ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

毋をたずねて・・・

何千里も歩いたわけではないけれど、真夜中にひとりで、柵をいくつもくぐって、牛舎までお母さんを探しに来たのは・・・

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ジゼルです。

昨日の夜、寝る前にオスカルを小屋に入れようと外に出たら、子牛の泣く声がすぐ近くで聞こえました。

お母さんがいなくなって、昨日の午後はもちろん泣き通しだったファンタとジゼルですが、お母さんを探して放牧地を脱走したら、必ず牛舎に来るから と言っていたのが、現実になりました。

オスカルを家に入れて、もう一度耳をすますと、鳴き声は牛舎裏の扉の方からします。あわてて扉を開けてやると、そこに立っていたのはジゼルでした。

『おいで。』と言うと、トコトコ牛舎に入り、お母さんがいないか探し始めました。お母さんはいなかったけれど、お母さんの匂いがするのか、少し落ち着いたようでした。昨日の午後は、ろくにごはん(草)も食べなかったので、おなかが空いていたのでしょう。乾草を食べて、お水を飲んで、おとなしくしていました。

もしかして、ファンタもいっしょに脱走しなかったか、ジゼルが通って来たと思われる経路(昼間に通ったのを覚えていた?)を見て回っていたら、みんなのいる放牧地の方からファンタの泣き声が聞こえたので、そちらは心配なし。

せっかく来たのに、ジゼルをみんなのところに追い返すのはかわいそうだから、今晩は牛舎にお泊まり ということになりました。

ジゼルは、それから何度も目を覚まして泣き叫び、すぐ横の小屋にいた私たちもそのたびに起こされたけれど、かわいそうなのは子供たちの方なので、文句など言えません。

朝になって、菜園の野菜を穫って来ると、ジゼルはみんなおいしそうに食べました。さすがアーニカの子で、餌箱に落ちたものだったら何でも好き嫌いなく食べます。

せっかくの機会だからと、チェーンにつなぐ練習もして、ブラシをかけてやった後、みんなのところに戻しました。

そこでは、

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ファンタがあいかわらず泣き叫んでいました。

ジゼルも負けずに、

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やっぱりお母さんのいないフェスト・ナットがなぐさめに来たけれど、泣き止みません。

長い子で一週間泣くから、まだまだです。
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続・わたしのママが誘拐されました

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今回は、ファンタです。えっ、ファンタ って・・・。そう、あのすばらしいアルモリカン、バランチーヌの娘です。

アーニカのことは、もう前から『売る。』と言っていたので、驚く方はいらっしゃらないと思いますが、バランチーヌまで行ってしまいました。

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こんな立派な馬用のトレーラーに乗って、今日のお昼ごろ出発しました。行き先は、ここから20キロもないところです。そちらに行けば、牧草もふんだんにあって、この冬の食べ物にも困らないはずです。

アーニカは、Jおじさんのファンクラブ会長だったけれど、どう見ても私たち好みの牛ではないので、手放しても後悔することはありません。

でも、バランチーヌは、今はもう見られなくなった、ほっそりしたアルモリカンで、当初から人工授精のストローを一本もムダにせず、7歳の今までに子牛を5頭産んだ優秀な牛です。それに、Jおじさんの秘かなファンで、私には信じられないけれど、Jおじさんが放牧地に行くと、頭や首をなでてもらいに来たそうです。

ほんなら、なんで売ったん? 

う~ん、この冬は乾草が足らなくて、もう一頭毋牛を減らすことにしたのですが、みよかバランチーヌかで、かなり迷いました。

みよは、アルモリカン牛の父A氏いわく、『ごくありきたりの牛』です。性格はおとなしくて、扱いやすいのですが、今まで繁殖障害の傾向がありました。それも、《すもう》を使うようになってからは、人工授精の成功率が100%になりましたが・・・。

反対に、毋牛の鏡のようなバランチーヌには、足癖が悪い という欠点があります。Jおじさんは、ファンだからむやみに足を出したりしませんが、牛舎でよその赤ちゃんがよちよち歩いて来たりしたら、てきめんに回し蹴りが出ます。そんな悪いクセは一代だけにして欲しいのに、去年はその息子のふじおが何度もJおじさんを狙って足を出したので、ふじおは危険物とされ、牛舎の雰囲気が悪くなってしまいました。

