ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

離れられないふたり

先週の週末は セミナー関係の講演会だの展示会だの 外出ばかりしていたのに 今週はまたセミナーに来ています。今日は ずっと前からしたかった話をします。(ここは 光ファイバーなので インターネットは超快適!)

春になって牛たちの食堂も閉店したので いつもなら 一年生去勢君たちは 羊飼いのジョンさんちに行って 先輩去勢たち(ブルータスとカシュー)と生活しているはずです。

ところが今年はまだ行っていません。なぜなら・・・

090426 1

いつもこうやっていっしょの母子を離すのが 忍びないからなんです。

3月に1才になっただいごくんは もうお母さんと同じ位大きくなりました。ベルナデットは みよと並んで小柄ですが、どちらの子牛も 驚くほど大きく成長しました。

みよと子牛のデラックス(もうすぐ一才)は まだおっぱいを飲んでいるわりには べたべたしなくなりました。もちろん、この冬弟ができたカランバー,だごべえは もうとっくに自立しています。

それにひきかえ、だいごは あんなに大きな体をしながら まだおっぱいを飲みたがるし、お母さんから一歩も離れません。

今のところ ボラン農場には牧草が充分あるので どうしても4頭(カランバー、だごべえ、だいご、デラックス)に出て行ってもらわないと困るわけではありませんが、これからは ジョンさんちの牧草が伸び始めるので そろそろ行ってもらわないと・・・

でも、離したら どっちも泣くやろうなぁ。

090426 2
スポンサーサイト

ADSLがダメなら・・・

WiMAXがあるさ。それもダメなら衛星があるさ。と今日はちょっとやけくそ気味です。はい,高速インターネットの事です。

前にも書いたように T村にはもう何年も前からADSLが来ています。だから,ご近所では高速インターネット+通話無制限に加入している人もたくさんいます。ところが・・・

依然として うちにはADSLが引けないのです。

これは 私たちが引っ越して来て、電話を引いた時に 電話線が足りなくて,仮設置の電話しかもらえなかったことに由来します。要するに フ○○○・テレコムが横着をして ケーブルをどこかから引いて来ることをしないで ご近所の電話線の低周波か高周波かのどちらかに うちの電話をつないでしまったのです。

ADSLは 電話線一本は2つに分かれている という特性を利用したものです。でも,うちの電話はご近所の電話線に間借りしているわけで ADSLを通す場所などありません。

そのことで もう何年も前から フ○○○・テレコムに『どうにかしてくれ。』と要求して来ました。でも,その度に レターで《技術的な問題》があってダメ という回答をくれます。それでも しつこく頼み続けると いつか聞いてもらえるかも と 去年の9月、バスに乗ってフ○○○・テレコムのお店に行きました。

1回目は お店の人の態度が気に入らなくて さんざん文句を言って帰って来たのですが,2回目に行った時は 運良くそこの責任者に話を聞いてもらえました。

その方が レンヌにある技術部門に 現場での(コンピューター上ではなくて)調査を頼んで下さいました。うちに一本の電話線を引くといくらかかるか見積りをして それが規定の額を超えなければ工事ができる と私にしたら神様か仏様に出会ったようなものです。

その週の金曜日 さっそくレンヌからエンジニアさんが来て下さいました。まず エンジニアさんは お隣に行ってしまい(地図に間違いがあるからあたりまえ)、Jおじさんが迎えに行って そのまま近所の電話線を見て回ったので これはみんなJから聞いた話です。

お隣(地図によると《ボラン》となっている)まで行ったら それらしい車が止まっていました。
J『お電話いただいた方ですね。(車をしげしげと見て)フ○○○・テレコムの方やないの? ×××って書いてあるけど・・・』
エンジニアさん『そうでしょう。私もいったいどこの会社で働いてるのかわからなくなってます。』
J『??』と 始終こんな感じでした。

エンジニアさんは いくら仕事をしても 後から後から書類が回って来て 事務所でその書類の山がだんだん高くなるのを見ていると気が滅入るので 今日は気分転換に田舎に行こう と急きょ決めたとか。

