だけど みんなよそ見もしないでついて来たので ほっとしたJおじさん。鉄棒の杭にひもを張った仮の柵を片付けようと 大畑に下りていったら、エミリーとエルネストがJおじさんを見ていた(置いてきぼり)という間抜けたことに。
しょうがないので 北の放牧地からだれでも良いから成牛を連れて来て 一緒にもう一度南の大畑まで行って 子牛たちを迎えに行こう としている間に エミリーとエルネストは 柵をくぐって牛舎裏のパドックまで来たそうです。
うちの牛たちは 牛舎まで行くと良いことがある と思ってくれているので 何かと楽です。
それにひきかえ お隣の牛たち(リムザン)は 昨日の朝、牛舎に入れようと Lさんが放牧地に来ただけでパニックになり 反対方向に暴走したそうです。去勢牛の群れは 恐ろしさのあまり 電気の通った牧柵も 高い土手も物ともせず ボラン農場に侵入して来ました。
Lさんは 友達がいっしょだから自分たちだけで大丈夫 と言いましたが そのすぐ横にお馬さんたちがいるので Jおじさんも心配で見に行きました。結局 お馬さんたちがちょうど良いところで リムザンたちの行く手を阻んでくれたので さらに遠くに行ってしまうことはありませんでしたが・・・

隣に戻す時、リムザン去勢牛に直面したJおじさん。『こんな肉付きの良い牛やったら,やっぱり儲かるやろな。』
いつもアルモリカン去勢を見慣れているJにしたら その違いは明白です。いくら アルモリカンが 乳牛から肉用牛に変わったとは言っても リムザンとは比べ物になりません。
うん,でも味が勝負や というのが私たちのせめてもの慰めです。
さて リムザン騒動は 昨日だけではありませんでした。今日の午後も 昨日のメンバーの一部と若い牝牛が数頭 同じところから侵入して来たそうです。今回は 家に向う道を上って来て,家の前で左に曲がり、並木道を通って道路に出て行ったようです。
と言うのも 私は小屋にいたのに 牛が通って行ったのに気が付かなかったからです。Lさんとその友達が 牛たちを戻すのに同じ道を通って良いか聞きに来た時 初めて知りました。約一時間後 ずっと南に逃げていた牛たちを捕まえて 家の前を通って帰ったそうですが それにも気が付きませんでした。
やたらに鳴かない、静かな牛をご希望の方がいらっしゃいましたら フランス種肉用牛リムザンを 自信を持ってお薦めできます。
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