FC2ブログ

ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

おっとりオージーくん

あと数日でお産予定日のリラ。土曜日の午後、みんなとは離れたところにいました。最初見た時は、息子のノノくんと。夕方見た時は、ポツンとひとりだけ。それ以外はお産の兆候もなし。

暗くなる前にもう一度、と見に行ったのが9時20分前。リラはさっきと同じ場所で、今度は立ってました。

おしりに水の入った風船をぶら下げて。

ええっ、産むのぉ、と思って見ていると、ささっと寝そべって、いきみ開始。即、子牛の前足が・・・。(前足でよかったよ。)

もうすぐ暗くなるのに、Jおじさんはジョンさんち牧場にトラクターで行ったきり。

そのうちノノくんがママに何が起こったのか見に来ると、若い子たちも物珍しそうに寄って来て、ついに他のママたち全員が押し寄せて来るありさま。もう私一人でリラを守るのは無理。Jおじさんに『リラうむ。すぐかえれ。』のメッセージを送り、母子を牛舎に入れる準備をしに戻りました。

牛たちがいるのは北の端の放牧地で、牛舎からは遠いです。暗くなるので、隣の放牧地経由ではなく谷の上の道から行こうと、誘導のためあちこち紐を張り巡らせて、準備OK。10分〜15分ほどでリラのもとに戻りました。

リラはひとりポツンと立ってました。

見物に来ていた好奇心のかたまり牛たちは、もう遠くへ。それに、生まれたはずの子牛の姿も見えません。

そのうち(かなり待たされたけど)Jおじさんが戻ったので、リラを牛舎裏まで連れて来ました。

さあ、もう産むだろう、と思ってしばらく見ていたら、リラは草を食べるばかりで、産む気配は全くなし。

Jおじさんが、ごはんにしよう、と言うので(牛のお産よりごはんの方が大事か?)、そっとしておくことにしました。お産が始まったのが8時としても、12時までは子牛に危険はないので。

遅い夕飯を食べ終わって(Jおじさんはまだデザートを食べてた)、牛舎裏を見に行くと・・・、

ふわっふわっの子牛が落ちていて、リラが懸命に舐めていました。子牛は寝そべったままだけど、頭を上げるので、大丈夫そう。ちょうど良いポジションだったので、ちょこっと脚を取って・・・、男の子でした。

Jおじさんもデザートを食べ終わり、子牛も落ち着いたところで、母子を牛舎へ。

この子牛、ほんとに『男の子やなぁ。』です。お腹の下を見る必要なんかなし。

お腹が空いたけど、おっぱいはどこに落ちてるんかな、とウロウロする子。男の子です。

女の子は、おっぱいはどこについているかすでに知っていて、迷うことはありません。

そのうち、だいたいの位置を検知した子牛くん。それでも、どうしてもうまく飲めず、私が手を貸してやって、やっとわかったような・・・。幸い、自分の子以外におっぱいを触られても抵抗しないママで良かった。(鈍感なのか?)

生まれた次の日、日曜日は一日中雨で、ずっと牛舎でママの顔が届くところでうずくまってました。男の子です。

女の子は、牛舎をあちこち歩き回って、おもしろいものに遭遇すると飛び跳ねます。

それでも、初めてお外に出た時はうれしそうに駆け出したし、牛舎裏の囲いから出てしまって迷子になるほど元気です。

迷子になって泣きべそかいてたのを、ママのところに連れて行こうとしても、なかなか歩いてくれない子牛ちゃん。よそ見ばっかりしてるから。おしりを押して歩かせながら、ニコくんもこうだったなぁ、って思い出したりして。

仲良し母子 :

Lilas + Osy 1

Lilas + Osy 2

子牛の名前はオジリス。愛称オージーくんです。
スポンサーサイト

美少女ヌリアちゃん

早朝の霧も晴れ、青空に洗濯物が輝くボラン農場、だったのが、午後からはどんより曇り空。

こちらは、昨日の夜からテンション上がりっぱなしの子たち。

Nico + Nuria 180819

左はニコ(デム)くん、右はヌリアちゃん。数日違いで生まれてから、ずっと仲良しです。

昨日の夕方からニコくんがヌリアちゃんのお尻に貼りついて、アルモリカン牛繁栄に貢献・・・は気持ちばっかり。(ニコくん、残念ね。)

昨日は、そう、リリーが発情し、授精師さんに来てもらったところです。発情はよく集団で起こるので、リリー以外にも発情した牛はいないか、注意して見ていたつもりなのに・・・。発見した時間はもう完全にアウト。月曜日に来てもらっても、もう遅すぎます。

だいたい、ヌリアちゃんは発情間隔がめちゃめちゃ。この数日前にもニコくんに乗っかられ、べつにイヤそうでもなかったので、授精師さんを呼ぶところでした。

牛舎を片付けて、わらを敷いて、乾草を餌箱に入れて、準備が整ったところで電話するつもりでした。ちょうど祝日前日で、その日の夕方に来てもらえる日でした。でも、授精師さんを呼ぶ前に、本当に間違いないかもう一度確認に。

ヌリアちゃんとニコくんは、離れ離れでおとなしく草を食べてました。それから45分観察してたけれど、完全に別行動。もちろん、ヌリアちゃんに関心を示す牛もなし。結局、発情したわけではなさそうで、すぐに電話しなくてよかった。

で、今回、ヌリアちゃんはそわそわして落ち着きがなく、時々叫び声も上げるし、間違いありません。

日曜日で種付けはできなかったけれど、次回に期待したいと思います。

タイトルにあるように、ヌリアちゃんは私好みの美少女です。お姉ちゃんのルーシーに続いて、私の理想に近い牛第二弾。その上、どちらも良い性格。ママのげんきも良い牛だと思うけれど、この2頭にはもう『こんな牛が欲しかった!』と大満足です。