ところが この近所の電話はめちゃくちゃで,フ○○○・テレコムにある情報と実際の姿が全く一致しなくて エンジニアさんは 気が狂いそうになるほどお怒りでした。これで通話料の請求間違いがないのは 奇跡だそうです。
 
そうして エンジニアさんは こうするとうちにADSLがつなげる という方法を見つけて下さいました。その次の週には あの責任者の方からも,調査によると規定以下の費用でADSLが引ける という連絡がありました。

ああ,うちにもとうとうADSLが来る! と私たちはどんなにうれしかったか ご想像いただけるでしょうか。

でも、それには『工事がいつになるかはわかりませんが・・・』という但し書きが付いていました。その後,6ヵ月経っても 何の音沙汰もありませんでした。もうこれだけ待ったのだから 文句を言ってもあたりまえだろう と私はまたフ○○○・テレコムのお店に行きました。(お店の電話番号は秘密になっていて 行かないと責任者に話ができない。)

あいにく あの神様・仏様の責任者は不在で その補佐の方が対応してくださったのですが また《技術的に不可能》と言い切るので 私は『営業さんにしては 態度が悪い。』と怒鳴りつけて帰ってきました。

そして,そして,やっと昨日 神様・仏様の責任者さんに会うことができました。いつ会っても,電話でも とても感じのいい方です。本当に営業の神様みたいな方です。

でも,神様にも限界がありました。あちこち問い合わせて 結局,あのエンジニアさんは 職場が変わって(気が狂いそうやったからなぁ・・・)、あの話はだれもフォローしなかった と言うことがわかりました。

責任者さんは《できない》というのが言いづらいのだと思います。今度は ブレストの技術部門に調査を依頼してもらったのですが 多分回答は《NO》です。たかが,インターネットのことだから 別に深刻なことではないのですが・・・

そう,最初に書いたように もうすぐWiMAXが来るようだし、それでもだめならパラボラアンテナの高速インターネットがあるし 気にしない,気にしない。


牛たちが移動したので ボラン農場案内図を更新しました。下の絵は 小ちゃくて知らないうちに柵をくぐり抜けてしまうエルネストです。

Carte 090423

穴だらけになるよぉ

今朝の霧も晴れて 青空のボラン農場です。晴れているわりには 春霞のせいで遠くがぼやーっと見えて まだ葉が出始めたばかりの木々で ちょっとピンクがかった茶色っぼい景色です。

iCarte 090420

先週のはじめ雨が降ったので,牧草地は一段と緑になりました。生えたばかりの牧草を 牛たちが急に食べ過ぎると下痢をするので 少しずつ慣らせていたつもりだったのに やっぱり おしりが真っ黒になるほどひどい下痢をしたのがいます。

アルモリカンは 適当に食べる と言うのを知りません。あればあるだけ食べてしまう貧乏性です。なので 放牧地に草架を置いて 乾草も食べられるようにしました。

すると 食べるためではなくて 首だとか体のあちこちを掻きに来るのが・・・

春先は 冬毛が落ちるのでむず痒いのでしょう。放牧地に木でも立っていると 思う存分掻きに来ます。そのために 木の周りに柵をして保護するのですが それでも 木からぶら下がった枝を見つけて 器用に掻いていたりします。岩も絶好の体掻き道具です。うちの放牧地は至る所に岩肌が出ていて これを全部立ち入り禁止にするのは無理です。(杭も打てないし。)

こうして ありとあらゆる手段を使って掻きまくって 牛たちは穴だらけになるのです。お天気が良くなって,気温が上がって,早く牛たちの夏毛が生えますように。 

18箱目はどこへ行った?

