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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

だごべえ

このところ 雨の日と晴れの日を毎日交替でやっているような気がします。今日は 晴れの番でした。朝から暖かい穏やかなお天気だったので、新月ももう近いことだし ひょっとしたら と思い、ユプサの具合を見に行きました。

牛たちは まだ草が残っている方の区画にいました。そこまで行くと すぐに 私のカンが当たっていたのがわかりました。ユプサは 落ち着きがなく しっぽを上げながら二つの区画を行ったり来たりしていました。

まだすぐに産みそうではなかったので その後 何回か見に行ったのですが、あまり変わりはありませんでした。今朝 Jはずっと去勢くんたちのいるジョンさんちに行っていたので ボラン農場は 私一人でした。私は 歯医者さんの予約があったので少し留守にして、12時半ごろに戻り 放牧地に直行したら・・・

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ちょうど子牛が立ち上がったところでした。

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脚が細長くてヨロヨロしていて 大丈夫かな、おっぱい飲めるかな としばらく少し離れたところから見ていました。子牛は ものすごい勢いで お母さんのあっちこっちを吸うのですが みんなはずれです。それに ユプサが動き回るので 子牛にはなかなかおっぱいが見つかりません。歯がゆい思いをしながら 見ていると・・・

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自分でおっぱいを見つけたかしこい子です。男の子かな、女の子かな と見てみたら うしろの方に丸い物が付いていました。

そうしているうちに 子牛のお姉さんにあたるたコラ(一才)がやって来ました。赤ちゃんにさわるな ってお母さんに叱られるかな と思って見ていたら・・・

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ユプサは本当にやさしいお母さんです。

もう大丈夫 と一旦小屋に戻りながら なぜか突然『だごべえ』という名前が閃きました。本当は Dagobertと書く、フランク族の王様の名前です。(一世から三世までいます。)うちのだごべえは お母さんに似ておっとりした良い子です。
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