ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

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これはなんだ!

カランバーのお肉が業者さんから配達された時、わけのわからないものが、段ボール箱に入っていました。10キロの詰め合わせになった販売用の箱ではなく、モツや余ったメルゲーズ・ソーセージといっしょに。

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ほとんど1キロの大物で、ラベルには、手書きで《退化》と・・・。ええっ、カランバーって奇形があったの? と驚いて眺めてみたのですが、脂肪が混ざったお肉にしか見えません。

業者さんに電話しても、受付のお姉さんではわからないだろうし、わざわざ社長さん呼び出すほどのことではないし、とJおじさんがインターネットで調べてました。

名称は、退化とか退廃とか変質とか食べたら病気になりそうな印象を与えますが、実際は、脂肪過多という不具合だとか。規格外のものですから、販売してはいけない というきまりがあるそうです。

でも、食べてはいけない というきまりがあるわけではないので、パックから出して、試食してみました。残りは冷凍しておくので、使いやすいように半分に。(お肉の筋とは直角に と思ってこんな切り方。)

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あちこち薄切りにしてみたのですが、スジだとか硬い所は全くありませんでした。これを塩焼きにして、ちょっと脂っこいかな と思ったけれど、おじさんは『おいしい。』と言って食べました。

今回のカランバーも、前回のカシュー同様、歩留りは最低でした。格付けは、カランバーの方が若干良く、枝肉/製品のパーセンテージも少しはマシでしたが、アルモリカンがイヤになるほどのひどい成績です。(枝:358キロ、製品:187キロ、歩留り:52.5%)

その上に、脂肪過多だからって1キロ売り物にならないようでは たまったものではありません。アルモリカンは脂肪太りだからって、そこまでいじめられるの と気に障ったので、知り合いである日本短角牛のお肉屋さんに問い合わせました。

(即時回答をくださった)お肉屋さんによると、日本でもこんなになった部分は切り取られるそうです。ただ、ここまで大きいことはないようですが・・・。とにかく、これは《サシ》ではなくて、異常なんだそうです。ふ~ん、勉強になりました。お肉屋さんのSさん、ありがとうございました。

さて、販売用のお肉ですが、アルモリカンのお肉に慣れた私でも、思わず『ううっ?!』と、椅子から落ちそうになったほどおいしいお肉です。仔牛肉の食感に、牛肉の風味とでも言いましょうか。こうして《ボラン農場》を見に来てくださるお客さん一人一人にお味見させてあげたい と思う自信作です。

カランバー、ありがとう。
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どちらを取るか

もう何度もお話ししたように、今年は春先から雨不足で草が伸びず、牛たちの冬の食料になる乾草が、去年の半分以下しか獲れませんでした。そして、草がなかったのはうちだけではないので、足りない分買う というわけにもいきません。

で、どうするか と言うと、食い口を減らすために、去勢はできるだけお肉にして、雌牛を一頭売ることに。

雌牛一頭 と言っても、マルキーズはもちろん売れないし、ユーチカももうかなりの年だし、バランチーヌは今度こそメスを産んでもらいたいし、アーニカはお肉にしたらおいしそうだし、ベルナデットはあらゆる面で最優秀の牛だし、みよもきれいなだけではなく良い子牛を産むし・・・ と一番若い2頭(だなえ、エミリー)に視線が向けられました。

だなえは、恐がりで足クセが悪く、もともと評判の良くない子だったのですが、フェストナットを産んだ時、母子でしばらく牛舎に泊まって以来、私たちに慣れたようで、最近は、放牧地に行くと私の目の前まで来て、私が怖くなることもありました。(これがみよだったら頭をかいてあげるところ。)それに、《デブ》だったのが、お産をして授乳するようになったら、適度にやせて良い感じになりました。

エミリーは、イッジーばあちゃんのひ孫だけあっておとなしく、もう小さいころからロープ誘導で歩くことができました。顔もこんなにかわいいし・・・

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(去年の夏、お母さんのコラがまだいた時。)

う~ん、どちらにするべきか と何度も見比べて見たものです。

こちらがだなえ 2008年2月25日生。
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こちらがエミリー 2009年3月6日生。
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みなさんだったらどちらを選ぶでしょうか。