先週はセミナーに行っていたにもかかわらず 業者さんに預けたお肉の事で 刻々と入るJからのメールのおかげで 落ち着いて勉強していられませんでした。

まず火曜日,業者さんで枝肉を切り分けて梱包していた最中に 営業さんから 予想していたより歩留りが悪くて 17箱しかできない と連絡があったそうです。

39ヵ月だったアスプロは 肉牛の理想的な体型とはほど遠いとは言え 立派な体つきで 枝肉の重量も407,7キロあり、等級はR(日本だとC?)マイナス4 とアルモリカンとしては 申し分ない成績でした。この等級だと 枝重対精肉の歩留りは 55%が普通です。それをベースにして 私たちは最低18箱を予想していました。

なのに メルゲーズソーセージを作ってもらっても 製品(精肉)はたったの210キロ!!! Jは納得がいかなくて なんでこんなに歩留りが悪いのか と質問したらしいのですが 営業さんいわく 個々の格差 と言うだけで はっきりした理由はわかりませんでした。

それにしても 歩留り51%は ボラン農場始まって以来最悪の成績です。今までの最低は 乳牛×アルモリカンの去勢で それでも54%ありました。なのに,なのに あんなに立派なアスプロが51%?? いくらなんでも信じられず 間違いであって欲しい と祈りながら とにかく木曜日の配達を待つ事にしました。

そして,木曜日 Jからメールが来ました。『アスプロ、サイテー!』というタイトルでした。配達されたお肉は やっぱり 全部で17箱しかありませんでした。あまりのことに 私も落ち着いていられず 夕方家に戻ることにしました。業者さんの請求書には 各部位の重量をトータルしたラベルが付いているので それを確認したかったのです。

今回の数字を 去年のアルセーヌやアルフォンスと比較してみたのですが オイル・フォンデュ用、ロースステーキ,シチュー用が 極端に少なかったのがわかりました。でも それがわかったからと言って 業者さんに『お肉10キロ分どないしたん?』とは聞けません。そんなことを言うと 信頼していないよ という意味ですから。でも ちょうど(また)しっぽがなかったので それを口実に Jから営業さんに話をするつもりです。

さて,最終的に17箱しかない とすると 18箱予約を取ったので どうしても1箱足りません。もしかして キャンセルがあるかも知れないので 私たちの分もキープしていなかったのですが 期待していたキャンセルもなく ピンチです。土曜日には お客さんが取りに来るというのに。

そこで 閃いたのが《梱包し直し大作戦》です。明細を見ると 当初予定したいた通り 全部18箱分に切り分けてあります。どうも それを無理やり17箱に押し込んだようです(なんで?)。17箱とも全部やり直すことはできませんでしたが どうにか小さめの18箱目を作る事ができました。はじめから 10,5キロ入りを17箱ではなくて 9,9キロ×18箱にしてくれれば こんなにあわてることはなかったのに、もう・・・

梱包し直しをしていて 真空パックに穴があいていたのが見つかったので 私たちは不良品で試食会をしました。

090419 1

辞書によるとランプの一部だそうですが それにしてはすごいサシです。こうして見ると うわー、脂身がしつこそう と思ったのですが 食べて見るとお肉はしっとりしていて おいしかったです。うちのお肉は ドライエージングで15日(通常は7日)熟成してもらうので 脂身の味が悪くなるのが心配なのですが 大丈夫でした。やれやれ,歩留りが悪くて儲けが薄いアスプロくんも お味だけは優秀です。

お肉騒動やお客さんで忙しくしている間に 牛たちはもう南の牧草地に下りて行きました。これはまた次回の話題にしたいと思います。

はい,おしまい

と言っても このブログのことではないので ご心配なく(心配してない?)。牛たちの食堂は 昨日で閉店したからです。昨日の夕方遅くなってから 牛たちを(アーニカ・エルネスト親子も)新しい放牧地に入れました。

冬の間ずっと行っていなかったところなので もう草がかなり伸びています。青草に飢えている牛たちは あさましい姿で 新しい放牧地に飛び込んで行きました。おかげで デラックス以下 子牛全員(だふね、ディナモ、エコ、ユーロ,エミリー)が置き去りに・・・ 

幸い,アーニカだけは 自分の子といっしょにまだ前の牧区にいたので 子牛たちはアーニカ,エルネストについて道を渡り,お母さんたちのところに行けました。それにしても 情けない母親ばかりです。

もう一つ おしまいなのは お肉です。おかげさまで すでに完売で 予約を閉め切らせていただきました。ご注文をいただいたお客様,どうもありがとうございました。まだご予約いただいていない方,もう遅いです。

