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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

怪談

夏と言えば 背筋がゾクゾクするような話が出てくる季節です。こちらは暑くないし、私はそういうの苦手で、完全に忘れていたのですが 昨日、ゾーッとするものを見てしまいました。

トレーラーハウス(物置)にお母さんのカネルと住んでいる子猫ちゃんたち。もう生まれて1ヵ月以上たったので そろそろごはんを食べてもいい年齢です。2匹とももうかなり大きいのに カネルが食べるドライキャットフードには興味を示しません。なので わざわざ ペーストになったのを2種類買ってきました。

ところが ペーストを見せても 子猫ちゃんたちは知らん顔。しょうがないので ペーストを私の指に取って口まで持って行ったけれど デカ猫ちゃん(ふわちゃん)は完全に拒否します。今度はチビ猫ちゃん(もこちゃん)を捕まえて、同じようにしたら、私の指をペロペロなめました。しめしめ と思ってなめさせていたら いきなり指を噛まれてしまいました。歯がしっかり生えています。

結局 子猫ちゃんたちは何も食べず ペーストはみんなお母さんが平らげてしまいました。歯があるのだから お腹が空いたら カネルのドライキャットフードを食べるだろう と無理強いはしないことにしました。

それで 昨日のことに戻ります。トレーラーハウスに 今度まとめて出す燃えるゴミを置きに行った時です。カネルはこの頃 子供たちを置き去りにして外出することが多くなって,その時も留守でした。

中に入って少し奥まで進むと・・・(思い出すだけでゾーッ・・・)床に頭の無い死体が!お腹だけ真っ白だったので 小鳥かな と思ったけれど、良く見たらしっぽがありました。ねずみ捕り名人(名猫)のカネルのしわざに違いありません。

でも、頭がない というのがいやに不気味でした。私がそれを見て動揺しているのを チビ猫のもこちゃんが ふしぎそうな目で見ていました。で、デカ猫のふわちゃんは? と良く見たら 死体からさほど離れていないすみっこで 私に背を向けて一心に何かを食べていました。(ギャー!)

何を食べているのか はっきり見たかったけれど、振り向いたのは 耳まで裂けた血だらけの口!キャー、化け猫! という目に会いたくなくて そのままトレーラーハウスから逃げ出しました。

その後しばらくして カネルのごはんを持って行ったら、子猫ちゃんたち、毛糸の入った箱に掛けたキルトの上で もうお腹いっぱい という顔をして寝そべっていました。

子猫たちが ミルク以外のものを食べているのがわかったので 今朝、猫のトイレを大きめのに替えました。すると Jが見ている間に もこちゃんさっそくが正しい使用の仕方(まず砂をかき分けて、おしっこをしたらまた砂をかける)をしたそうです。

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私たちがよけいなことをしなくても しっかり育っている子猫ちゃんたち。お母さんに似た、たくましいねずみ捕り名人 になりそうです。
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