年齢が一才違うので、このまま比べても意味がないかも知れませんが、私は胴長で太ももにお肉のついただなえを選びます。エミリーはどう見ても足長の乳牛タイプです。もともと乳牛タイプでも、太るとユーチカのように肉牛体型になるのもいます。でも、イッジーばあちゃんやユプサの家系は、足ばかり長い、四角い感じの去勢(=歩留りが良くない)が多かったような気がします。

ということで、あえて性格の良い、イッジーばあちゃん最後の末裔であるエミリーを売ることにしました。アルモリカンを飼いたくて探している という方はけっこういるので、冬までにきっと行き先が決まることでしょう。

そう決めてから、こんなことがありました。まだ、だふねとフェストナットがエミリーとボラン農場にいた時のことです。

Jおじさんが牛のお祭りに行って留守をした日、私でも水がやれるように、ホースが届く小屋すぐ横の放牧地にお馬さんたちを入れて、その隣の牧区に移動した牛たちも、お馬さんたちの牧区に水を飲みに来れるように通路を作りました。

牛たちや、特にお馬さんたちにとって、電気牧柵は恐ろしいものなので、杭を打って、ナイロンのひもを張っただけで用が足ります。いえ、いつもなら足りていました。ところが、そのひもが杭から外れて地面に落ちていたので、フェストナットがお馬さんたちの方に行こうとして引っ掛けたのかな と思い、元に戻しておきました。

それからしばらくして、牛たちが水を飲みに来ました。飲み終わって、そのへんの草を食べてるな と思ったら、エミリーがひも(ニセ電牧)の前まで進み、鼻先でそっと触りました。《あっ、ヤバい!》と思う間もなく、電気が通っていないことを確認したエミリーは、ひもを無視してお馬さん側に突進しました。ひもを思いっきり引っ張り、それがじゃまになるとまたいで・・・!

いっしょにいただなえは、そんなことにはおかまいなしで、フェストナットを従え、ゆっくり元いた牧区に戻り始めました。それを見たエミリーはUターンして、またひもを思いっきり引っぱり、柵を壊してだなえの後を追いました。

それ以来、私はエミリーを売るという決定は正しかった という気持ちになりました。ちなみに、ばかにされた私は、ひもの代わりにワイヤーを張って電気を通しておきました。(それからは壊されなかった。)

みんなお家に帰りたい?

インターネットが回復しないまま、《続き》がこんなに遅くなってしまいました。

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ベルナデットがジョンさんちから帰って来た先週の土曜日のことです。

カランバーが出発した時は、みんな遠くから私たちの方を見るだけで、だれも出荷柵まで来てくれず(頼みの綱マルキーズは、みんなよりもっと遠くにいた)かなり手こずったので、今回は、まずJおじさんが、牛たちがいる所から出荷柵前の牧区にストレートに進ませる通路を作りに行きました。

思っていたより早く戻って来たJおじさん。『(出荷柵横まで)水飲みに来た4頭の中にベルナデットがおったから、エリオット(ベルナデットの息子)といっしょに柵に閉じ込めて来た。』と!?

計画では、まずだなえとフェストナットをトレーラーに乗せて行って、それを見に来た牛たちの中からベルナデットを選別して、トレーラーに乗せて帰る、というシナリオでした。でも、柵の中にはすでにベルナデットがいるので、急きょ計画を変更して、まずベルナデットをお迎えに行きました。

他の牛たちが見ているし、息子のエリオットを残してちゃんと乗ってくれるか、心配していたら、ベルナデットは、後ろも振り返らずあっさりトレーラーに乗り込みました。

ボラン農場に着き、ベルナデットを牛舎につないだら、今度は、だなえとフェストナットとエミリー(おつき合い)の番です。だなえもエミリーも牛舎は慣れてるので、すぐに来てくれましたが、お母さんとお友達があっという間に見えなくなって、フェストナットは迷子に。

小さい子牛にしたら、柵はあってないようなもの。お馬さんたちのところに行ってしまい、興奮したお馬さんたちに追いかけられて、とんでもない所に。フェストナットを追って(私だけ - オスカルさえ来てくれなかった)ボラン農場を駆け回ること約1時間。フェストナットは疲れ果てて、泣きながら牛舎横の放牧地まで戻って来ました。

そこから牛舎まで来させようと、Jおじさんは、エミリーを連れてパドックまで出て来ました。こういう時って、迷子のお母さんを連れて来るもんやけど・・・ まあ、そこは大の仲良しのエミリーだから、ちゃんとついて来てくれました。(やれやれ。)

