でもなぜシュパなのか と言うと
1- 今年の冬~来年の春お産をする牛は全員キープする(8頭)、
2- ベラはJのお気に入り、
3- かなは私のお気に入り、
4- 巨大子牛のコラはどこまで大きくなるか見たい、
と消去法で シュパの名前が出てきました。
さらに決定的なのは シュパのお母さんバルダが 次回のお○○にすでに指名されていることです。カシュー以外の子牛たちは 大きな図体をして まだおっぱいを飲んでいます。放っておくと 一才近くになってもやめません と言うか 母親がやめさせません。バルダにはもっと太ってもらわないといけないので シュパがいなくなると都合が良いのです。
バルダのことは もう今から考えるだけで気が重くなります。性格がかわいくて,おっぱいも大きい良い牛なのに、アルモリカン牛には似ても似つかない特殊な顔で、体型となるとソーセージに足4本なのが不運でした。母親が美貌のたまで父親がラシーヌ、おばあちゃんがあのマルキーズ、たまのお父さんはマルタノ というボラン農場独自の血統なのですが、遺伝学は複雑です。時には考えてもいない結果も出てきます。
それで、シュパしかない となると 今度はシュパがいっそう良く見えて来ます。Jに『シュパはみんなの中で一番良い背中してる。』と言ったのは私なのですが(ミニ畳が背中に乗りそう)、見れば見るほど惜しくなったようです。最後の最後まで 『売るのやめた って電話しようか。』とか言っていたのですが、とうとう忙しさにかまけて何もせず、昨日 お客様がシュパを見に来られました。
話は決まり、シュパは今月中にも行ってしまう予定です。行く先にはお姉さん牛もいて さびしくはないとは思うのですが・・・ なんかイヤだなぁ。

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