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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

一年のしめくくり

なんで今ごろ と思われるかも知れませんが、こちらの農業サイクルは 今がスタート時点です。Jは10月1日 と言いますが たぶん本当は 9月29日のサン(聖)ミッシェルの日に 地主さんのところにこの一年の地代を納めに行き、これからの一年もよろしくお願いします とごあいさつをします。

そうして 新しい年がスタートした昨日、めでたくマルキーズの人工授精がありました。

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マルキーズは今年の3月にかなを産んで以来 なかなか発情せずそのままでした。普通なら 一定の時期にホルモン注射で発情させて 種を付けてしまうのでしょうが 発情しないのは マルキーズに何か思うところがあるのだろうと 私たちはのんびり待っていました。マルキーズは 2才の誕生日の前日にオラが生まれてから 毎年子牛を産んでくれました。ここでちょっと休みたかったのかも知れません。

さて、発情したとなると マルキーズを牛舎に入れないといけません。他の牛だったら 発情した牛とそのお友達を連れて来ればすむことです。ところが マルキーズだと そんなに簡単に行きそうもありません。試してみることもせず 全員牛舎裏のパドックに連れていて行くことにしました。

ということで イッジーばあちゃんを呼んで来て、全員移動です。今 お馬さんたちのいる斜面の上の道を通ります。道幅が狭いので 追い越しは危険です。イッジーばあちゃんが先頭で道を塞いでしまったので なかなか進みませんでしたが どうにかだれも斜面に落ちず 全員パドックに到着しました。

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その後 素直に牛舎に入ったのは イッジーばあちゃん、ユプサ、みよ、ベラ、コラでした。マルキーズとかなも つられて入ってくれました。母子をつないでしまうと 今回お呼びではない良い子たちを牛舎から追い出して、みんなを元の放牧地に戻しました。

授精師さんが来たのは夕方で 私は外出していたのですが、私の希望通りお父さんはアジルです。これでうまく行けば今年の分は終了です。(申し遅れましたが みよも大丈夫みたいです。)うまく行きますように。


さて、お知らせですが、明日から二週間 ちょっと旅に出てきます。みんなを置いて 私ひとりで行きます。行き先はべつに内緒じゃないけれど、向うに行ってからで良いですか。(もちろん 牛がたくさんいるところです。)できれば 向うからごあいさつしたいと思います。

では、皆様それまでごきげんよう。
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コメント

フランス4・・?の取材の日が決まりました。
10月23日火曜日です。masayoさんがかえったころかな? なんか、フランス人のシェフが来ていろんな食材を求めてまわるみたいです。
けっこう1日中いるみたいで我が家の台所で松阪肉を使った料理を作ってくれる・・・かも?台所もかたづけなくっちゃv-237

  • 2007/10/04(木) 14:29:14 |
  • URL |
  • 牛飼い #-
  • [ 編集 ]

牛飼いさん、こんにちは


ご連絡ありがとうございます。
へーえ、すごいですね。お料理までしたら 一日はかかるでしょうね。それ 絶対に見ます。だれかテレビ持ってる人に頼んで。

  • 2007/10/06(土) 16:43:34 |
  • URL |
  • masayo #-
  • [ 編集 ]

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