だから、やっぱり性格を優先して、もう7歳になるバランチーヌは、繁殖用に売るにはこれが最後のチャンス と、今回手放すことを決めたわけです。

かわいげはないけれど、どことなく心惹かれるバランチーヌが好きだったJおじさんは、淋しそうだけど、(母親に似ず)かわいいファンタがいるから大丈夫 と言っています。

アーニカとバランチーヌが出発した時、ファンタも泣いたし、私たちも悲しかったけれど、ジゼル(アーニカの娘)は知らん顔。ファンタはまだおっぱいを飲んでたけど、10ヵ月になるんだから、もうそんなものいりません。でも、ジゼルはまだ8ヵ月足らず。こんなのに限ってあとで大泣きされるので、今日明日は、時々様子を見に行くようにするつもりです。

嗚呼、薪ストーブ・・・

お天気が良くなって、朝はめっきり寒くなりました。そろそろ、ストーブが再登場する季節で、新しい家の薪ストーブも、9月中に設置 という段取りでした。

薪ストーブと言うと、メーカーの数が信じられない位あって、各社が燃焼技術を競い、それに凝ったデザインを施し、星の数ほどの種類があります。

私は、昔ながらのクッキングストーブが欲しかったけれど、Jおじさんは、炎が見えるストープの前にロッキングチェア とかいうのが夢だそうで、リビングに置いても見苦しくない というのが条件となりました。このごろは、ふつうの(リビングに置ける)ストーブにオーブンが付いたのがあるので、Jおじさんも、いつでもパンやお菓子が焼ける利点に同意して、そのタイプに絞りました。

そのタイプだけに限定しても、まだかなり数があります。でも、よく調べてみると、中には、オーブンで何が焼く2日前に、薪をくべて熱しておかないといけないもの(一番高いメーカーので、どうせ私たちには手が届かない)、オーブンと言っても低温だから、焼きリンゴ位しかできない と販売店がはっきり言っているもの(一番安い、今小屋で使っているのと同じメーカー)など、いろいろです。

そして、私たちの予算内で、大きなオーブンの温度が180℃以上上がる という条件に合ったストーブが見つかり、そのメーカーも、その販売店も、ご近所で使っていて、信頼できることを確認しました。

でも、でも、機能は満足しても、これが玄関のドアを開けたらすぐに見えて、リビングの中心になる にしてはちょっと貧弱、という意見が出て来ました。

そこで私が、前から気になっていた、スカンジナビアのストーブを売っているお店に行ったのです。

そのデンマーク製のストーブは、以前問い合わせた時、夜寝る前に薪をくべないで、火を自然に消して、朝になったらまた火を点ける使い方を推奨 というのでボツになったものでした。何しろ、ストーブは、夜寝る前、薪を入るだけ詰め込んで、朝は、残った火をおこすだけ という使い方をするものだと思っているので、上記のストーブのように薪がたくさん入るのが良いのです。

でも、でも、それは、大気汚染のためには良くない。そのデンマーク製のストーブだと、薪を燃やすだけではなくて、その時に発生するガスも燃やすので、薪の消費は少なく、大気汚染も最低限 という話を聞いて、フムフム、21世紀にもなって、昔ながらストーブではつまらないかも という気になって来ました。

それに、それに、お店に展示してあった超シンプルな(オーブン付き)モデルは、ちょっと高いけど、きっとJおじさん好み。それで、次にJおじさんに見に行かせて、その後も何回かお店に足を運んで、注文したのが6月のことでした。

そこのお店は、ストーブ専門店ではなくて、県庁所在地であるサンブリユーの大きな通りにある、食器だとか台所用品を売っている大きなお店です。今時、店員さんがゴロゴロいて、お客さんはみんなかまってもらえて、在庫も、二階が倉庫になっているので、たっぷり という、奇跡のようなお店です。

そんな老舗だから と安心しきっていた私たち。

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煙突に続いて、ストーブを置く台も完成したので、いつ配達してくれるか電話してみたら・・・、なにっ、まだ注文してない!! なんと、うちは新築だから、工事は通常遅れるものだから、私たちから《準備OK》のサインが出るのを待っていた と・・・。

ほんと、ウソばっかり! 6月に注文した時、数十パーセントを前払いしたその時、『じゃあ、すぐに工場に注文します。』って言ったでしょ。納期は2ヵ月だけど、うちは9月に欲しい って言ったら、『うちの倉庫に保管しておきますから。』って言ったでしょ!

