ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

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マルキーズの舌はブルーのまだら

去年のことですが ブルータングを媒介するコバエや蚊が南からじわじわこちらに向けて移動している というメールが毎日のように届いていました。

そのうち とうとうこの県にも来てしまい、獣医さんは 予防注射に大わらわだった と聞きました。うちには予防注射禁止のすもうがいたので しない と決めていました。だいたい ふつう羊がかかる病気なのに なんであわてて牛に注射しないといけないのか 私たちにはよく理解できませんでした。

真面目に予防注射をした人(受けたのは牛)によると 血清型1を打ったのに 今度は血清型8が来たらしいのです。でも、その人は 一回目、予防注射の直後に流産があったり 牛たちの具合が良くなかったので もう、しない! と言っていました。私たちも うんうん、そういうのはしない方が無難や と言っていました。

ところが 先日ついに 県の衛生当局から 年次血液検査の際に 必ずブルータングの予防注射を受けるように というお達しが出ました。今年に入って、ブルータングの予防注射は《勧告》から《強制》に変わった と耳にしたのですが、知らなかったことにはできなくなりました。

『しないといけない。』と言われても 私たちはしません。

Jがいろいろ調べたのですが 予防注射による免疫は6ヵ月位でなくなるので またし直さないといけないそうです。しかも ブルータングの血清型は24もあって その時の流行に応じてしていたらキリがありません。流感の予防接種と同じようなもので 予想していなかった型が来たら やっぱりかかってしまいます。

このウイルスは アフリカから来たものですが 地元の動物たちは 自然に免疫ができているそうです。ある日 ヨーロッパから改良種を導入したら 病気になってしまった ということで問題視されたらしいのです。その恐ろしいウイルスが 温暖化の影響でヨーロッパまで上って来た と大騒ぎしているわけです。

でも、これから そのウイルスがこのあたりにも定着するのだったら うちの牛たちにも自然な免疫を持ってもらわないといけません。予防接種をしては その力が壊されてしまいます。年に1万リッター以上のミルクを出すホルスタインならまだしも うちのは 粗食で頑丈な田舎牛です。だから 私たちは わざわざアルモリカン牛を選んだのですけど・・・

『しない!』と言ったらどうなるか まだわかりません。獣医さんの間でも 意見が分かれているらしいですから。予防接種をしないといけない根拠も どうも牛の輸出に関係しているようです。でも、なにかにつけ 全てが100点満点でないとダメ って、不幸の始まりだと思いませんか。


今日は 久しぶりにお天気が悪くなりましたが 毎日同じような平和な日が続くボラン農場です。

090218 1

写真のモデルは たれ目のだふねとエコです。マルキーズの舌の写真はありません。ふわふわと違って、『あ~ん。』と言っても 口を開けてくれませんから。
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