こういうのって 何と呼ぶのでしょうか。とにかく、その時見に行かなかったら 大変なことになっていたかも・・・ そう,バランチーヌのおしりから 子牛の前足と鼻が出ていたのです。
これは大変 とJおじさんを起こして,あわてて着替えて また牛舎に飛んで行きました。みよちゃんの時と同じく 雪のため牛たち全員が牛舎に泊まっているので バランチーヌは 動きが取れません。なので チェーンを外して 外に行かせました。
急に外に締め出されたバランチーヌは 牛舎裏を行ったり来たりして 落ち着きません。おとといのみよちゃんの時は 牛舎から少し離れたところで産んだので 子牛を牛舎に入れるのに苦労しました。だから、バランチーヌが牛舎の入り口近くに来た時 また遠くに行ってしまわないように ナイロンのひも(偽の電線)で囲ったり 準備を怠りませんでした。
そして、子牛の脚を引っ張るロープだとか 必要と思われる物を全部揃えて バランチーヌがいたところに戻ると・・・ もう,子牛が落ちてました。
安産でやれやれですが,外は-2℃。雷が鳴り,雪が時々降って来ます。早く牛舎に入れたいけれど 場所がない ということで 暖かい牛舎で気持ちよく眠っていた牛たち(みよとふくすけ以外)を 外に放り出して,大急ぎで掃除をして、バランチーヌと子牛を中に入れました。
寒さで凍えそうだった子牛を 布で拭いて,ドライヤーで温めたら やっと立ち上がりました。もう,後は心配ありません。体重を量ったら 35キロと小柄だけど,脚が細くて長ーい男の子です。《ふじお》と名付けました。

本当は ふくこちゃんとふじこちゃん を期待していたのですが いいの,いいの,安産だったから。だって,この雪でT村の道路はトラクターしか通れず,もしも 難産で獣医さんを呼んでも 多分来れなかっただろうから。

雪はまだ降り続け,今晩も動物たち全員牛舎です。どこか ノアの方舟の風情があります。
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