12月も下旬になり 牛たちが牛舎に来るようになると エドワードの隣の席のエミリーにも 同じようなかさぶたができているのを発見しました。あれっ,これ《イボ》じゃないよ と思ったのですが,エドワードのが きれいになくなっていたので その時も 何もしませんでした。
それが いつの間にか かさぶたが右目から左目,さらに口の周りまで広がって ついにパンダになってしまったのです。

エミリーは 2009年生れE組(全部で7頭)の紅一点。細長い顔に 大きなお耳,おでこにノの字の白い斑が入っていて,目はぱっちりの まれに見る美少女です。毛色も赤く、おしりも、Jおじさんの言う座薬型ではなく、幅があり,脚も細長く、その上性格まで良く,非の打ち所がありません。なのに これじゃあ,お嫁に行けたものではありません。
もちろん パンダになってしまう前に いろいろ調べて 菌で移る皮膚病(日本語がわかりません。すみません。)であることがわかり,グリースのようなものを塗ると広がらない と本に書いてあったので その通りにしたのですが それ位では止まりませんでした。
そして,先週になると 同じ一年生のユーロと牝牛組のだなえ、そして子牛のエリオットにも この病気特有の10円玉穴ができたこともあって,ちゃんとした治療を始めました。これを獣医さんに言うと 体中にかける薬を処方してくれるところですが うちはできる限り化学薬品は使いたくないので いつものようにホメオパシーです。
まず、うちにあったカレンドゥラのクリームを塗ると,広がらなくなりました。かさぶたの色も濃くなって来て,なんとなく良くなったような気がします。でも,続けて治療しないといけないのですが,牛の顔は大きいので 人間用の小さい容器のクリームだと すぐになくなってしまいます。それで,今日は 薬局に行ってカレンドゥラの原液を買って来ました。これだと 顔中にスプレーできますから。
かわいそうに かゆくないからまだ良いものの せっかくの美少女がだいなしで,一日も早く治って欲しいものです。それにしても,エミリーだけひどくなったのは 最初にかかったエドワードと仲良しだから と言うのもありますが、これもやっぱり 皮膚が弱かったイッジーばあちゃんの遺伝子かなぁ と考えてしまいます。