ああ、ここはフランスだった。

でも、10月にはお肉のお客さんが来るのに、おい、どうしてくれる と脅して、やっと10月14日に配達・設置の予約が取れました。お客様(お友達)が来るのが15日。今度はウソではないことを祈るばかりです。

でもこれ、デンマーク製だったから早めに来るメドが立ったけど、もしこれが、最初に決めていた(フランスよりもひどい)イタリアのメーカーだったらどうなっていたでしょうか。

性格の悪い家系

金曜日まで二三日お天気が良かったのに、昨日からまた降ったり止んだりのにわか雨。気象台によると、今日は全国的に雨で、気温も10月並の寒さだそうです。

牛たちは、今回は時々ブツブツ言っていた程度で、うるさくてしょうがない ということはなかったけれど、飲み水がカラになったタイミングで、金曜日に《大畑下》に移動しました。

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ふぶきと全く同じことをしたのは、かなちゃんです。もう、4年も前のことだけど、同じような絵を描いたことを覚えています。

かなも、そのすぐ下の妹、だふねも、あまりにも怖がりで、私たちを信用してくれなくて、これでは付き合っていけない とお肉になりました。二頭とも、マルキーズ×アジルで、良く考えて見ると、同じお父さんだった長女のオラも性格が良くなかったし、アジルはもう止めてしまいました。

だから、ふぶきのお父さんは、エドゥ。なのに、顔はかなやだふねにそっくりです。マルキーズはエドゥのひいばあちゃんだから、マルキーズに似た美少女が生まれることを期待していたのに、なぜかまた母親には似ても似つかない例の顔です。

まあ顔は似ていても、ふぶきは私がミルクで育てたのだから、人間を信頼している と思っていたので、ちょっと意外でした。

マルキーズは、今までにメスを8頭、オスを4頭産んで、その中で、顔が似ている(目がぱっちりしている)のは、ユーチカとエドワードだけです。じゃあ、あまり強くない遺伝子? と言いたくなるのですが、性格を見ると、人なつっこいのはみよちゃんだけ。それも、みよの父親は、性格が良い子ができるロランだから。こうして考えてみると、マルキーズの気難しい所が、子供たちにしっかり受け継がれているのです。

ふぶきが、みんなと新しい放牧地に行かなかったので、Jおじさんは、後を追いかけず、柵を開けたままにして戻って来ました。『おまえの牛、アタマに来る。』と言って・・・。

こういう言い方になると、ふぶきの将来に暗雲を感じます。

きのこにょきにょき

このごろ雨が多くて、湿度ほとんど100%。気温も朝から15℃で・・・ という話をしようと思っていたのに、ぐすぐすしているうちに、今日も昨日も、9月によくある晴れ晴れしたお天気になってしまいました。

まあ、こんなこと、だまっていればだれにもわからないことで、まるで今日のことのように話を続けます。

適度な湿度と温度で、あちこちにキノコがニョキニョキ出て来たので、いつも食べるおなじみのキノコ生息地に、毎日見に行っていました。

そのキノコとは、これ。

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大きくなるのを待っていたら、何か動物にかじられて、食べる気がしなくなりました。

その他には、見るからに毒がありそうなこれとか、

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食べられないわけじゃないらしいけれど、食べて見ようとも思わないこれとか、

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なんかおまんじゅうみたいで、おいしそうだけど、正体がわからないこれとか、

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ボラン農場には、キノコ博物館ができるほど、いろんなのが生えています。

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これは、茎に環が付いているから毒キノコ と言ってしまいそうですが、実は、みんな大好きでよく食べる大キノコです。ボラン農場は、この種類の名所で、昔から地元の人達がよく採りに来ていたそうです。

