ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

迷子のふわちゃん

昨日は ちょっと悲しくなるようなことがありました。

私は朝から出かけていたのですが、私がいないと Jはいつもふわちゃんにお昼ごはんをあげるのを忘れてしまいます。朝ごはんを食べたきりで、さぞかしお腹が空いただろう と夕方帰るとすぐにごはんを持って行きました。

いつもそうなのですが、私がごはんを持って猫たちの家に向うと カネルがどこからともなく駆けつけます。毎回そうなので アンテナでも付けているのか と感心してしまいます。でも、ごはんはあくまでもふわちゃんのです。カネルのは ドライフードです。

ところが いくら呼んでもふわちゃんは姿を現しません。いつもは たとえねずみと遊んでいても 私がごはんを持って行くと 猛スピードで走って来るふわちゃんです。あれー、どこ行ったのかな とふわちゃんがいそうなところを見て回っても どこにもいません。

納屋のコンクリートの仕上げをしていたJは 私がふわちゃんを探しまわっているのを見て『そう言えば、一日中見かけんかったな。』と・・・ そう言われると よけい心配になって あちこち探したのですが どこにもいませんでした。家の周りにいたカネルに 『またあんたがどっか連れてったんとちがう?』と聞いても、本人は『あれ、ふわちゃんどこ行ったんやろ。』みたいにキョロキョロするだけでした。

まだ2ヵ月半の子猫だから そんなに遠くに行ったとは思えないのですが いつも行く場所にはいないので 本人が自主的に戻って来るのを待つしかありません。

ふわちゃんが戻って来ないまま 陽が沈み 暗くなり始めた頃、カネルがねずみをくわえてやって来ました。家の前で ねずみを地面に置いて ニャー、ニャー 鳴いています。きっとふわちゃんに食べさせようと持って来たのでしょう。でも ふわちゃんはいくら呼んでも現れず、カネルは寂しそうな顔をしました。

Jは カネルでさえどこに行ったのか知らない ということは ふわちゃんが外で遊んでいるうち迷子になってしまい、きつねか何かに食べられたのではないか と言いました。ふわちゃんのようにすばしっこい子猫が 真っ昼間にきつねに食べられる とは信じがたいのですが 昔、そうやってにわとりを何羽も食べられたことがあります。

そのうち真っ暗になっても ふわちゃんは戻って来ませんでした。でも、もしも夜中に戻って来たら 家に入れるように ドアは開けておきました。Jは もうふわちゃんが戻って来る望みはない と言うのですが、私はいくら考えても あんなに元気な子が そう簡単にきつねに食べられたり、どこかに落ちて這い上がれなくなったとは 信じられませんでした。

そして今朝、起きるとすぐに見に行ったのですが、カネルが散歩にも行かず家にいただけで ふわちゃんはいませんでした。あんなにかわいかったふわちゃんです。いなくなって これからどうしたら良いの と悲しくなりました。今日は ちょうどアルフォンスが出発する日だったので 牛たちを屠殺場に送る私たちにバチが当たったのではないか と思いました。

その後、去勢たちがいるジョンさんちに行かないといけなかったので 私は大急ぎでお皿洗いをしました。うちは昔式で 水道は外です。するとカネルがやって来ました。今日はおいしそうなお皿がないか検査して(なかった)、フラッと行ってしまいました。その時 カネルが行った方向から ミャー、ミャー とカネルの声ではない 小さい声が聞こえました。急いで見に行くと・・・

そうです。ふわちゃんです!

いなくなってからちょうど24時間。ふわちゃんが泣きながら戻って来たのです。私があんまりうれしくて 大声で叫んだものだから Jが驚いて出てきました。Jはどこにいたと思います? 懐中電灯を持って、猫たちの家の隅々まで ふわちゃんがどこかから出られなくなっていないか 探していたんです。

ということで ひさしぶりに ふわちゃんの写真を撮りました。

080916 2
やっぱり、おうちが・・・

080916 3
いいニャー。

私たちは今晩 ふわちゃんが戻って来たお祝いをしています。
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