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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

双子か,巨大児か

今日は朝から雨になりました。よりによってこんな雨の日に産むの と8時半頃 放牧地にアーニカを見に行ったのですが 本人はごくふつうにしていました。ただ,私が帰ろうとしたら 後を付いて来て 牛舎に行きたそうでした。

11時頃に 発情したのはいないか もう一度牛たちを見に行きました。あー,やってる,やってる とよく見ると 一年生のカランバーとだいごが追いかけていたのは だなえでした。だなえはまだ早すぎるので 無視です。

お母さん牛たちは 放牧地の反対の方向に気を取られているようで 私もそっちの方向を見ると アーニカらしき牛が一頭ポツンと横になっていました。

ああーっ,お産が始まった! と思ってあわてて見に行くと アーニカはすぐに立ち上がり、べつに産みそうな兆候もありませんでした。今朝は Jが食肉処理業者さんまで アスプロくんのモツを取りに行っていて留守だったので まだ産まないほうが良かったのですが・・・

もう一度 念のために12時ちょっと前に見に行ったのですが,変わりはなく またアーニカは 私に付いて牛舎に行きたそうにしただけで すぐに産みそうな気配はありませんでした。

Jは12時頃に帰って来て,今日は牛たちにやる乾草ロールを ジョンさんちまで取りに行かないといけない と言うので 私たちは先にお昼ごはんをすませて,牛たちには少し待ってもらうことにしました。

トラクターで乾草ロールを運んで来て,牛舎の用意をして 牛たちを呼びに行ったのは もう3時前でした。いつもより遅くて すでに放牧地の出口に集合していた腹ぺこの牛たちは 私が柵を開けるなり 全員パドックになだれ込んで来ました。いつものように 少し遠くにいたマルキーズを呼びに行く必要などありません。

その時 アーニカはどうしたかな とふと見ると 頭でっかちでおでこに白い斑点のある太った牛とその横に?!

おっぱいを飲んでいる子牛が!

やれやれ,油断していたら・・・ 心配していたわりには あっけなくすんでしまいました。あんなに大きなお腹だったのに 子牛はたった一頭だけのようです。

子牛は お母さんに比べて小さく見えましたが,牛舎に入れるのに持ち上げたJによると 40キロ位ありそうです。さっさとおっぱいを見つけたし,お母さんについて牛舎まで来た 元気な子です。お姉さんのだなえと同じく 柔らかくて長い毛むくじゃらです。

090408 1

名前は エルネスト。お父さんは ウラニウム と言って 特別にお蔵から出してもらった 希少価値のあるもので どんな牛になるかとても楽しみです。
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