ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

夜明けの林

一週間ほど前、道の向こう側に連れて行ったお馬さんたちは、もう数日前にこちら側に戻って来ました。食べる物もなくなったし、早くお家に帰りたい と一日中放牧地の入り口で、Jおじさんが迎えに来てくれるのを待っていたからです。

今日のボラン農場。

Carte 101029

今週はまだ夏時間をやっているので、夜が明けるのは9時ちょっと前。オスカルを連れて牛たちの様子を見に行く頃、やっとお日さまが昇って来ます。

谷間の林を取り囲む斜面の上の道を歩くと、目を覚ましたばかりの鳥やら、野生の動物らしき声が聞こえます。

騒々しいガチョウの鳴き声が林の方向から聞こえるけれど、あれはもっと遠くのお家。キングコングみたいなヘンな声は、F君ちの搾乳所にいるボラン君。といろんな声に耳を傾けていたら、《ボェー!》と一声!

今のは確かに林から。いったいどんな動物? と好奇心はあったけど、オスカルは全く無関心。と言うことは別に怪しいものではない。でも、万が一恐ろしい動物に遭遇するのもイヤだから、林を朝の散歩道から外しました。
スポンサーサイト

母は強し

毎朝、明るくなり始めたら(いつも9時頃)オスカルといっしょに、北の放牧地にいる牛たちの様子を見に行きます。

101024 1

見に来たのは私たちなのに、フリゼットはいつも私たちを見に来ます。

101024 3
フリゼット:『おともだちかな?』
オスカル:『ヘンなのが来る!助けて!』

101024 4
フリゼット:『おともだちちゃうの?』
オスカル:『きゃ~!』
ベルナデット(遠くにいる):『あっ、我が子が!!』

と、私たちに向かって突進して来ました。私が逃げようとして立ち上がると、《伏せぇ》をしていたオスカルも立ち上がって・・・、フリゼットに飛びかかろうとしました。フリゼットは恐怖で『べぇぇぇー!』と大声を上げるわ、私はあわててオスカルを呼ぶわ、の大騒ぎに。

オスカルを叱りつけて、私たちは早々に退散となりました。オスカルは、牛を見るとやたら追いかけたがって、油断できません。それにしても、ベルナデットは、すごい迫力でした。

食欲の秋

10月も下旬になると、冬支度で大忙しのボラン農場です。
今朝はとうとう霜が降りました。

101021 1

明け方(と言っても9時頃)の気温はほとんど0℃。生まれたばかりのフリゼットが心配になりますが、本人は至って元気です。これも巻き毛のおかげ?

久々に、ボラン農場案内図です。

Carte 101021

大した仕事もなく、たいくつなお馬さんたち。牧草地のローテーションも牛二頭(フリゼット以外)対馬二頭では、お馬さんたちのお掃除がうんと速く終わってしまって、すぐに失業状態です。

草を求めてどこにでも行ってしまうし、前を通るたびに、『おいしいもん食べさせてぇ。』とうるさいので、昨日とうとう、道の向うに連れて行きました。(島流し?)でも、食欲おう盛なお馬さんたちのことだから、そんなに長くは持たない と思います。(次、どこに連れて行こう?)

ボラン農場復活

8月31日の朝、インターネットがおかしくなってから事態は全く変わっていません。県の担当者の方にプッシュしていただいたのに、何にもしてくれないとは、xxxxネットってすごい。

9月末だったか、私があまりにもしつこいので、初めて接続した時お世話になったxxxxネットのおじさん、いえ、技術者の方から電話がありました。『電波が弱い と言うことですが、アンテナが動かなかったか確認してみてください。』と。

あんなにしっかり付けたんやから、風ぐらいで動くはずはない と言うJおじさんに頼んで、確認してもらいましたが、アンテナには問題ありませんでした。それを、Jおじさんからxxxxネットの技術者の方に説明してもらい、そこでやっと初めて、私たちの問題を理解してもらえました。一ヵ月間電話をかけ続けたのに、もう・・・。

『それやったら、やっぱりルーターの設定が悪いんですわ。』と技術者の方。明日の朝すぐ担当者に設定し直させて、また連絡します と言うことでした。信頼できる方 と思っていたので、あぁ、これでインターネットが復旧する と喜んだら、大間違いでした。いくら待っても音沙汰なし。しょうがないので、またこちらから電話したら、『本人に伝えて、電話させます。』とそれっきり。

もうどうしようもない状態になり、とうとうこんな物を買いました。(左側、USBに差し込んであるもの。)

101017 1

《3Gキー》という名前で、携帯電話の電波を使って接続します。でも、まるで昔の超低速インターネットほど遅いです。ここの小屋よりも、新築中の家からの方がいくらか速いですが、それでもWimaxにも負けてます。唯一の長所は、電話回線がふさがらないだけ。プリペイドにしたから接続料は高いし。

