
これは うちの猫 “カネル”です。なかなか機会がなく、ご紹介が遅れてしまいました。実は、この子の子猫もいるのですが、私たちにあいさつもせず 逃げるくせに、ごはんだけはしっかり食べに来る 野良猫根性の子です。そちらは “ガメル”(餌箱)という名前です。かわいくないので、紹介しません。
カネルもまた、もらい物です。前にいたお家は ご主人が病気で亡くなり、売りに出され 行き場がなくなってしまったのです。私たちは 猫はどこへでも行ってしまって、めんどうなことがあるといやなので、飼ったことはありませんでした。第一、りんりんが猫と仲良くなれるはずがありません。でも、カネルがあんまりかわいかったので、もらうことにしました。
カネルにとって 初めてうちに連れて来られた時の第一印象は ひどいものでした。車から降りたところで りんりんの攻撃にあい、Jの腕から逃げ出してしまったのです。あとは いくら呼んでも、戻って来ませんでした。何日もの間、全く姿を見せず、元の家に戻ってしまったのではないかとも思いましたが、10キロ近く離れたところで、そこにもいませんでした。ただ、カネル用のボールに入れた餌が 毎晩少し減っていたので、カネルがどこか近くに隠れていて、夜の間に食べに来ていることも考えられました。
もう、一週間以上経ったある日、私は菜園の中にあるコンポスト置き場に お茶の葉を捨てに行きました。すると、グレー系の三毛猫が 私が持っていたティーポットをのぞき込みに来たのです。ティーポットは 餌のボールと同じ色です。間違いなくカネルで きっとお腹がすいていたのでしょう。食べ物をやると おいしそうに食べ、私を信頼しても大丈夫だと判断したらしいです。それからは 少しずつ建物の近くに姿を現すようになり、納屋の3段重ねの乾草ロールの上が気に入ったようで そこに住み着きました。子猫のガメルを産んだのは うちに来てすぐのことだったのですが、カネルは ガメルをくわえて乾草ロールのてっぺんに連れて行きました。子猫のガメルは 降りて来ることができなかったので、Jがはしごで登って餌やりをしたこともありました。乾草がなくなった時も 地上1段目の最後のロールだけは猫用に残しておきました。今はまた この冬用の乾草ロールのてっぺんにいます。
猛犬りんりんには 犬だろうが 猫だろうが 人間の子供だろうが 何でも気に入りません。猫を見ると追いかけますが、猫が走っている時だけです。カネルは 全く恐がりではないので、りんりんを適当にあしらっています。いざとなると、“シーッ”と声を出して りんりんを脅し、引っ掻きます。見ていると、どうもカネルの方が上のようです。
性格もかわいいし、頭も良さそうなカネルですが、ある日こんなことがありました。




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