
こうしてじっくり顔を見ると やっぱり男の子やねぇ とか今さらのように言う私たち。(ちなみに あのおしりの腫れていたところがなくなっていた。)
私たちは まだ うちの子が突然性転換して帰って来た という事態に順応しかねています。
これもみんな、フランス語のせいです。
こちらでは 動物のことも《彼》または《彼女》(+単数・複数の区別)で話します。(英語だと 物と同じ《It》を使うんでしたよね。)ですから、メスだと思い込んでいるねこのことを 三人称で《彼女は・・・》という言い方をします。
そして、主語が女性形だから 形容詞もみんな女性形になります。すなわち、『ふわちゃん(メス)、かわいいねぇー。』の《かわいい》は女性形です。こうやって この7ヵ月間、ふわちゃんのことを話したり、また ふわちゃんと会話してきました。
それを 急に男性形に直せ と言われても無理です。原則として、ふわふわの性別を尊重して 男性形(中性の場合も男性形)で話さないといけないのですが、つい 今までの習慣で《彼女は・・・》と言っては Jに直されています。
フランス語には いつも苦労されられていますが 本当にめんどうな言葉です。ねこどころか あらゆる物に勝手に性別を付けて 母国語ではない外人には良い迷惑です。だから、今さらなんで変えなあかんの と居直って ふわふわと個人的に話すときは 今まで通りの『ふわちゃん、かわいいねぇー。』で・・・
だけど、やっぱり 性別をはっきりさせないのは 教育上良くないかも という罪悪感もあります。それについて ふわふわの意見を聞くと、答えは
『そんなん どうでもええニャン。』でした。

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