fc2ブログ

ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

はい,おしまい

と言っても このブログのことではないので ご心配なく(心配してない?)。牛たちの食堂は 昨日で閉店したからです。昨日の夕方遅くなってから 牛たちを(アーニカ・エルネスト親子も)新しい放牧地に入れました。

冬の間ずっと行っていなかったところなので もう草がかなり伸びています。青草に飢えている牛たちは あさましい姿で 新しい放牧地に飛び込んで行きました。おかげで デラックス以下 子牛全員(だふね、ディナモ、エコ、ユーロ,エミリー)が置き去りに・・・ 

幸い,アーニカだけは 自分の子といっしょにまだ前の牧区にいたので 子牛たちはアーニカ,エルネストについて道を渡り,お母さんたちのところに行けました。それにしても 情けない母親ばかりです。

もう一つ おしまいなのは お肉です。おかげさまで すでに完売で 予約を閉め切らせていただきました。ご注文をいただいたお客様,どうもありがとうございました。まだご予約いただいていない方,もう遅いです。

今日は月曜日なのですが 復活祭の月曜日でこちらは祭日です。だから 今週はセミナーのはずの私が まだ家にいるわけです。

復活祭なので 今日は村で 恒例の子供たちの卵狩り大会が行われました。村の有志がかなり前から計画していたもので 今年は ボラン農場もそのルートに入っています。行き先は お隣のM-Jさんちですが ハイキングらしく うちの林を通って土手を超えて行くことになりました。

090413 1

20人弱のかわいい子供たちが 林に入る前に お話を聞いているところです。ただ卵を探して歩くだけではなくて ちゃんとしたシナリオがあるそうです。

Carte 090413

今朝は 電話で起こされてしまいました。ボラン農場北の集落に住むFさんからで『お前とこの牛がうちに来とるで!』と・・・ うちの牛たちは 昨日の夜 新しい牧草地に移動したばかリなので 万が一、柵に不備があっても 出て行くとは思えません。ははぁ、と心当たりはあったのですが まあ、うちの牛がいなくなっていないか 見てくるわ と返事しました。

見に行くと 牛たちは 思った通り 無言で朝ごはんを食べているところでした。と言うことは 脱走したのはOさんところの牛です。Oさんもアルモリカン牛を飼っていて,今までにも脱走歴があり,その時も『あんたとこの牛がうちでうろうろしてるよぉ。』とうちに電話があったのです。

私は Fさんに電話して うちの牛ではないことを伝え,Oさんに連絡してもらいました。Fさんの話では 逃亡牛たちの方は もう帰り始めている という事でした。

ところが そのすぐ後 牛たちが急に騒ぎ出しました。それと同時に 放牧地すぐ横の道の方からも 牛の叫び声が! うちの牛たちにそっくりな声で ああっ と思って走って行くと 見た目もうちの牛たちにそっくりな 牝牛と去勢が4頭,私の方を見ていました。

逃亡牛たちは 北にあるOさんのところへ戻ったのではなく 南に降りて来てしまったのです。4頭の牛は しきりにうちの牛たちのいる放牧地に入りたがったので 私はあわててUターンさせました。そして、北の集落のところまで行くと Oさんがボーダーコリーといっしょに待ち構えていたので バトンタッチして来ました。

今日もなぜか 話題の多い一日でした。(とうとう勉強をするヒマがなかった。)
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://botlan.blog72.fc2.com/tb.php/313-c862d3f8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)