でも、見た目が美しい牛に限って、繁殖障害が起こるんですよね。〇〇のようにデブでブスの牛や、いちまやリリーのようにあまり性格の良くない牛は、問題なく良い子牛をどんどん産んでくれるのに。

まあ、たとえヌリアちゃんが繁殖できなかったとしても、アルモリカンでこんな良い牛ができただけでうれしいです。

おじいさんはパーティーへ、おばあさんは・・・

このところパッとしないお天気が続いたけれど、今日は晴れ間も出て、もしかしたら半袖でも大丈夫そうなボラン農場です。

タイトルにあるように、Jおじさんはご近所の還暦祝いに行ってます。

昨日まで、忙しいから参加しない、とか言ってたのが、偶然道ですれ違った友達に誘われて(来ないと連れに行く、とか脅されて)急に予定変更。おかげで、今朝は大急ぎでのり巻きを作るハメに。(一応材料をそろえておいてよかった。)

村で人が集まる時、何か食べ物を持ち寄るのが常。今回も、参加者はアントレかデザートを、とお願いされてました。会場は村の多目的ホール(というほど立派なものじゃないけど)。人口約200人の村に、150人ほどが一堂に集まるらしいです。

で、ばあさん、あんたは行かないの?って?

私はお家で牛飼い。リリーの人工授精があるので、留守できません。

(というのは言い訳だけど。)

そういうわけで、Jおじさんが家を出る前に、リリーと娘のクロシェットちゃんを捕まえて、牛舎に入れておきました。

リリーは、ボラン農場の怖がりナンバーワン。リリーのママ、いちま、とは全く反対の性格。やせ型で、見るからに臆病。私たちにもいつもビクビクした態度で接してくれます。まあ、いちまママみたいに人をバカにしたところはないし、私一人でも扱えるやろう、と思っていたら・・・、

しっかり脅されました。角を振り回して。バケツ(飲み水の入った)を持って行くな、って。私を自分より下位だと思ってるんでしょうか。

怖がりでもおとなしい子、と思っていたのにがっかりです。娘のクロシェットちゃんも、私が近づくと逃げて行くし。

おかげで、クロシェットちゃんをつなぐ練習もせず、顔にハエよけのお薬も塗ってやらず、人工授精が終わったらさっさとみんなのいる放牧地に帰してしまいました。

そして、私の《牛売りますリスト》に一頭追加されました。(一頭だけで済みますように。)


今日も、本文とは関係ない、

4 Veaux 1808XX

おすまし4人組です。

半袖の夏終わり、かな?

予想通り雨が降り出したボラン農場です。

Jおじさんが、納屋に入りきれなかった乾草ロールを牛舎裏に積んで、それを包むのに充分な大きさのビニールシートがなかったので買いに行って、買って来たシートを乾草ロールの山にかぶせ終わった瞬間に、雨がポツポツ降り出しました。まだ降るはずじゃなかったのに。

これで、乾草収穫のお道具を片付けると、もうそろそろ冬支度の時期です。ちょっと気が早い? いえいえ、今朝の最低気温は9℃。まだ8月になったばかりなのに。

南側の牧草地にいた牛たちは、北側の家のすぐ横に移動しました。南側にもまだ多少草があったけれど、残りはおんまさんたちに任せます。

新しい牧草地への移動はみんな大好き。上り坂もうれしそうにせっせと歩きます。道中、子牛たちが何かに気を取られて、とんでもないところに行ってしまわないよう、私と助手のオスカルがうしろから急がせます。そのために、どうしてもマルキーズを追い越すことに。マルキーズは歩くのが遅いし、せかすのもかわいそうだし。

Marquise Chemin

すると、こうやって道草してます。みんなはもうとっくに目的地に着いてるのに。

新品の牧草地で満足そうな牛たち。それならおとなしくしてくれればいいのに、4人組子牛は、即、隣の牧区に脱走。そうかと思うと、今度は(正規の)放牧地に面した道路を歩いて来るお隣の乳牛の群れに向かって吠えるし・・・。恥ずかしいやないか、と思って見てると、乳牛の群れの中にいた種雄牛くんに威嚇されてました。(怖かったよね!)

半袖の夏が終わってしまうのはさびしいけれど、ご当地名物の、降ったり止んだり《1日に何度も晴れ》のお天気は、草に良さそう。

暑さ続く(でも、今日で終わりだとか)

雨が少し降った後も、まだまだ半そでの夏が続くボラン農場です。
昨日も暑かったけれど、今日はまたいっそう暑くなる予報。

大収穫の乾草ロール片付け中のJおじさんいわく、
夏はこれくらい暑くてふつう。
例年の雨ばかりの夏が異常だとか。

まあ、極端な気候の土地ですから、この後また雨が降り続くことを想定して、納屋に入りきれなかった乾草は早めに片付けてしまいます。

水分不足で牧草も枯れ始めたけれど、まだ心配するほどのこともなし。
いざとなったら乾草はたっぷりありますから。

だいたい、乾草がたくさん採れる年は、良いことなしだそうです。
果物や木の実は全部ダメ。そう言えば、穀物も収穫量は少なかったとか。


ママたちがいる囲いから脱走してばかりの四人組。

4V + Oscar

この後、あんまり近づきすぎて、オスカルに怒られ、一目散に逃げて行きました。

おんまさんたちは、子牛が侵入して来ても知らん顔。
暑さのせいか、母牛たちも子牛のことなどどうでも良いみたいです。

FC2Ad