
これが《イラクサ》というものだったのに 今さら気が付きました。たしかに これでかたびら(これもどんな物か良くわかっていない)というものを編んだら さぞかし手が痛いだろうと思います。少し触っただけでも腫れてしまうのに。
でも、なぜ今さらイラクサに興味を持ったかと言うと、ずっと前から話に聞いていた イラクサの液肥を作ってみたからです。液肥と言うからには肥料だし、病気に負けない強壮効果があり、野菜の味を良くし、アブラムシ(アリマキ)を退治する という万能選手。イラクサならうちにも生えているので いつかやってみよう ずっと思っていました。
かなり前になりますが、《抵抗する》というテーマのこの地区の冬の学芸会に参加した時 そのレシピをもらったので 大事にしまってありました。
じゃあ、《抵抗》とイラクサ ってどんな関係か と言うと 当時 無許可で農薬を製造し、他者にも違反を奨励した(作り方を教えてあげた)という理由で罰せられた例が出たからです。そのあほらしさには 開いた口がふさがらない と言うしかないのですが、それなら そんなに良いことはみんなに教えてあげましょう という運動が広がったのです。
作り方:
花が咲く前のイラクサの葉1キロ(私は茎も入れたのでもっと多かった)を雨水10リットルに浸けて 8日間置く。発酵してできた液を布で濾して瓶に詰め、冷所に保管する。
匂いがすごい と聞いていたので覚悟はしていたのですが 使った道具も、手もまだ匂います。出来上がった液肥がまた 匂いに負けないすごい色をしています。(写真はやめました。)どこかで見た色 と一瞬思ったのですが そうそう、このあいだの牛の飲み水です。(どちらも元は草だから?)
使い方 - 必ず薄めて使用:
病気や害虫から守るために撒布する場合は 5%に薄めたものを10日~15日間隔で。
肥料として撒く場合は 20%に薄めたものを10日~15日間隔で。
これを 少し病気気味のトマトやピーマンにかけてあげました。菜園はJが責任者で 草抜き以外はさせてくれないので トマトやピーマンやお花は私の花壇にあります。

今日も一日中青空のすばらしいお天気でした。羊飼いのジョンさんちの乾草は 明日の午後 業者さんにロールにしてもらうことになっています。でも そのことで Jはご機嫌ナナメです。今朝 天気予報を確認した時 大事なことを見逃していたのを 夕方になってから気付いたからです。大事なこと って・・・ 明日の朝は小雨。
もう一人(一匹)、お昼から叫び続けているのがいます。より正確に言うと 今日の人工授精申し込みが終わった直後に騒ぎ出したのは ベルナデットです。午前中はずっとみんなといっしょに寝そべっていたのに アタマに来ます。
それにしても 大人の牛がこんなに騒ぐのは 今まで覚えがありません。はじめは興味を持って見に来ていたカリプソも イヤになって他の子牛たちと遊びに行ってしまいました。こんなに強い発情なら 明日のお昼近くまで持つかも知れませんが、明日の朝 Jは乾草を寄せに行かないといけないので 予定しない方が無難です。
これで もしも明日の朝 雨が降ったら・・・ と考えただけでゾッとします。