今日は月曜日なのですが 復活祭の月曜日でこちらは祭日です。だから 今週はセミナーのはずの私が まだ家にいるわけです。

復活祭なので 今日は村で 恒例の子供たちの卵狩り大会が行われました。村の有志がかなり前から計画していたもので 今年は ボラン農場もそのルートに入っています。行き先は お隣のM-Jさんちですが ハイキングらしく うちの林を通って土手を超えて行くことになりました。

090413 1

20人弱のかわいい子供たちが 林に入る前に お話を聞いているところです。ただ卵を探して歩くだけではなくて ちゃんとしたシナリオがあるそうです。

Carte 090413

今朝は 電話で起こされてしまいました。ボラン農場北の集落に住むFさんからで『お前とこの牛がうちに来とるで!』と・・・ うちの牛たちは 昨日の夜 新しい牧草地に移動したばかリなので 万が一、柵に不備があっても 出て行くとは思えません。ははぁ、と心当たりはあったのですが まあ、うちの牛がいなくなっていないか 見てくるわ と返事しました。

見に行くと 牛たちは 思った通り 無言で朝ごはんを食べているところでした。と言うことは 脱走したのはOさんところの牛です。Oさんもアルモリカン牛を飼っていて,今までにも脱走歴があり,その時も『あんたとこの牛がうちでうろうろしてるよぉ。』とうちに電話があったのです。

私は Fさんに電話して うちの牛ではないことを伝え,Oさんに連絡してもらいました。Fさんの話では 逃亡牛たちの方は もう帰り始めている という事でした。

ところが そのすぐ後 牛たちが急に騒ぎ出しました。それと同時に 放牧地すぐ横の道の方からも 牛の叫び声が! うちの牛たちにそっくりな声で ああっ と思って走って行くと 見た目もうちの牛たちにそっくりな 牝牛と去勢が4頭,私の方を見ていました。

逃亡牛たちは 北にあるOさんのところへ戻ったのではなく 南に降りて来てしまったのです。4頭の牛は しきりにうちの牛たちのいる放牧地に入りたがったので 私はあわててUターンさせました。そして、北の集落のところまで行くと Oさんがボーダーコリーといっしょに待ち構えていたので バトンタッチして来ました。

今日もなぜか 話題の多い一日でした。(とうとう勉強をするヒマがなかった。)

エルネストくんの冒険

今朝は 霜が降りたけれど 久しぶりにお天気が良かったので 牛舎にお泊まりのアーニカとエルネストを 外に出しました。生まれた日 いきなり跳ね回ったエルネストは このところ寝てばっかりで 具合でも悪いのか 少し心配していました。

ところが 外に押し出してやると 急に元気になったエルネスト。お母さんが 他の牛の所に行きたがるのが理解できず、何度も牛舎に戻ってしまいました。他の牛たちは 昨日の夜から 私たちの小屋のすぐ横の牧区です。私がおしりを押してやって やっとみんなの所に行きました。

生まれた日以来 初めて広い放牧地に出たエルネストは うれしいのか いきなり猛スピードで走り出しました。元気,元気。

そうして 空になった牛舎の掃除をしていると、《ボォー,ボォー》と牛の叫び声が聞こえました。あー,やったか と思って それほどあわてずに見に行くと 土手の前に人(牛)だかりが・・・

090411 1

エルネストくん,電気牧柵にさわって びっくりして上に逃げたのだと思います。私が まず写真を撮って(ちょうどカメラをポケットの入れていた)、電源を切りに行って戻って来た時には もう土手から降りて お母さんに叱られているところでした。

ちょっと目を離すと どこに行ってしまうかわからないエルネストですから アーニカは ゆっくり草を食べていられません。

090411 2

それに わんぱく坊主たち(そのうち一頭はエミリー)がちょっかい出しに来るし・・・

090411 4

お昼過ぎに 牛たちを呼びに行くと エルネストは はしゃぎすぎたのか 眠りこけていました。

090411 3

起こしたけれど,どうしても立ち上がらないし、アーニカも お腹が空いていないのか みんなと牛舎に行きたがらなかったので そのままにしておきました。

その後も また牧柵をくぐって道に出てしまったり お母さんはハラハラし通しです。Jはお馬さんたちと 昨日まで牛たちがいた牧草地で マグワ作業をしているのですが それが終わったら アーニカとエルネストを牛舎に入れて 今晩もまたお泊まりです。まだ 朝は寒いので。

