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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

少しずつ 鳥は自分の巣を作る

という こちらのことわざ通り 今日もJおじさんは 去年作ったコンクリートの土台の上にブロックを積んでいます。このところお天気が悪いし、まだ日も短いし、牛たちの世話もあるし 毎日ほんの少ししか進みません。

今日も雨なのですが、ここで雨に濡れるのを怖がっていたら 何もできません。それにお天気が良くなると今度は気温が下がるので その方がもっと面倒です。

1月1日も良いお天気だったので ブロックを積み始めたのですが、ぽかぽかの陽気にだまされて ふと温度計を見るとたった4℃。お日様が出ている時の最高気温でそれだけですから、夜になると0℃以下になって セメントが凍ってダメになる恐れがあります。幸い カバーをかけたので凍りませんでしたが、もう少しのところでした。

たったこれだけのことに 大きなトラクターでコンクリートミキサーを回します。

080121 1

石油が高くなったのでもったいないですが これを手でかき混ぜていたら それこそ日が暮れてしまいます。 

これだけ時間がかかっているのに 今はまだ基礎工事です。コンクリートの土台の上にブロックを一段積んだら 家の中に石を詰めて、排水管を通して、ブロックの上までコンクリートを流し込みます。それに板かタイルを張ると 家の床になります。

こちらは家の壁になる粘土のブロックです。

080121 2

中は空気が通るように細かく仕切られていて、たとえ 雨で壁が濡れても、水が中まで伝って来るまで時間がかかります。そのうちにお日様が当たって乾くし、室内を暖房しておくと 湿気が外に押し出されます。

そういうシステムなので、この粘土ブロックがそのまま 外壁と内壁です。断熱材は要りません。外も中も仕上げの漆喰を塗っておしまいです。壁の厚さは 仕上がると40センチです。断熱効果が高く、壁自体が呼吸する健康的な家になります。

写真の左側の 鉄棒を通す穴が開いたブロックだとか 用途によっていろんな種類のブロックがあるので 注文する時に何が何個必要か ちゃんと計算するのに手間がかかります。でも、後はレゴのように組み立てて行くだけですから あっと言う間に壁ができてしまうらしいです。

とは言っても いったいいつになったらでき上がるかわからない 私たちの家。いつかでき上がったら、それはそれは快適な家になることでしょう。
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コメント

家が建つんやね~
基礎工事、お手伝いに行きましょか?

  • 2008/01/25(金) 03:53:59 |
  • URL |
  • 照長土井 #-
  • [ 編集 ]

照長土井さん、


はい、ありがとうございます。もういつでも来てください。うちの宿舎は粗末ですが、食事だけは最高です。

  • 2008/01/25(金) 10:40:03 |
  • URL |
  • masayo #-
  • [ 編集 ]

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