牛たちは まだ草が残っている方の区画にいました。そこまで行くと すぐに 私のカンが当たっていたのがわかりました。ユプサは 落ち着きがなく しっぽを上げながら二つの区画を行ったり来たりしていました。
まだすぐに産みそうではなかったので その後 何回か見に行ったのですが、あまり変わりはありませんでした。今朝 Jはずっと去勢くんたちのいるジョンさんちに行っていたので ボラン農場は 私一人でした。私は 歯医者さんの予約があったので少し留守にして、12時半ごろに戻り 放牧地に直行したら・・・

ちょうど子牛が立ち上がったところでした。

脚が細長くてヨロヨロしていて 大丈夫かな、おっぱい飲めるかな としばらく少し離れたところから見ていました。子牛は ものすごい勢いで お母さんのあっちこっちを吸うのですが みんなはずれです。それに ユプサが動き回るので 子牛にはなかなかおっぱいが見つかりません。歯がゆい思いをしながら 見ていると・・・

自分でおっぱいを見つけたかしこい子です。男の子かな、女の子かな と見てみたら うしろの方に丸い物が付いていました。
そうしているうちに 子牛のお姉さんにあたるたコラ(一才)がやって来ました。赤ちゃんにさわるな ってお母さんに叱られるかな と思って見ていたら・・・

ユプサは本当にやさしいお母さんです。
もう大丈夫 と一旦小屋に戻りながら なぜか突然『だごべえ』という名前が閃きました。本当は Dagobertと書く、フランク族の王様の名前です。(一世から三世までいます。)うちのだごべえは お母さんに似ておっとりした良い子です。
スポンサーサイト