スーパーばあちゃん

勉強せな と言いながら なんか他のことばかりしています。今日は 一日中ニコニコし通しのうれしいことがあったので また書きます。

昨日生まれたばかりなのに 夜、他の牛たちがいなくなった牛舎を跳ね回ったエルネストくん。うっかりママのアーニカに踏んづけられて 悲鳴を上げたけれど 無事でした。ところが ママの方は 後産がぶら下がったままで出て来ないので 獣医さんに診てもらうことにしました。(これはべつにうれしいことではありません。)

後産だけだったら 別にそれほど心配ないのですが あれだけ大きなお腹で たった33キロ(今朝量ってみました)の子牛一頭だけ というのが信じられず もしかして双子の片割れがお腹の中に残っていないか 確認したかったのです。

そして お昼頃来てくれたのは ベテランのM先生でした。ぶら下がっていた後産(もうほとんど出ていたらしいけれど アーニカが食べちゃって 気が付かなかった?)をきれいに出してもらいました。でも,それだけで 子牛は残っていませんでした。そう言えば 去年のだなえの時も お腹の大きさのわりには 小さい子でした。

その後、そろそろ と思っていた 3頭の子牛たちの去勢もしてもらいました。かわいそうに ヤットコのようなもので一個ずつはさまれて みんな目を白黒させていました。3頭のうち年長のディナモが3ヵ月半、一番小さいユーロが2ヵ月半です。なるべく早くした方が コロコロ丸くなるような気がするので いつも早めです。(これもべつにうれしいことではありません。)

さて,これは予め頼んでいなかったのですが 私はベルナデットはどうなっているのか知りたかったので その検査のお願いもしてしまいました。ベルナデットは 1月に発情したきり音沙汰なしなので もしかしたら と思っていたのです。

答えは・・・

そう,おめでたです。あのすもうが 10月にはパパに!

090409 3

今,人工授精センターで採取中の子が もうすでにお父さん というのはちょっとばつが悪いけれど 今までにもこういうことはあったので 許してもらいましょう。M先生、もうお昼過ぎだったのに いろいろ頼んで気の毒だったけれど お願いして良かった。

巻き毛で胴長のベルナデットは 私たちの欲しい牛はこれ というほど気に入っています。だから 去年 後産が出なくてトラブったけれど 回復してくれて こんなにうれしいことはありません。それに すもうの子 と思うとうれしくて,うれしくて・・・

でも,うれしいことは これだけではないんです。

じゃあ,去年の7月9日にだふねを産んで,7月の末に発情したっきりのマルキーズは・・・ という話になりました。なんとなく お腹が大きくなったようだし,このごろ しんどいのか寝そべってることが多いし・・・

M先生、子牛には触れなかったらしいけれど 見た感じ もうかなり大きくなっているそうです。この子も間違いなくすもうの子です。はっきりしたことは言えないけれど 多分 夏ごろお誕生です。

もうばあさんになって 一年一産は無理かな と思っていたマルキーズ。もうすぐ13才だけど まだまだ若いものに負けてはいません。それにしても 私たちの知らない間に 自分の孫であるすもうを誘惑したのでしょうか。マルキーズだったら やりそうなことです。

090409 1

ばあちゃん-孫 の関係で みなさんから むちゃくちゃや と叱られそうですが うちの牛たちで マルキーズだけの特性を出そうとすると この組み合わせしかないんです。言い訳みたいだけど。

今度こそ マルキーズに似た子が生まれますように。

双子か,巨大児か

今日は朝から雨になりました。よりによってこんな雨の日に産むの と8時半頃 放牧地にアーニカを見に行ったのですが 本人はごくふつうにしていました。ただ,私が帰ろうとしたら 後を付いて来て 牛舎に行きたそうでした。

