前にも書いたように T村にはもう何年も前からADSLが来ています。だから,ご近所では高速インターネット+通話無制限に加入している人もたくさんいます。ところが・・・
依然として うちにはADSLが引けないのです。
これは 私たちが引っ越して来て、電話を引いた時に 電話線が足りなくて,仮設置の電話しかもらえなかったことに由来します。要するに フ○○○・テレコムが横着をして ケーブルをどこかから引いて来ることをしないで ご近所の電話線の低周波か高周波かのどちらかに うちの電話をつないでしまったのです。
ADSLは 電話線一本は2つに分かれている という特性を利用したものです。でも,うちの電話はご近所の電話線に間借りしているわけで ADSLを通す場所などありません。
そのことで もう何年も前から フ○○○・テレコムに『どうにかしてくれ。』と要求して来ました。でも,その度に レターで《技術的な問題》があってダメ という回答をくれます。それでも しつこく頼み続けると いつか聞いてもらえるかも と 去年の9月、バスに乗ってフ○○○・テレコムのお店に行きました。
1回目は お店の人の態度が気に入らなくて さんざん文句を言って帰って来たのですが,2回目に行った時は 運良くそこの責任者に話を聞いてもらえました。
その方が レンヌにある技術部門に 現場での(コンピューター上ではなくて)調査を頼んで下さいました。うちに一本の電話線を引くといくらかかるか見積りをして それが規定の額を超えなければ工事ができる と私にしたら神様か仏様に出会ったようなものです。
その週の金曜日 さっそくレンヌからエンジニアさんが来て下さいました。まず エンジニアさんは お隣に行ってしまい(地図に間違いがあるからあたりまえ)、Jおじさんが迎えに行って そのまま近所の電話線を見て回ったので これはみんなJから聞いた話です。
お隣(地図によると《ボラン》となっている)まで行ったら それらしい車が止まっていました。
J『お電話いただいた方ですね。(車をしげしげと見て)フ○○○・テレコムの方やないの? ×××って書いてあるけど・・・』
エンジニアさん『そうでしょう。私もいったいどこの会社で働いてるのかわからなくなってます。』
J『??』と 始終こんな感じでした。
エンジニアさんは いくら仕事をしても 後から後から書類が回って来て 事務所でその書類の山がだんだん高くなるのを見ていると気が滅入るので 今日は気分転換に田舎に行こう と急きょ決めたとか。
ところが この近所の電話はめちゃくちゃで,フ○○○・テレコムにある情報と実際の姿が全く一致しなくて エンジニアさんは 気が狂いそうになるほどお怒りでした。これで通話料の請求間違いがないのは 奇跡だそうです。
そうして エンジニアさんは こうするとうちにADSLがつなげる という方法を見つけて下さいました。その次の週には あの責任者の方からも,調査によると規定以下の費用でADSLが引ける という連絡がありました。
ああ,うちにもとうとうADSLが来る! と私たちはどんなにうれしかったか ご想像いただけるでしょうか。
でも、それには『工事がいつになるかはわかりませんが・・・』という但し書きが付いていました。その後,6ヵ月経っても 何の音沙汰もありませんでした。もうこれだけ待ったのだから 文句を言ってもあたりまえだろう と私はまたフ○○○・テレコムのお店に行きました。(お店の電話番号は秘密になっていて 行かないと責任者に話ができない。)
あいにく あの神様・仏様の責任者は不在で その補佐の方が対応してくださったのですが また《技術的に不可能》と言い切るので 私は『営業さんにしては 態度が悪い。』と怒鳴りつけて帰ってきました。
そして,そして,やっと昨日 神様・仏様の責任者さんに会うことができました。いつ会っても,電話でも とても感じのいい方です。本当に営業の神様みたいな方です。
でも,神様にも限界がありました。あちこち問い合わせて 結局,あのエンジニアさんは 職場が変わって(気が狂いそうやったからなぁ・・・)、あの話はだれもフォローしなかった と言うことがわかりました。
責任者さんは《できない》というのが言いづらいのだと思います。今度は ブレストの技術部門に調査を依頼してもらったのですが 多分回答は《NO》です。たかが,インターネットのことだから 別に深刻なことではないのですが・・・
そう,最初に書いたように もうすぐWiMAXが来るようだし、それでもだめならパラボラアンテナの高速インターネットがあるし 気にしない,気にしない。
牛たちが移動したので ボラン農場案内図を更新しました。下の絵は 小ちゃくて知らないうちに柵をくぐり抜けてしまうエルネストです。

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