
昨日あたりからお天気が良くなり、気温も上がる と聞いたので 昨日はさっそく たまりにたまった洗濯物を車に積んで コインランドリーまで行って来ました。(ちなみに今朝は雨。)
どこを向いても木と牧草地のT村を出てしまうと そこはすっかり春でした。菜種の菜の花が満開で 何ヘクタールも続くまっ黄色の畑は まるで外国(??)の風景です。カメラを持って行かなかったのが残念です。
また、道沿いのお家でも 町でも見かけたのですが、八重桜があちこちで咲いていました。サクランボの花はもう少し早く咲きますが、ピンクの桜は今が満開です。今年は例年より一段ときれいで カメラがなかったのが本当に残念です。
私が八重桜と呼んでいるのは こちらではPrunusと呼ばれている木で 桜とは関係ないはずなのですが、どう見ても八重桜です。私が昔勤めていた会社に何百本(大げさ?)と植えてある《桜》と同じ木だ と勝手に思っています。(今年も桜きれいだろうなぁ。)
ど田舎のボラン農場は季節感に欠ける とちょっとがっかりしながら家に帰ると Jがこんな話を。
ボラン農場の隣りに田舎生活体験牧場があり そこに来ていた日本で言うと高校一年生のグループが 田舎のおじさん・おばさんにインタビュー という企画で 昨日ボラン農場まで来ることになっていました。インタビューを受けるのはJおじさんで 私はいなくて良かったので出かけていたのです。
私たちはどちらも都会育ちなのに 都会がイヤというだけで ちゃんとした計画もなく田舎に来てしまいました。とにかく 静かなところが良かったのです。だから、私たちだけこんなに環境の良いところに住めて なんとなくうしろめたい気持ちがあります。
ところが 高校生たちは来るなり『なにここ?なーんにもないやん。』と言ったのだそうです。これ位の歳の子たちは お世辞を言うようなことはしません。Jが 隣の家からはどの方向でも500メートルはある と言ったら みんなあきれていたそうです。そんなこと 私たちには大事なことでも 彼らにしたら全く意味のないことらしいです。
若い人たちの価値観と 中年のおじさん・おばさんの価値観が違うのはあたりまえです。でも、おじさん・おばさんになったからと言って みんながみんな静かな田舎に住みたい と思うわけではないはずです。なのに 田舎にいると まわりが都会には住めない人ばかり(みんな声が大きい)で 私たちはつい 田舎は○で、都会は× みたいな観念に偏りがちです。
私たちにとって《天国の一駅手前》のボラン農場も 他の人にしたら 木と草しかないつまらないところ なのかも知れません。これ 忘れないようにしなければ。
何にもないボラン農場の牛たちです。

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