それが・・・

こんな立派な家になって、初めて見たときは感激してしまいました。
標準サイズ通りにもう少し壁部分を高くすると、建て売り住宅風になるので、正面から見て、屋根の割合が多くなるように設計しました。背の低い、昔の農家風の家です。
こちらは、並木道を入って来ると見える南側です。

この《歴史的建造物》を思わせる仕上げにご注目ください。

こちらも・・・

スレートをきれいに切って、銅の鋲を打ってもらって、家の格がぐんと上がりました。でもこれ、見積りになかったんです。できるだけ安く上がるように、こういう仕上げは、Jおじさんがすることになっていたのですが、こんなにきれいにしてもらって、予定より高くなってももう大満足です。
スレートも、高い特級品ではなくて,選別でハネられたその下のクラスで、少しボコボコ感がありますが、《歴史的建造物》もそうよ、と言うことで気にしないことにしています。
1992年、私たちがここ《ボラン》に引っ越しして来た時、ちょうどこの場所に建っていた昔の家は、完全に廃墟になっていました。以来、はじめの7年は、トレーラーハウスに住み、1999年に牛舎が建ち、その後やっと今の小屋ができました。その間ずっと、ここに家ができるのが夢でした。
その夢の家が、目が覚めて消えてしまわないうちに、と外のテーブルと椅子を持ち込んで、暑い時はここでお昼ごはんです。風通しが良くて、ひんやり涼しい家です。
ただ、一つだけ、Jおじさんをがっかりさせたのが・・・
屋根を葺いてしまうまで、天井はこうでした。

スレートの重みで屋根が落ち着いたら、最後に梁を入れます。

・・・・??? 思っていたより少し低いところに来たので、Jおじさん念願の丸天井が難しくなってしまいました。
それを屋根屋さんに説明して、数センチなら削っても大丈夫なようにしてもらいましたが、う~ん、むずかしそう。
スポンサーサイト