11時頃に 発情したのはいないか もう一度牛たちを見に行きました。あー,やってる,やってる とよく見ると 一年生のカランバーとだいごが追いかけていたのは だなえでした。だなえはまだ早すぎるので 無視です。

お母さん牛たちは 放牧地の反対の方向に気を取られているようで 私もそっちの方向を見ると アーニカらしき牛が一頭ポツンと横になっていました。

ああーっ,お産が始まった! と思ってあわてて見に行くと アーニカはすぐに立ち上がり、べつに産みそうな兆候もありませんでした。今朝は Jが食肉処理業者さんまで アスプロくんのモツを取りに行っていて留守だったので まだ産まないほうが良かったのですが・・・

もう一度 念のために12時ちょっと前に見に行ったのですが,変わりはなく またアーニカは 私に付いて牛舎に行きたそうにしただけで すぐに産みそうな気配はありませんでした。

Jは12時頃に帰って来て,今日は牛たちにやる乾草ロールを ジョンさんちまで取りに行かないといけない と言うので 私たちは先にお昼ごはんをすませて,牛たちには少し待ってもらうことにしました。

トラクターで乾草ロールを運んで来て,牛舎の用意をして 牛たちを呼びに行ったのは もう3時前でした。いつもより遅くて すでに放牧地の出口に集合していた腹ぺこの牛たちは 私が柵を開けるなり 全員パドックになだれ込んで来ました。いつものように 少し遠くにいたマルキーズを呼びに行く必要などありません。

その時 アーニカはどうしたかな とふと見ると 頭でっかちでおでこに白い斑点のある太った牛とその横に?!

おっぱいを飲んでいる子牛が!

やれやれ,油断していたら・・・ 心配していたわりには あっけなくすんでしまいました。あんなに大きなお腹だったのに 子牛はたった一頭だけのようです。

子牛は お母さんに比べて小さく見えましたが,牛舎に入れるのに持ち上げたJによると 40キロ位ありそうです。さっさとおっぱいを見つけたし,お母さんについて牛舎まで来た 元気な子です。お姉さんのだなえと同じく 柔らかくて長い毛むくじゃらです。

090408 1

名前は エルネスト。お父さんは ウラニウム と言って 特別にお蔵から出してもらった 希少価値のあるもので どんな牛になるかとても楽しみです。

春の運動会

今週は おうちでお勉強する週なのに こんなことばっかりしててどうするの と思いつつ しばらくぶりに ボラン農場案内図の更新をしました。

Carte 090407

昨日でこりたのか Jおじさんが呼んでもいやいやをしていたお馬さんたちも 現場に連れて行くとしっかり働きます。

090407 1

後ろに付けた《マグワ》と私が呼んでいるものをご覧ください。

090407 3

ここはかなり傾斜があって、下りはそろりそろり と行くお馬さんたちですが 上りはムキになってがんばるので Jおじさんは付いて行くのが大変です。こうして 約一ヘクタールを行ったり来たりすると かなり運動になります。

昨日も今日も にわか雨があって中断したけれど 数時間ずつで完了しました。土地のお年寄りが『馬の農作業は ゆっくりだけどキツくない。』と言っていましたが、私は トラクターに比べてそれほど遅くないように感じます。

何よりも手がかかるのは 馬の世話です。作業を始める前、お馬さん2頭の蹄を削るのに 半日かかりました。普段の手入れを怠っていたせいもあるですが、飽きていやがるお馬さんの機嫌を取ったり,叱ったり,生き物は トラクターのようにはいきません。

でも,生き物同士だから一緒に作業していて楽しいんです。

PS:アーニカはまだ産んでくれません。

ボランくん新発売

セミナーは授業が隔週で 今週は自宅で復習・自習です。復習のため 金曜日にテキストをもらって帰ったのですが それだけでも290ページあって いったいどうやってまとめたら良いのか 途方に暮れています。

さて,今朝 いつものように牛たちを見に行ったら おかしな動きをする2頭がすぐに目に入りました。マルキーズとユプサです。見ていると マルキーズがユプサの後ろから乗っかって,ユプサはその間じっとしているので 答えは簡単です。さっそく 人工授精センターに通報しました。

