ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

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戦略がないと・・・

朝から晩まで青空の日が続くボラン農場です。まさか このまま春になってしまう(こちらの春は春分の日から)はずはありませんが 去年の夏はこんなに暖かくなかったなぁ と思うほど良いお天気です。

暖かくなると草も伸び始め,午前中はまだ放牧地にいる牛たちもゴキゲンです。なので 呼びに行っても来てくれないのでは と心配するJおじさん。先週,私がいなかった時に ひとりでえらい苦労したらしいですから。

でも,私が行くと 5分もしないうちに一番大きい(体格および年齢)牛たちを連れて戻って来るので Jおじさんはいつもびっくり。いえいえ,私がそこまで牛に好かれている というのではなくて 私には戦略があるからなんです。

その昔,教育学の勉強をしていた時《システミー》という講座を受けたことがあります。これは あるグループには必ず リーダー,リーダーの右腕(ゴマすり),みんなが行く方に付いて行くメンバー、反対派 などの役割ができて,それを正しく把握していないと そのグループをうまく動かせない(授業がうまくできない)というものです。

各自の役割にしても 単に性格だけで決まるのではなくて グループによって ある人がリーダーになったり,アウトサイダーになったり かなり流動的なものらしいです。だから グループに何か一つ変化があると(リーダー交替とか)全部が変わってしまうとか。

さて,イッジーばあちゃんが亡くなってから 牛たちの社会がどうなるか と思って見ていました。多分 一番体の大きいユプサが(イッジーばあちゃんの娘)がリーダーになる というのが 私は予想でした。

放牧地の出口から こちらに来たそうに見ているのが ユプサです。大きい組4番手のバランチーヌもすぐそこにいます。

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ここで,柵を開けて ほな,行こか と言ったら来そうなのですが・・・ 
そんなにカンタンだったら ネタになりません。ユプサは素直に出で来ないし,無理やり追い立てても必ず失敗するのです。

そこで,私はみんなの間をすり抜けて,いつもみんなとはちょっと離れたところにいる・・・

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マルキーズを呼びに行きます。そうです。あのマルキーズが 隠れたリーダーなのです。ちなみに その横にいるのは娘のだふね(まだおっぱいを飲む)です。

マルキーズ様は おばさん直々お迎えに参じたのがご満足か ゆっくり出口に向って歩き出してくれます。(こういう時 頭の良い牛はありがたい。)そして 出口の前に集まっているみんなをどかせて,えらそうに隣の牧草地に入って行きます。

そうすると ユプサも,バランチーヌも 先を争ってマルキーズに付いて行きます。大きい組の3番手のユーチカが ちょっとひかえめなので いつもマークしてせかしてやると・・・

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こんな感じで 中堅牛(アーニカ,ベルナデット,みよ)以下その他大勢が 何もしなくても付いて来ます。

こうして、牛たちは 大きい順に あっという間に牛舎につながれるのです。

何をするにも戦略は大切です。牛だけと付き合っていると 人のマネジメントに疎くなる というのは正しくありません。私は 毎日こうしてマネジメント力を培っています。
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