菜園のすぐ横に移動しました。

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狭いとは言っても お馬さん2頭には充分な広さです。なのに、水を飲みに来たふりをして、一日中入り口のところで 私たちのすることを見ています。

牛たちは まだまだ草がいっぱいあるので、おとなしいものです。でも、クローバーが多いところなので 子牛の下痢が心配です。すもうとだこべえは 少しおしりが汚れています。Jが言うには もうミルクは必要ないのに飲み続けているからだそうです。あんなに大きな体して おっぱいはもうやめたらいいのに お母さんたちが甘やかすからどうしようもありません。

と言うことで Jが肩の靭帯を痛めてしばらく力仕事禁止な以外は 平和で特記事項もないボラン農場です。

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インターネット事情

6月の末に 私が加入していたインターネット屋さん、テレ○から《電話回線インターネット月ぎめ契約は 7月31日で廃止するので 今後は 接続料金+通話料金をその都度カウントする方法に替わります。》という連絡がありました。今さら 電話回線超低速インターネットなんか使っている人は よっぽどの変わり者か貧乏人だから 廃止したってべつにお客さんが減るわけでもない ということでしょうか。

今まで月々35時間の接続で10ユーロだったのが 新しい料金でシミュレーションしてみると ざっと3倍は高くなってしまいます。その時は あわてた というよりももう嫌気がさして もうどうにでもしてくれぇー みたいに開き直ってしまいました。

ボラン農場のインターネット物語は もう数年来の続き物です。村にADSLが来てからもう3~4年になるでしょうか。当初 うちにはADSLが引けない理由が はっきりしませんでした。そのうちに うちだけ引けないのがわかりました。その理由は・・・

うちの電話は お隣の電話回線に間借りしているだけの 仮の設備だからなのです。

ボラン農場北の道路の向こう側に 小さな集落があって うちの電話線はそこから来ています。でも、そこにはケーブルが一本。一本のケーブルには電話回線が7本。集落とその周辺にはすでに家が7軒あったので、私たちが引っ越して来た時は 8軒目でした。でどうしたかと言うと 隣の家に行く電話回線にモデムを付けて、その低周波か高周波のどちらか一方を使って 電話を引いてくだいました。だからその電話回線には ADSLを通す場所がないわけです。

今まで何度抗議したことでしょうか。電話をしても、手紙を書いても いつも答えはNOでした。ケーブル一本引くことを フ○○○テレコム社は テクノロジーの問題 と呼んで、何もしてくれません。今回も もう一度クレーム係に手紙を書いたのですが やっぱり回答は同じでした。

私は がっかりしたのと 忙しかったので 7月の末が迫っても何もしませんでした。残された手段は フ○○○テレコム社系列の○レンジの電話回線インターネットに契約をすることです。でも、あんな会社にお金を払いたくありません。今までのテレ○は 料金は高くなるけれど 使えなくなるわけではないので 必要最小限におさえて 後は図書館で無線LANを使えば良い とか私は思っていました。

でも、もうぎりぎりの29日になって、Jが言いました。インターネットが使いたい時に使えなくなって困るのは私たちで ○レンジ社は 私たちが契約しなくても経営困難になるわけではない。

ということで、私は一番近くのお店(30キロ)に走りました。○レンジはテレ○より高くて、月10ユーロでは25時間しか接続できません。こういうのは超過料金がうんと高くなるので 迷ったけれど 15ユーロで50時間の契約をしました。これだと 超過の恐れはありません。

お店の人の話では ○レンジから接続に必要な番号だとかパスワードが来るのに10日かかる ということでした。まあ、2週間位は見ておいたほうが良いかな と思い、昨日みなさんに『ボラン農場はしばらく夏休みにします。』とお知らせするつもりでした。

ところが

もう昨日、○レンジから通知が来てしまいました。たった一枚のレターに番号とかが書かれているだけで 果たして私に接続ができるのだろうか と夜も眠れないほど(そのわりにはよく寝てた?)心配だったのですが、今朝やってみたらちゃんと接続できました。まだそれだけで、メールのアドレスは前のままとか まだまだいろんな設定をしていませんが、このとおり使えてます。

なんや、これで夏休みなしか とか ちょっとがっかりしてたりしますが、とにかく ほっとしています。

ぜんぜん本文とは関係ない、ユプサの後ろでおとなしく順番を待っている“すもう”(本名カリプソ)です。

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