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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

牛飼いへの道

突然ですが、私は牛飼いではありません。牛飼いはあくまでもJであって、私は簡単なこと(水やり、掃除など)しかできません。だから、私が『子牛に耳標を付けました。』とか『マルキーズに注射をしました。』とか書いても、実際に牛を扱うのは いつもJです。

今年も伝染病予防血液検査の時期になり 今週の火曜日(古い話ですみません)、獣医さんに採血に来てもらいました。約束の時間ちょうどにおいでになったのは B先生でした。いつもはできる限り 牛の扱いが上手なM先生に来てもらうことにしているのですが、今回はそうは行かなかったようです。B先生は気難しそうで、私は苦手です。その上、最悪なことに Jはジョンさんちにいる去勢君たちを出荷柵につなぎに行ったきり まだ帰っていませんでした。

牝牛たちは いつものように牛舎につないでありましたが 獣医さんが注射器を刺して採血する間 牛が動かないように 誰かがおさえていないといけません。Jがいなくて叱られると思い 怖かったのですが B先生、『手伝いはあんたか。』と言うのです。私は 牛をおさえたことがない と言ったら『教えてやるから、おいで。』ということになりました。

牛舎の入り口から一頭目はベルナデットです。牛の右の角を私の左手で先端をかくすように握って、牛の肩の位置に立って 牛が動かないようにする と説明通りにやってみました。はじめはいやがったけど どうにか取りおさえました。こうして、順番にやって行きました。

Ushikai 1

Ushikai 2

Ushikai 3

Ushikai 4

私がぐずくずしていると叱られそうで、絶対に手を離すものか とがんばったのですが、私の力不足でした。それでも B先生は 辛抱強く、機嫌良くやってくれました。どうやら、今まで苦手と思い込んでいたのは 偏見だったみたいです。

ジョンさんちにいる去勢君たちの採血とカランバーの去勢は Jが手伝いました。私はまだ大したことはできないけど、牛のおさえ方を教わり なんとなく一人前の牛飼いに近づいたような気がして うれしかったです。

それにしても、なんでいつもおとなしい牛に限って こんな時暴れるんでしょうね。
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