
オスカルがかじっているのは、クリスマスプレゼントの骨です。クリスマスイブのごちそうが、自家製の野菜と牛の骨付きすね肉をコトコト煮込んだ《ポトフ》だったので。
今年のクリスマスは、去年の二倍も高くなったカキも買わず(買えず)、手の込んだデザートも買わず、シンプルでおいしい季節のお料理にしました。ただ、クリスマスらしく、ワインだけはふだんより上等で、アペリチフにアルザスの白ワイン、メインにボルドーの赤ワイン(もらい物)を開けました。
クリスマスイプと言うと、日本のお正月のように、主婦はごちそうの準備で大忙しです。昨日そんな大変な時に、ふと思いついて、村の陶芸家であるM夫妻の家まで、プレゼントを買いに行って来ました。Jおじさんの朝のコーヒーカッブ(どんぶり)は、まるで学校給食の器で、あまりにもみすぼらしくて、前からMさんところで良いのを買ってやりたい と思っていたからです。
同じ村の北側にあるMさんちを目指して行くと、道にはまだ雪が積もったままでびっくり! 奥さんのJさんから、家やアトリエの前は凍っていて滑るので、村道から出た所で駐車した方が良い、と聞いたのでそうしていると、ちょうど通りかかった車が、私の目の前で滑ったので、またまたびっくり! どうでも良いことでふらふら出掛けるような気象条件ではなかったのです。
そうして、忙しい所おじゃまして買って来たのがこれです。

おどんぶりほど大きいのがJおじさんので、私もきれいな小豆色のお椀(ティーカップ)を買いました。おまけにもらったやっばり小豆色の小さな器は、お昼に食べたオーロラソースが入っていて、写真に入れ忘れました。アトリエで見せてもらうと、どれもこれも欲しくなる、実用的ですてきな器ばかりです。今はそんなに買えないけれど、新しい家に住めるようになったら、食器はみんなここので揃えるのが夢です。
私がおじゃました時、奥さんのJさんは、ごちそうの鶏肉に詰め物をして、縫い終わったところでした。そう聞いて、ふ~ん、クリスマスのごちそうって言うと、やっばり鶏肉(通常より大きな鶏、七面鳥、合鴨、ガチョウなど)なんだ! とやっと気が付きました。クリスマスだからおいしい牛肉を というのは、こちらではなかったのです。
おまけ:今日の牛たち
