ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

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子牛誘拐騒動

バランチーヌの出産予定日が1月7日だったので、まだ兆候はなかったけれど 6日から夜は牛舎に泊まらせていました。外はまだ雪が残っていて ゆっくり寝そべっていられないのはかわいそうなので。

ももが生まれて以来 毎日気温が-5℃まで下がったので ユーチカ・もも母子もずっと牛舎に泊まっていました。

バランチーヌは なかなか産みそうな気配もなかったのですが、この数日 子牛のももにいやに興味を示し始め やさしいムームー声で 話しかけたりしていました。

バランチーヌは 一見おとなしそうでも 何を考えているのかわからないところがあります。牛舎でごはんを食べている時、足もとによその子牛がよちよちやって来ると 容赦なくけっ飛ばしたりする 要注意牛です。

そのバランチーヌが 昨日になると ももの体中なめてやったりするので 私たちは 何かおかしい と感じていました。そして、午前中 運動のために牛舎居残り組を 他の牛たちがいる放牧地に放してやると・・・

バランチーヌは ももを連れて みんなとは反対の方向に行ってしまいました。

090112 1

これでは 誰が見ても親子です。

バランチーヌが“もも”にこんなにやさしいのは 自分のお腹にいる子がもう生まれた と勘違いしているのではないか とますます心配になって来ました。

実の母親 ユーチカは 当然のように他の牛たちのところに行ったので まだ自分の子供がいなくなったのに気付いていないようでした。

でも、そのうちに 私がいたので目に付いたのか 土手の向う側にいたユーチカが “もも”を取り返しに ポーポー大声を上げながら走って来ました。そのものすごい剣幕に 私もバランチーヌも後ずさり。

こうして 自分の子を取り戻したユーチカは それでもバランチーヌに付いて行こうとする“もも”から 一歩も離れませんでした。牛舎に入る時も ユーチカは バランチーヌの動きを牽制しながら “もも”の後ろをぴったり付いて来ました。

でも、なんかおかしいバランチーヌ。(“もも”もだけど・・・) もうおっぱいは はちきれそうなほど大きくて、午後も なんとなく具合が悪そうだったので 産むのかと思って牛舎の外に出してやっても どうしても牛舎に入りたがったり わけがわかりませんでした。

夜になって 今晩はどうしても産んで欲しい と ユーチカ母子は外に放り出して、バランチーヌだけつながずに牛舎に寝かせるようにしました。昨日は 朝はまだマイナスの気温だったけれど 夜は5℃近くまで上がったので “もも”ももう大丈夫 ということにして。

9時15分ごろに 牛舎からものすごい音がしました。第一破水でした。今まで お産の時は母牛が歩き回るのでわざわざ外に出していたのですが 今回は バランチーヌが落ち着いていたので 牛舎で産ませることにしました。これは ボラン農場初めてのことですが 私たちには最高に楽ちんでした。

少し時間がかかって 11時ごろにようやく子牛が生まれました。私は見ていただけで 助産の必要はありませんでした。でも その子牛の大きいこと! これだけ大きいと 時間がかかったのも納得です。

子牛はオスで Jはまたがっかりしています。名前は《エコ》。あんまり大きいので 体重を量ってみたら、42,5キロありました! 今日はお天気が悪く 牛舎の中は暗過ぎて写真が撮れなかったので 次回にします。

とにかく 誘拐してまで赤ちゃんが欲しかったバランチーヌに 無事に子牛が生まれてやれやれです。
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