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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

また雪

昨日は 日曜日だったし,お天気もまあまあだったので、牛たちの食堂を開けたのは ゆっくりで 3時過ぎでした。まず,牛舎のすぐ横にいる本隊の牛たちを入れて,次に 道の向こう側に隔離してあるアーニカとエルネスト(エドゥ)を連れて来て ホッとしたところで 雪が降り始めました。

午後は雨か雪 という予報だったけれど 気温が5℃まで上がり 多分雨になるだろう と思っていたのに。そう言えば 急に寒くなったような・・・。でも,まさか積もらないよね と思いながら小屋の窓から外を見ていると 地面がだんだん白くなって来ました。

そうして 日が暮れて暗くなり始めるころには 2~3センチ積もりました。これが去年の冬だったら『わーっ,雪!』とか感激したでしょうが この間の40センチ(ところにより50センチだったとか)というのがあるので,私たちの反応は 『あっ、そう』程度でした。

でも,気温は あれよあれよと言う間に零下に下がるし,天気予報によると 夜もにわか雪 と言うことで 迷わず牛たちやお馬さんたちを牛舎に泊めることにしました。

そうなると いつもの食堂とはサービスの内容が全く違います。ふだんは お天気やJおじさんの都合で 早くて午後1時半ごろ,遅い時は3時ごろまでに牛たちを牛舎に入れて,夕方 暗くなるころ(6時過ぎ)にJおじさんがバケツで一頭一頭水を飲ませて,乾草を補給して だいたいみんなが食べ終わる7時から8時ごろに 外に出します。

ちなみに 牛やお馬さんたちの餌は 100%牧草(野原の草)で 冬も100%自家製の乾草(サイレージはなし)だけです。前は ビートも食べさせていたけれど、まず 作るのが大変で、食べやすいように切るのも手がかかるし それだけのご利益があるのかもはっきりしないので 今年はやめました。ということで 本当に自家製の草しか食べさせないので 乾草は食べたいだけ食べさせています。(母牛一頭につき2トンの計算。)

だから 全員牛舎にお泊まり となると 水の配給と乾草補給が それぞれいつもより一回多くなるばかりではなく、その前に一度掃除をして わらを寝床用に厚めに敷く と仕事が大幅に増えます。おかげで 昨日は 途中、私たちも晩ごはんを食べて 最後のサービスを終えると もう11時でした。

そして,今朝。

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雪は2、3センチのままですが 風がなかったので 木々が真っ白に。

だけど、今日は朝からお天気が良かったので 牛たちを食堂に入れる時間(今日は特別に遅くて 4時)には もうほとんど融けてしまいました。

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だから、今日はみんな外に出しても大丈夫 と言うと Jおじさん、がっかりしていました。昨日からずっと 牛舎の掃除や餌やりで休む暇もなかったのに・・・ 雪も また出られなくなるほど降って欲しかったそうです。
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