
4月も終りに近づき 5月15日が提出期限の ヨーロッパ共通農業政策に則った申告書類が気になります。毎年のことなのですが この申告をしておかないと助成金が一切受けられない という大事な書類です。なのに私には訳が分からないことが多く 毎年、提出期限前日に気が狂いそうになって 適当に記入してしまうことに。それでも 新規の助成金の申し込みもこの申告書類に同封しないといけないので かなり脳力を使います。
今年はちょうど この5年間受けた《牧草手当》(大した金額ではない)が終了したし、いよいよ有機農法のABマーク認証を受けるための手続き(高いので今までしなかった)を開始するので どんな助成金があるか調べてみました。
貰えそうなのは 三つありました。一つは有機農業に転換のための助成金です。本来ならこれを受けるのがスジなのですが 有機農業組合の年会費とか申し込み書類作成手数料とかを支払うと 大して残りません。こういった助成金は土地が狭いと不利で 有機農業組合繁栄のためのボランティア になるのはバカげています。
これよりもっとおトクなのが二つ目です。それは 農薬や化学肥料の使用低減のための助成金です。《牧草手当》の前に受けたのがこれなのですが、今のは以前よりもっと規制が緩和されて だれでも受けられる(これに契約できない人は重大な汚染源)ようになっています。これだと 年に一回研修への参加義務だけで 金額もまあまあです。だけど、これからABマーク認証を受けようという人間にしたら 全く次元が違う世界なので かなり違和感があります。
三つ目として出てきたのが 水源の水質改善のための助成金で 特に小川に沿った湿地の保護が主です。これは ヘクタール当りの金額が高いのが魅力なのですが ボラン農場には対象となる区域がほんの少しかなく 総額にしたら上記二つ目より少なくなります。
ということで Jは今、電卓を片手に悩みに悩んでいます。倫理を通すべきか 利益を取るべきか なんですけど、Jを見ていると どの神様のご利益にあずかろうか迷っている と言う方が近いように思います。
本文とは全く関係ない あと1ヵ月でお産予定の私のかわいいみよちゃんです。

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