もうずっと前の話だけど、Jおじさんが高所で作業をしていたある日、ボラン農場横の道路に車が一台止まったので、何かと思って遠くから見ていたら、車の中から数人出て来て、それぞれ木箱を持って、電気牧柵をまたいで、放牧地に入って来ました。

お目当ては、牧草地に生えていたこのキノコ。確かに、箱でもないと全部持って行けないほどたくさんありました。でも、いくら何でも、用意が良すぎます。Jおじさんは、とっさに、『オレのキノコに触るな!』と上から叫びました。

まさか、見られているとは思っていなかった人(泥棒)たちは、あわてて逃げて行きましたが、そんなにしてまでみんなが欲しがるキノコです。

ところが、私たちは、人から勧められていろんな食べ方をしてみたけれど、どうも好きになれず、放ったらかしにしています。(だから、泥棒に目を付けられた。)

だから、だれかに『採っても良い?』と聞かれたら、喜んで差し上げています。それでも、後から後から、ニョキニョキ生えてくるこのキノコ。今日も、家の近くの斜面に白いものが と思ってみて見ると、

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これでした。

もういらない、やめて、と言っても生えて来る、ボラン農場名物の大キノコです。

お問い合わせ

ボラン農場のお肉販売用のサイトから、こんなお問い合わせがありました。

ブルターニュの叔父さんが、今度アルモリカンの牝牛を買うらしいので、そのお祝いに鈴を贈りたいのですが、アルモリカン牛の平均的な首周りのサイズを教えてください。

と言うことでした。なんでもスイスからいらっしゃるそうで、そう、スイスで売ってる、きれいに刺繍した首輪に《ガラーン、ガラーン》と音がするベルが付いた、あのおみやげ物のことのようです。

それを見て、苦笑したJおじさん。と言うのも、数年前に、体験農場(小学生が泊まりがけで来る)をしているお隣からその《ガラーン、ガラーン》が聞こえて来ました。音の大きさや鳴るタイミングから、音源は牛のようでした。

その鈴を牛に付けた人も、体験農場に来る子供たちも、のどかな音がしてスイスみたい と思ったのでしょう。

でも、Jおじさんは、その音が耳障り と言い、数日後にはどうしても耐えられなくなって、とうとうお隣に苦情を言いに行きました。それも、丁重にお願いするのではなく、あの音がうるさいからすぐに外してくれ とはっきり言ったらしいです。

幸い、お隣の方は、気を悪くすることなく、すぐに外してくださったのですが、Jおじさん、もう少しマシな言い方なかったの と思います。

ということがあったので、牛に鈴を贈るつもりでいる方に、どんな返事をすれば良いか悩んでいます。

でも、とにかく質問にお答えするために、昨日、雨の合間に牛たちがいる放牧地まで、首周りのサイズを測りに行きました。

モデルになったのは、Jおじさんファンクラブ会長のアーニカ。(私には冷たい。)

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草を食べていたけれど、Jおじさんが口笛を吹くとすぐに来たそうです。そして、頭をかいてやって、首もなでなでしてやって、ひもで首のサイズを測ると、110センチ。

でも、アルモリカン牝牛の平均値だから、こんな牛もいることを考慮しないといけません。(モデル:バランチーヌ)

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とすると、100センチ位 と答えるのが妥当でしょうか。返事を書くのはJおじさんだから、本人の判断に任せますが、本当におもしろい質問をいただいたものです。

理想の家作り

Jおじさんは、もう何日も、いえもう何週間も、家の下水工事に取り組んでいます。現場で傾斜を確認したり、カタログを見たり、インターネットで調べたり、お店に行って値段をメモしたり、単に工事に必要なモノを揃えるだけで、信じられないほどの時間を費やしています。

家の裏側(納屋側)にあたる勝手口の前は、基礎工事の時の大きな穴が開いたままで、そこに雨どいから落ちた水が貯まって不便なので、早く雨水を回収できるようにしたいのです。家からの排水もこの裏側から出てるので、下水の配管もしてしまって、早くここを埋めよう、と言うことです。だから、浄化槽の設置はまだまだ先のことです。

