
日曜日からりんりんの容態が悪化するばかりで 昨日はとうとう Jが獣医さんに連れて行きました。腎不全で 治らないけれど 苦しむことはない とM先生から聞いたので 注射か点滴をしてもらったら うちに連れて帰り 私たちが最後まで看取るつもりでした。
私は 午後から外出していていました。りんりんがもう帰って来ているかも知れない と7時ごろ急いで家に。でも,りんりんの姿は見えませんでした。家の工事をしているはずのJが なにやら納屋で忙しそうにしています。『りんりんは?』と聞くと 一部始終話してくれました。
りんりんは 血液検査の結果を待っている間に 息を引き取りました。Jがりんりんを置いて 獣医さんのところを出た直後でした。だから 後でM先生の電話で知ったそうです。りんりんの余命が もう数日しかないのはわかっていたけれど 私たちがいない間に ひとりで逝ってしまったのが 心残りです。
Jは 獣医さんのところにりんりんを引き取りに行き,牛舎裏のボノム(私たちがここに引っ越した時連れて来た犬)のお墓の横に 大きな穴を掘っていました。穴は 私もいっしょに入れそうなほど大きな穴でした。穴の底にりんりんが寝ていたクッションを敷いて、りんりんの上にラベンダーの花を置いて埋葬しました。
よく 犬は子供よりもかわいい と耳にします。でも,りんりんは 全くかわいげのない犬でした。Jが《オールドミス》と言うほど 気取ったところがありました。服が汚れることはイヤ,ブラシをかけられるのもイヤ,触られるのもイヤでした。
でも,私は 呼んでもしらん顔して来ないとか,叱ると口答えするところが まるで人間の子供だと思っていました。それに 性格が私そっくりで きっと、りんりんは うちに生まれて来るはずだった子が 何かの理由で(バチが当たって?)犬になって生まれて来たんだ と信じていました。
それでも、最近は よその人にも,小さい子(子供大嫌い)にもおとなしくなでてもらっていました。ごはんが食べられなくなって,食べても嘔吐して しんどかったのに おしっこしたい時や 吐きそうになった時は ひとりで立ち上がって外に出て行きました。おまえなんかに頼むか みたいなところが りんりんらしかったです。
もっともっと いろんなことを考えていたけれど なかなか書けません。写真も カメラを向けると逃げる子だったので それほどありません。でも,りんりんのことは絶対に忘れません。