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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

愛称ももくん

一昨日生まれたユーチカの子は《ディナモ Dynamo》と名付けました。日本語だと ダイナモ です。そう、手巻きの発電機です。

生まれそうになって 夜中にユーチカが騒ぎ出した時 見に行ったJの懐中電灯のバッテリーが空になり 私が持っていたダイナモ懐中電灯を渡した という逸話によるものです。

この話には すもうに襲われるのが怖くて 柵の外の道路側にいた私は 一人暗闇に取り残されて 家に戻るのに一苦労した という続きがあるのですが まあ、とにかく ダイナミックな子になれ という気持ちを込めた名前です。

とは言っても、本人を目の前にすると つい《ももくん》になってしまいました。私たちのことを全く怖がらない かわいいももくんです。

そのももくんも 今日で生まれて3日目になり、牛舎に閉じこめるのは健康に良くない と、今朝 霧が晴れると外に出しました。

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放牧おデビューのももくん。『ごはん、まだ~。』と出入り口に集まっていた他の牛たちの間を 猛スピードで駆け回りました。子牛の後を追って駆け回るお母さんのユーチカの姿は 毎年のことだけれど笑えます。

そんな めんどう見の良いやさしいお母さん と信頼していたユーチカが 今日はなんと子供置き去りをしてくれました。

午後になって、みんなを牛舎に入れようとした時、ユーチカとももくんは みんなから少し離れたところでゆっくり休んでいました。私は 多分、みんなといっしょには来ないな と思い そっとしておきました。

みんなが牛舎に入ったので扉を閉め 最後にだふね以外の子牛たちをつないでいると 扉の向こう側から『開けろー!』(多分・・・)とユーチカの声が。ももくんを連れて来たにしてはえらい速かったな と思って扉を開けると お母さんひとりでした。

ごはんが食べたくて来たからには 子供探しといで! というのもかわいそうなので ユーチカは席につないで、私がももくんを呼びに行くことにしました。

ももくんは さっきいたところで眠っていました。そーっと起こしてやったら ぼーっとした顔で私のことを見ています。立たせようと あちこちなでてやっても キョトーンとしたままなので、おしりをたたくと どっこいしょ と立ち上がって 私の後を付いて来ました。はじめは ゆっくり小走りだったのが そのうちお母さんがいないのに気が付いたのか ムームー大声を出しながら私を追いかけて来ました。

そうして 牛舎に飛び込んで来たももくんも 一人前につながれて並んで乾草を食べている子牛たちも 私が頭を掻いてやっても逃げなくなっただふねも みんなみんなかわいくて 食べてしまいたいほどです。
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コメント

こんにちは。
ダイナモ君!いい名前ですね。
元気でダイナミックにスクスク育つことを、日本から祈っています!

  • 2008/12/27(土) 01:43:51 |
  • URL |
  • yuya #-
  • [ 編集 ]

yuyaさん(んんっ?ゆうやさんでは・・・)、こんにちは。
温かいご声援ありがとうございます!
ダイナミックに と言いながら、『もも~』なんて呼ぶせいか かなりの“おっとり君”です。

  • 2008/12/27(土) 17:34:10 |
  • URL |
  • masayo #-
  • [ 編集 ]

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