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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

牛は旅行好きか

もう、何週間も前から、ボラン農場の年長組の去勢たちをジョンさんちに連れて行かないと と言っていました。去勢のジョンさんちへの移動は 去年は6月、その前の年は4月だったので、今年は大幅に遅れました。

ジョンさんちは、乾草を穫った後の草の伸び具合を見ていたのですが、川に囲まれた土の深い所だけに、草の青さはボラン農場とは大違いです。じゃあ、去勢年長組、もも、エコ、ユーロ、それにこのごろぐんと大きくなったエドワード、の4頭を連れて行こう ということになりました。

そう言いながら、(待ちに待った)雨が(ちょっとだけ)降ったりして、なかなか行動に移らず、昨日とうとう『今日はやろな。』と言うことに。

牛たちの移動は、今までに何回もしたけれど、どうしても好きになれません。だいたい、牛たちにとって車に乗ってドライブするのが楽しい とは思えません。おもしろくもないことを、無理やりさせるのはイヤです。それに、エコもユーロもお母さんたちに負けない位大きくなって、トレーラーに押し込むのは大変やろうなぁ・・・。だからと言って、しないわけにはいかないので、朝からその用意をボツボツ始めました。

当初、『昼には4頭を牛舎につなぐ。』予定だったのが、トレーラーや牛舎の準備しているうちに、『お腹空いたなぁ。早めに昼ご飯食べて、午後一気にやろか。』という意見が出て、可決されました。

そして午後は、牛たち全員を牛舎横のパドックまで連れて来るところから始まりました。フェストナットもいるし、他の子牛たちもいるので、とんでもない所に走って行ったらどうしよう と少し不安でしたが、みんなお行儀よく並んでパドックに入ってくれました。

マルキーズをおとりにして牛舎につないでおいたら、目当ての4頭だけうまーい具合に捕まりました。みんなこの冬の席をちゃんと覚えていて、ちゃんと順番どおりに並びました。

そして、もも+エドワード組から出発です。ももは前回、停車した時にひっくり返って、角の先が折れてしまったのですが、それにも懲りずおとなしくトレーラーに乗ってくれました。エドワードは神経質そうなわりに、お友達のももくんが先に乗っていたせいか、どんどん乗ってくれました。

残りの2頭は重いので一頭ずつ運んだけれど、怖がらず、暴れず、全てすんなり行きました。できるなら、乗り物で移動させたくないけれど、どうしても最後の旅だけは避けられないので、やっぱりこうして小さい時から慣らせておく方が良いみたいです。それにしても、牛たちの学習能力には、いつも驚かされます。牛も子供たちと同じで、かまえばかまうほど良い?

こうして、数日前までこんな感じだったのが、

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今朝は、こんなにさびしくなってしまいました。

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ジョンさんちに行った4頭は、昨日、前からいる4頭(カランバー、だいご、だごべえ、デラックス)のお出迎えを受けて、みんなで走り回っていました。今度、Jおじさんに頼んで写真を撮って来てもらいます。
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