昨日は Jの姪がボーイフレンドと遊びに来ることになっていたので お昼ごはんの支度があって 都合が悪かったのですが そんなこと言ってられません。姪たちが到着するまでに みよとだれかお相手してくれる牛を牛舎に入れることにしました。行きがかり上、全部で4頭(みよ、ユプサ、コラ、シュパ)捕まえてしまいましたが、みんな夕方の6時まで おとなしく待っていてくれました。
でも みよちゃん、去年のビタミンと同じケースです。ちゃんと規則正しく発情するのに 何度やっても種が付きません。みよの場合、始めの2回は種が古過ぎたとか 前回は冷凍精液を解凍する時に破裂した とかうまく行かなかった理由が考えられるので 今回ではっきりするはずです。
で、だめだったらどうなるか と言うと 原則として《お肉》です。このところずっとオスが足りない傾向があるので メスでも支障があれば ためらわずにお肉にすることにしています。
だけど、それはそうだけど・・・ 見てください。

こんなにかわいい美少女を食べるなんてできません。見かけだけではなく 性格までかわいい子です。昨日は授精師さんを待っている間ブラシをかけてあげたら 気持ち良さそうにじーっとしていました。なぜか母親(マルキーズ)に似ず おとなしくておっとりした良い子です。
それで、私はこの子が立派な母牛になれるように できることは全部しようと決心しました。今回だめだったら、次回はアルモリカン以外の種を使います。今までにも リムザンとかブロンダキテーヌとか 他の種類の牛を使うとうまく行ったケースがあります。
授精師さんは リムザンが良い と言うのですが、それだったら私はアンガスを使いたいのです。前から アルモリカン×アンガスを試してみたかったので 2回分注文してあったのですが、Jが反対でまだ使ったことがありません。それで アンガスの種があるかどうか 授精師さん確認してもらったら なんと2回分どころか 4~5頭のお父さんが揃っていました。私には 名前を言われてもいったいだれがだれだかわかりません。次回までに(次回があれば)どれか一頭選択しないといけないのですが、インターネットで調べても情報が見つかりませんでした。結局 名前が気に入ったお父さんを選ぶことになると思います。
それでもだめだった場合は どこか信頼のできる牧場の種雄牛に任せようと思います。アルモリカン種では 人工授精でどうしても種が付かない牝牛を 種雄牛のところに連れて行くとうまく行った例は たくさんあります。
特別にかわいい子だから これくらいのことはしなくては。それに 種が付かないと食べてしまう というのは私にはちょっと抵抗があります。なんか自分のことみたいで・・・
今日のボラン農場。
