ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

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マルキーズ 21歳

170521
(写真は去年の10月)

冬の間、乾草があまり食べられなくて、痩せてしまったマルキーズ。でも、春になり、新鮮な草をもりもり食べ、元気で21歳の誕生日を迎えることができました。短命だと言われているアルモリカンのマルキーズが、こんなに長生きしてくれるとは、予想もしていませんでした。

Jおじさんが正式に就農した1996年に生まれたマルキーズは、ボラン農場の歴史そのもの。
当初、マルキーズと同じ牧場出身の牝牛が3頭いたけれど、結局残したのはマルキーズ直系の子ばかり。
何がどう良いのか説明できないけれど、私たちの選択に間違いはありませんでした。

もちろん、もう子牛は産めないけれど、だからと言って役割がなくなったわけではありません。

りりーが突然産気づいた時、急いで牛舎に入れようとしたら、そこにマルキーズがいて、牛舎まで(怖がり)りりーを先導してくれました。(子牛が生まれた話はまたの機会に。)

先日、らなちゃんだけ大急ぎで牛舎に入れた時も、らなちゃんの大好きなマルキーズご同伴で、すんなりコトが運びました。(なぜ、らなちゃんだけなのかは、またの機会に)

マルキーズは、私が何をさせたいのか、言っても、言わなくても、全部わかってくれます。そして、面倒がらずにやってくれます。

今、牛たちがいる《大畑》から牛舎まで上って来るまで何百メートルあるでしょうか。斜面だからのぼりはかなりキツいです。でも、用事があるたびに文句も言わず来てくれるマルキーズ。せっかく来ても、餌は乾草だけで、あんまり食べれないのに。

だからいつも、マルキーズがいなくなったらどうしよう、と思います。

マルキーズが最後に産んだ、ふぷき、げんき、いちまの三姉妹も大きく育ち、立派な母牛になったけれど、歳と共にマルキーズのように賢くなってくれるのかな。

今、アルモリカン牛のスタンダードを決めようとしているらしいけれど、前に三日月型に曲がった角(マルキーズのは上を向いた古代角)や、おでこに白の斑点(マルキーズにはなし)が無くても、肉牛の体型(マルキーズは完全に乳牛タイプ)をしていなくても、良い牛は良い、じゃダメなの? アルモリカンって、この辺りでは《雑種》という名前で呼ばれてたのに。

これからはボラン農場の牛は、マルキーズ種、という名前で呼びましょうか。でも、なぜか未だにマルキーズそっくりの子は生まれません。

マルキーズは、特別な遺伝子を持った唯一の牛?
と言うと、国宝級かも。
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