子牛たちを外に出す前に、耳標を付けなければなりません。小さい子牛たちは ワイヤ一本に電気が通してあるだけの柵など簡単にくぐってしまいます。耳標はもしもの時の迷子札のようなものです。ただ,付けると言っても耳に穴を開けるので,せっかく仲良しになった子牛たちに嫌われそうです。まず,4052番のベラから。痛みは感じなかったようですが,その後すぐにおっぱいを飲みに行きました。4053番のカシューはロープにつながれたのが気に入らず、頭でJを攻撃しようとしましたが,二人がかりでどうにか取り押さえました。

今日から別の区画なので,夕方暗くなる前に牛たちを外に出しました。カシューは何が気に入らなかったのか,牛舎を出ると母牛たちとは反対の方向に逃げ出してしまいました。Jがそれを追って行ったので,私はユゴリン、ユーチカ、ベラが牛舎から遠ざからないように見張っていました。ところが、カシューはなかなか戻って来ず,ユゴリンは他の牛たちがいるところを突き止めたようで、そっちに向かって走り出しました。そうなると、ユーチカもベラもいっしょです。止めるのは無理なので,後を付いて行ったら、Jに後足を取られたカシューが すでに新区画前にお出ましでした。こうして,全員無事に牧草地にたどり着いたのですが,カシューにとって今日は全くツイていない日だったようです。電気の通ったワイヤはおいしくなくて,火花が出ます。
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