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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

乾草始まる

3日の新月を境に やっぱりお天気が良くなって来ました。ご近所から刈り取り機の音が聞こえたり、刈った草をかき回す機械を付けたトラクターがボラン農場の前の道を降りて行ったり、私たちも落ち着いてはいられません。(当たらない)天気予報によると 来週の金曜日まで雨は降らない ということで Jもとうとう重い腰を上げました。

去年大量に作ってしまった乾草は まだかなり残っているし、Jは家の工事を優先にしたいので 今年は必要最低限しか収穫しないつもりです。とは言っても 乾草作りは何かとストレスが多い一大イベントです。お天気さえ持ってくれれば どうにかなるのですが・・・

お天気良くなっても まだまだ気温は低く(昨日の夜は8℃で 今日の最高気温は20℃以下)日陰にいると寒いほどです。そのせいか《衣替え》が遅れている牛がいます。

Goshi 1

Goshi 2

Goshi 3

Goshi 4

ベルナデットの巻き毛は 未だに謎です。バルダのように 大きくなったらなくなる と思っていたのに・・・

今日は お昼ごろからあのカリプソが アーニカのおしりにくっついていました。アーニカは2月にだなえを産んでから 何の音沙汰もなかったので もしかしたら と期待をかけました。でも、カリプソが近寄りすぎると『なにすんねん!』と 振り向いて追い払ってしまいます。

今日は土曜日で 夕方6時まで人工授精申し込みができる日なので 5時前にまた放牧地までアーニカの様子を見に行きました。

入り口近くにある水桶のすぐ横を通ると おびただしい数のハエが すさまじい音を立てて飛び交いました。見ると 水桶の外側に牛のフンがべったり付いていました。こんなとこにするアホが・・・ と怒りながら歩いていたのですが ふとイヤな予感がして 水桶のところに戻りました。やっぱり。水桶の《外》ではなくて・・・《外と中》だったのです。

水桶は昨日の夕方満杯にしたので まだ4分の3以上残っていました。牛のフンが混じって汚く濁った水が。 

ちょうどその時 納屋の奥から刈り取り機を引っぱり出して、出した物を元に戻して、刈り取り機を洗って、カッターを付け替えて Jがいよいよ出動しようとしていました。これからだと 夜までに3ヘクタールを刈ってしまうのにギリギリの時間です。そこに私が《M××××、m××××(大まかに言うと フン と言う意味)》と言いながら駆けつけたのです。

牛の飲み水を入れ替えるにはトラクターが必要です。牛たちは 水が飲めなくて 喉がカラカラなので 夜まで待ってもらうのはかわいそうです。と言うことで Jはまたもや出遅れてしまいました。

トラクターから刈り取り機を外して タンクを付けて水を入れていると 雲がどんどん広がり雨がポツポツ落ちて来ました。こんな天気なら 今日刈っても、明日の朝刈っても同じことです。あのアホ牛に感謝すべき・・・かな?
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