これからは 母牛たちのタネ付けの時期になりますが,これほどすんなり発情が発見できると本当に楽です。それに 午前中に通報すると 授精師さんは午後に来てくれて 牛たちを牛舎に入れるのがいつも通りで 都合が良いのです。

先月すでに 一年パスのみよ(2回:やれやれ)とバランチーヌの人工授精をしました。12月,1月にお産をしたお母さんたち(ユーチカ,バランチーヌ、ユプサ)は 来年は少し遅めにしてもらいたいので 今まではのんびりかまえていたけれど もう4月になったので 少し真面目にやらないといけません。

今日はユプサなので 迷わず《ボランくん》をご指名しました。ユプサは ボランくんとは直接血縁関係はありません。なので ぜひボランくんを使おうと 前から注文してありました。

そして この通り,

090406 2

ボランくんのボラン農場でのおデビューです。(うまく付けば・・・)

あれから ボランくんがどんなに立派になったか 見たかったのですが 結局,写真はありませんでした。カッコいい写真は ホルスタインだとか 稼ぎの良い種雄牛だけだそうです。

まだ6ヵ月半で レンヌのエコミュージアムに行く直前のボランくん。

090406 1

2月にすもうを乗せて行ったトラックの運転手さんが ボランくんをエコミュージアムに返した時に乗せたそうですが すもうと同じく とってもおとなしかった と言っていました。ハンサムで性格の良いボランくんですから 自信を持ってお薦めできます。どうぞ ボランをごひいきに。

ただいま!

金曜日の夕方,予定より少し遅めに(授業が伸びたため)ボラン農場に戻りました。Jは 用事で出掛けていて 着替えた服があっちこっちに散乱していた以外は 掃除もしてあったし,お皿もちゃんと洗ってあって(フォークが6つも!=6食分?)えらい,えらい。

もう今にも産みそうだったアーニカは まだ産んでいません。

090405 3

予定日は明日なので 遅れているわけではありませんが あまりにも大きなお腹なので 子牛が大きくなり過ぎないうちに産んでもらいたいものです。お腹の大きさから見て 双子ではないか と思うのですが,もしもそうでなかったら 巨大児なので その方が心配です。

留守をしていた間に まだつぼみだった白い花が咲きました。

090405 1

これが《トゲトゲの花》です。これが咲くともうまちがいなく春です。

この一週間で 家の方もここまで進みました。

090405 2

もうモルタルが凍る心配はないので 工事を再開したのですが 今度は 窓の位置を決めるのに 何日もかかりました。こうして 窓が開いて 少しずつ家らしくなってきました。

牛たちは 昨日から北側真ん中の牧区に移動しました。草が少し伸びたので 牛舎に入れるのは大変かと思ったら あっと言う間に全員自分の席について 私の方がびっくりしました。

私が留守をしても みんなしっかりやっていたようで ひと安心です。

すごいところ

今週は あのかわいいアスプロくんが トラックに乗せられて行ってしまったり、アーニカが そろそろ産みそうだとか いろいろあったのに それをみんなJに任せて 私は 月曜日からこんなところに来ています。

090403 1

ここは ロカルヌ・インスティチュート と言って 国際戦略を研究している 何やらすごいところらしいのです。ロカルヌ というのは地名なのですが ボラン農場からほんの15キロほどの 田舎にあります。

ここで起業セミナーの説明会がある と職業安定所電話案内があったのが先週で、それに半分好奇心で参加して もう月曜日からスタートと あっと言う間に決まりました

周りはこんな感じで お勉強には申し分のない環境です。

第一目は 夜の11時過ぎまで授業があったり、今日も地元の企業経営者さんと夕食会があったり 超集中講座です。

セミナーの参加者が ブルターニュ4県のあちこちから来ている ということもあって 講座期間中は 全員ここのホテルにお泊まりです。

090403 2

でも、ごはんはおいしいし、ホテルもきれいで快適だし、言うことなしです。授業の内容も まだ 始まったばかりですが 私は今まで何をしてたの と思うほど レベルの高いものです。

明日は 金曜日で久々に家に帰ります。私がいなかった間 Jひとりでいったいどうなってるか・・・

FC2Ad