その配管のやり方が悪くて、後で問題になってはいけないので、じっくり考えてから行動に移す必要はわかるけれど、Jおじさんの入念さ(遅さ)には感心してしまいます。

配管の複雑さと言うと、前ステップの薪ストーブの煙突は、私まで付き合わされて、ああでもない、こうでもない とやっぱり注文するまでに数週間かかってしまいました。

ストープの煙突は、火災防止のための規格があって、木などの可燃物から少なくとも8センチ離さないといけない、屋根のてっぺんより40センチ高くないといけないとか、決まりがあります。

うちのストープの予定位置からして、真っすぐ煙突を出すのは不可能で、15°か30 °の継ぎ手が必要でした。パイプは両端ともはめ込み式でサイズが決まっていて、どの長さのパイプの上と下に何度の継ぎ手を入れると、天井下も、屋根の上も規格通りの寸法の煙突になるか という問題は、まるでパズルのようなものでした。

図面を書いてみても、分度器がないから角度はだいたいだし、カタログの寸法を見ても、各パイプに継ぎ手を付けると実際の長さはどうなるのか、はっきりしないことだらけでした。

それで、私が描いた図を持って、このあたりでは一番大きいDIYのお店に行きました。そういうところに行けば、コンピューターでシミュレーションしてくれるやろ と思ったのに、販売店用の表で手計算なのを知ってがっかり。(結局、必要なモノの品番がわかったので、そのお店よりも300ユーロも安かった、近くの(窓やドアで)おなじみのお店で買った。)

そして、実際に煙突を立ててみて思ったのですが、こんなこと、自分の家だから、ちゃんと予定の位置に来るように工夫したけれど、プロに頼んでたら、ごくふつうに上から始めて、ストーブの位置が何センチもずれてしまって、『いや、奥さん、これはどうしてもここにしか付けられないんですよ。』とか言ってごまかされたことでしょう。

プロに工事をしてもらうと、屋根屋さんの時のように、あっと言う間に完成します。でもお金もいるし、それに自分で考えないと、ブルーの煙突のような標準外の発想は、出て来なかったと思います。

時間はかかっても、ああ、いったいいつになったら と絶望することがたびたびあっても、希望通りの家に住むには、自分たちで作るしかない というのが、私たちの意見(負け惜しみ)です。

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本文とは全く関係ない、マルキーズと、マルキーズのお気に入りの娘、ユーチカ。このごろマルキーズに顔が似てきました。

(もう)九月

南の放牧地では、もう何日も前から抗議集会が開かれていて、とうとう、昨日の朝、牛たちの移動となりました。

行き先は、すぐ横の《大畑》下側ではなくて、もしも8月下旬にお天気が良くなったら乾草にしよう と取っておいた上側です。お天気は不安定で、気温も上がらないので、乾草にするのは不可能。そこは、草がもう古くなってきているので、そちらに先に行かせました。(Jおじさんは、朝は忙しいので、私とオスカルだけで。)

そこなら、かなり草が伸びているので、牛たちも大喜びだろう と思っていたら、みんなどんどん遠くまで歩いて行って、向うの端でやっと草を食べ始めました。(草がおいしくないしるし。)けっこう量があるので、しばらく大丈夫だろう と期待してたのに・・・。

今朝の牛たち:

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いつ行っても、みんな一丸となっています。

それはもしかしたら と昨日気が付いたのは・・・

放牧地の真ん中あたりまで行くと、草ごと土がひっくり返された所が、あっちこっちにあります。これじゃあ、牛たちがイヤな顔をしたのもわかります。こんなことをするのは、イノシシです。私が、乾草に毒草が混ざらないように、と黄色い花を抜いて回った時は、何の異常もなかったから、ごく最近のことです。

イノシシに牧草地を荒らされて、牛たちもちょっと不安なんでしょうか。

それにしても、イノシシは、今ならデントコーンの畑に隠れている時期なのに。狩猟の解禁もまだ数週間先です。

ボラン農場には、うさぎがうようよいて、きつねもいて、時々、鹿も走ってるし、イノシシがいてもおかしくはありません。でも、大切な牧草を荒らされて大迷惑です。

そして、牛たちのもう一つの天敵・・・

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怖いものなしのオスカルも、バランチーヌだけは苦手です。

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