朝、猫たちのお家(トレーラーハウス)のドアを開けてやった直後、カネルが私たちのお家(小屋)のすぐ横の土手で ミャーミャー(正しい日本語はニャーニャー?)鳴きだしました。
良く聞いてみると カネルのミャーミャー以外に もっとか弱いミャーミャーも聞こえます。場所は この間の晩 子猫たちがカネルを追いかけてよじ登ろうとしていたのと同じ土手です。今度は 遠くまで行ってしまったようです。
迷子になるといけないので 捕まえに行こうと 子猫の声を良く聞いてみると、カネルのいる土手の上ではなく もっと下から聞こえます。
えらいこっちゃ! と反対側の牧草地から土手に登って見ると やっぱり思った通りでした。もこちゃんが 土手から落っこちて 小屋の続きになっているカーポートの壁とのすきまにはまってしまったのです。

そこは 子猫が登れるようなものではありません。もこちゃんがそこにいるのを知っているカネルでさえ 見ているだけで降りて行こうとはしません。
ところで 泣いているもこちゃんも かわいそうだけど、ふわちゃんの姿が見えません。いつもいっしょの2匹です。ふわちゃんもいっしょに落ちて それでどうしたの?!
心配になって すき間に向って何度も呼んだのですが、一向に姿を現しません。いつも、私の顔を見ると走って来るふわちゃん。あぁ、私のかわいいふわちゃん、瀕死の重傷を負って 動くことも、声を出すこともできないの? と思ったら・・・

何のことはない、私の後ろから 私と同じ方向を見ていました。(ホッ!)ふわちゃんまで落ちてしまうといけないので さっと捕まえて 猫たちのお家に閉じ込めてしまいました。
さて、どうやって もこちゃんを救出するか。だれも下まで降りていけないので もこちゃんがひとりで登ってこれるようにしよう と何でも良かったのですが 折りたたみいすを持って来ました。
足場が確保できるところまで降りて 折りたたんだままのいすをすき間に下ろしました。カネルをいすの上に持っていって 名前を呼んだら、もこちゃんは すぐに理解してくれました。
ちいさなもこちゃんにしたら大変だったけれど、いすを伝って私たちがいるところまで登って来ました。手が届くところまで来たら すぐに抱いて ふわちゃんのいるお家まで連れて行きました。
いつもなら私の肩に登ったり、降りたがったりで じっとしていないのに その時はおとなしいものでした。それほど怖かったのだと思います。カネルも私たちといっしょにお家に戻り、昨日は みんな家の周りで遊んでいました。猫たちも あれでけっこう分別がありそうです。


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