トレーラーに乗る時になると、もう置き去りはごめんとばかり、フェストナットはだなえにすがり付いて並んで乗ってくれました。(ほっ。)それにしても、みんなかんたんにトレーラーに乗るようになったものです。

ジョンさんちにだなえとフェストナットを降ろすと、他の牛たち、特に去勢たちは、興味津々で見に来ます。みんなに追い回されて大丈夫かな と思って見ていると、広~い放牧地を一周した後、私たちたちの方を目がけて戻って来ます。喉が渇いたんで、お水でも飲みに来たのかな と思ったら、だなえはフェストナットを従えて水桶の前を通り過ぎ、開いていた出荷柵の中に《ボー、ボー》言いながら入って行きました。

後を追いかけて来た去勢たちを中心とする他の牛たちも、同時に出荷柵になだれ込み《ボー!ボー!》。いったい何事か と思って良く見ると、牛たちは柵の向うに停めてあったトレーラーに向かって叫んでいます。

トレーラーにはもう何度も乗ったから、これに乗るとお家(ボラン農場)に帰れるのを知っているのでしょう。だなえには『また、今度ね。』って言えるけど、去勢たちはねぇ・・・(ちょっとかわいそう。)

こちら、ボラン農場。

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9月のアルバム

8月31日の朝でした。『xxxxネットですけど、ちょっとコンピューターの操作をお願いします。』という電話が。契約しているWImax屋さん(プロバイダー)なので、私は素直に従いました。なんか、接続のしかたを変えて、遠隔でメンテナンスができるようになるとか。

『では、インターネットを開けてみてください。』と言われたので、サファリをクリック。でも、いつもならすぐに表示される《ボラン農場の牛たち》が出て来ないので、『あの、接続できないんですけど。』と言ったら、『それ、どこのサイトですか? それよりも、Google を開けてみてください。』

私:『はい、開きました。』
xxxxネット:『じゃあ、接続できてますね。』
私:『でも、私のブログが開かないんですけど。』
xxxxネット:『それはそちら(FC2)のサーバーに問題があるんでしょう。』

と今もなお、家からは《ボラン農場の牛たち》が開けられません。

そのうち、メールが来ているのに受け取れないことが判明し、何度xxxxネットに電話したでしょうか。答えはいつも『今、WImaxアンテナ管理会社に問い合わせています。』で、もう3週間になります。

あんまりのことで、先週はとうとう県のWImax担当者の方に相談して、この問題は電波ではなく、ルーターの設定が原因だから、そちらでなんとかしろ とxxxxネットにメールしていただいたのですか、全く動いてくれません。

メールが受け取れないと、私もJおじさんも仕事にならないので、ほとんど毎日どこかWifiのあるところに行って、チェックしていますが、ブログを更新をする余裕はありませんでした。

とは言っても、9月もどんどん過ぎて行くので、今日は写真でボラン農場の近況をお伝えします。

ボラン農場居残り組:
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なぜか大の仲良しのエミリー(お隣のお姉さん?)とフェストナット。フェストナットのお母さん(だなえ)は、ミルクスタンドのような存在。

カランバー出発(9月7日):
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最後の最後までカランバーにするかだこべえにするか迷った末、年も体も大きいカランバーに決定。(枝肉:356キロ)

お付き合いで出荷柵まで来た他の牛たち。
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ジョンさんのお野菜がおいしそう。

ユプサと久々のご対面(9月11日):
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お嫁に行った先で大きな牛のお祭りがあったので、アルモリカンを代表して参加したユプサ。この春生まれた女の子は、ボランくんの子で、ええーっ、アルモリカンの子牛って、こんなに肉付き良いの?! とみんなびっくり。

空は秋空:
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9月も中旬となると、日暮が早くなりました(8時頃)。

そして、

選手交代 - ボラン農場居残り組(9月18日):
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お産間近で、本当はみんなとジョンさんちに行かせたくなかったベルナデットが、ボラン農場に戻りました。息子のエリオットが乗り物は初めてだったので、いっしょに乗せたけれど、なるべく早くお迎えに行こう と思っていたのが、昨日やっと実現しました。

お産以来まだ発情しないだなえは、フェストナットとジョンさんちに。フェストナットは、仲良しのエミリーが来なかったので、だなえにしっかりくっついています。

(続く)

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