石油がどんどん高くなり 燃費最悪(1リッターで10キロちょっと)の私の車は ガソリンを入れる度に 涙が出そうになります。50ユーロもあれば 一週間分のおかずが買えるのに。小さい方のJの車なら もっと経済的なのですが マニュアルシフトでめんどくさいし、Jも 頑丈な私の車でないと外出を許可してくれません。(運転がヘタなので?)
それで 今年になってから良く利用するようになったのがバス。こちらではバスは 中高生か お年寄りか 貧乏人が乗るもの というイメージがあります。Jはバスも電車も大嫌いなので 私がバスに乗る と言うと そんなことしなくても送って行ってやるのに と言いますが 私は車以外の乗り物は大好きです。
三月以来 ナントには毎月一回行っているのですが、その時もバスでブルターニュの南海岸まで出て そこから電車で行くようにしています。その時の国鉄バスが観光バス並みの高級車で みなさんにもぜひお勧めしたくなるほど快適です。ただし、バスの(電車も)本数が極めて少なく 乗り換え駅で 連絡が良くても 一時間以上待たされますが。
でも、昨日乗ったのは ボラン農場から数キロ南の県道を通る 県が管理しているバスです。その名もtibus(チビュス)。ブルターニュ語の《ti=家》と《プチ=小さい》を早口で行った時の《チ》をかけたネーミングだと思います。《小ちゃいバス》と利用者から親しまれていて 片道どこまで乗っても、乗り換えても、市バスに乗り換えても 2ユーロ(320円程度)です。
ただし、私が乗る停留所からだと サンブリユー行きは 朝6時40分と夕方16時10分の2本しかありません。小学校、中学校が休みの(高校は必ずしも休みではないみたい)水曜日だけは 昨日私が乗った12時30分があります。ちなみにサンブリユーからの帰りも 昼と夕方5時30分発の2本だけです。
これだけだと不便なので 普通の大型バスに加えてこういうのもあります。

車いすでも乗れる 予約制のバスです。(これも2ユーロ。)朝の10時10分と夕方の17時55分 と時間が決まっていて 前日までに電話で予約するシステムです。だから だれも予約しなければ運行しないし、だれも乗らない停留所は飛ばして行きます。
今まで3回乗ったことがあるのですが、2回は私より遠くから乗る人がいなかったので もう10分前から私が乗る停留所で待ってくれていました。だいたい乗る人は数人で みんなでおしゃべりしながら行きます。
一度は 私一人きりで 普段1時間以上かかるところが たった30分でサンブリユーに到着してしまいました。私が自分で車を運転して行ってもほとんど1時間かかるのに なんとバスの方がうんと速かったわけです。(運転手さん、スピード違反しなかったはず。)
さて、昨日の話に戻りますが 街からちょっと遠いけど 日曜大工や庭いじりに必要なものなら何でも揃うL-Mのお店に行きました。Jが欲しがっていた種を見つけたので買って、休憩所で自動販売機のサンドイッチを食べて(ゆっくりお昼ごはんを食べる時間がなかったので お腹が空いていた)、ついでにカタログを貰って帰りました。
帰りのバスに乗りに街まで戻る市バスの中で 立っていた女の人が突然気を失う という事故がありましたが すぐに消防署(救急車は消防署の管轄)に電話した人、バスがいた場所の正確な住所を伝えた人、倒れた人のめんどうを見る人 とみんなが手際良く対処して 救急車も数分で到着し バスに乗り遅れる心配はありませんでした。こういうのに居合わすと こちらの人たちも侮れない と感じます。
予定の時間に帰りのバスから降りると お迎えのJがすでに待っていてくれたし もう申し分なしのお出かけでした。
今週になってお天気が良くなったのに また昨日の夜の間に雨になり 今日は雨が降ったり止んだりでした。でも、夕方になると青空が出て お天気は回復しそうです。さあ、明日は草刈りを再開できるかな。
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