まあ、それでも家から《ボラン農場の牛たち》が見られるので、かなりの進歩です。

決定的瞬間

先日生まれた巻き毛の女の子の名前は、お母さんの《ベルナデット》と相性の良い名前にしよう と出生登録のギリギリまで考えて、結局《フリゼット》にしました。(フランス語がわかる方、笑わないでください。)なんのことはない、日本語にすると《巻き毛ちゃん》です。

その巻き毛ちゃん、

良く寝て、
101012 1

よく食べ、
101012 2

すくすく育っています。ところが、今朝・・・

おへそは大丈夫かな とお腹を見ると、ええっ? 三角に見える?! それって、男の子じゃないの と疑惑が。

生まれてすぐの時、後脚を持ち上げて見たら、しっかりしたおっぱいが付いていたので、私は『メスだ。』と思いました。でも、Jおじさんは、それだけでは確実ではないので、もう一度良く見てみる と・・・。子牛の登録は、もうとっくに(メスで)したし、Jおじさんに『ちゃんと確認したよね。』と聞くと、

『あっ、忘れてた! 後ろから見た感じはメスやったけど、体重量る時によう見よ思て、忘れた!』と恐ろしいことを言い出したのです。

どう見てもメスとしか思えないけど、確認しなくては ともう一度見に行きました。

すると・・・

101013 1

写真では見えないかもしれませんが、おしっこしていました。ちゃんと後ろから。(ホッ!)

ちょうどその時、ふと視線を遠くに向けると、道の向こう側のF君ちの牛が見えました

101013 2

あっ、ボラン君(ホルスタイン2頭の間にいる)!

ああっ、

101013 3

うわーっ、

101013 4

ちゃんとお務めしている証拠写真がたくさん撮れました。

巻き毛の女の子

雨が3~4日続いた後、お天気も良くなったし、新月も過ぎたし、そろそろ生まれるかな と思ったら・・・

091010 1

お母さんのベルナデットそっくりの巻き毛ちゃん。体重は36キロ。メスにしては大きい方です。

ベルナデットも私が子牛を触っても知らん顔しているし、子牛も子牛で、元気なんだけどおっとりしています。あぁ、そうだ! お父さんはあの《ものぐさボランくん》。なるほど。

去年生まれたお兄ちゃん、エリオットは、すもうの子。お父さんは違っても、どちらも巻き毛。アルモリカンとは違う って言われるけど良いんです。ベルナデットは、私の目から見ると最高の牛だから。

091010 2

念願のベルナデット二世のお誕生。うれしいなぁ。

気の長い話

ところで、家はどうなってるの? と思ってられる方もいらっしゃることでしょう。知り合いからもよく『もう住んでるんでしょ。』とか聞かれます。いえいえ、まだこんな状態です。

101006 1

あれから、採光を良くするために窓の内側の壁を削ったところで止まっていました。なぜかと言うと、これを待っていたのです。

101006 2
(犬のオスカルは関係なし。)

日本語で《窓台》でしたっけ。せっかく(歴史的建造物のような)自然素材を使った家なので、Jおじさんの希望で、煉瓦でできた高いのを奮発しました。

こういうのは普通コンクリート製 と決まっていて、自分で作るか、もう少しきれいな色の出来合いのものを買うか、どちらかです。それをうちのおじさんは、そんな粗末な物では家の格が落ちる とこういうのを探して来たのです。壁に使った煉瓦ブロックと同じグループのメーカー製だけあって、壁の厚さに対して寸法はぴったりです。

それを決めたのが7月末で、今週やっとお店に届きました。納期がこんなに長かったのは、なにもこのメーカーだけではありません。こちらの建設業界は、8月に一斉に夏期休暇を取るからです。

お店から9月の初めに注文してもらって、それから作り始めて、できたものをその会社の流通センターに持って行って、お店からトレーラートラック1台分の注文がまとまったら取りに行って と結局一ヵ月かかってしまいました。

今日は、Jおじさん、とりあえず一個だけ付けてしまいました。

101006 3

明日、お店の人が、窓とドアの寸法を採りに来てくれるからです。建具屋さん(と言っても工場)は、寸法通り作ってくれるので、《窓台をのせた最終的な寸法》が必要なのです。

窓と玄関のドアも、もう7月には決まっていたのに、これから注文して、作ってもらって、納期は最低6週間。うちに届くのは11月です。だから、いくらJおじさんが急いでも、冬が来るまでに建具を入れるのがやっと。

全てがこんな具合で、家に住めるようになるのは、まだまだ先のことです。

FC2Ad