全て幅が狭過ぎる窓に、棒を継ぎ足すなどという応急処置のようなことはしないで、ちゃんとした窓が欲しい という私たちの要求を聞いてもらえる望みはあまりありませんでした。
ただ寸法が合わないだけではなく、よく見るといやに粗末な窓で、Jおじさんはがっかりしていました。この程度の窓だったら、L○P○○○というお店に行けば、標準寸法なら在庫があるので、すぐに持ち帰ることもできたのです。それに大量生産だから、値段も安いし。
ずいぶん前の話だけど、うちの近くのお店でS○○○Cの製品を見せてもらって、品質に申し分ないし、全て寸法通り作ってくれる ということで、私たちはそれに決めていました。
Jおじさんが、(粗末な)窓を見ながら、『それにしても、なんで《S○○○C》の名前がどこにも書いてないんやろう?』梱包のラベルに、会社らしき名前と住所が書いてあったので、もしかしたらS○○○C社が忙しくて、外注に出した疑いが出て来ました。前に見せてもらったのより質が悪いのは、そのせいかも知れません。
そう言えば・・・・! 窓を受け取った時の書類には、注文書とは違う製品名が書いてあったのを思い出しました。その時は、S○○○C社が製品名を変えたんだろうぐらいに思ったのですが・・・。
運良くインターネットが動いていたので(一日に10分ほどしか動かない)、製品名からメーカーを検索すると・・・ええーっ、G○○○?! Jおじさんに言わせると L○P○○○レベルの会社です。そこのと知っていれば、はじめからL○P○○○で買っていました。
それじゃあ、サギにあったような物 とJおじさんは、お店からの連絡を待たずに、月曜日の朝、お店に乗り込んで行くことにしました。
乗り込んで行く、とは言っても、《幅を合わせるための棒を付け足す》という解決法から《希望したメーカーで作り直してもらう》に、そう簡単に持って行けるとは思いませんでした。きっと、言い合いになって、当局に訴えてやるとか脅して、けんかになって、ひどいことになるやろなぁ と予想していました。
ところが、なんのことはない、店長さんに事情を説明すると、あっさりJおじさんの要求を聞いてもらえました。でも、なぜG○○○社になってしまったか と言うと、S○○○C社の納期が長かったので、担当者が気を利かせて納期が短い(でも結局長くなった)G○○○社にしたそうです。
ということで、さっそくS○○○C社の営業さんがうちまで寸法を採りに来てくれました。S○○○C社だと、仕上げも、ドアや窓のノブも、全部選べて大満足です。もう、はじめからそうしてくれれば良かったのに・・・。
ただ一つ良くないのが納期です。今週発注して、でき上がるのが3月中旬。たかが窓とドアで工事は半年遅れてしまいました。さすが、気の長い私たちも、もううんざりです。
さて、引き続き毎日雨のボラン農場です。牛たちがもう一つ隣の牧区にも行けるようになったので、案内図を更新しました。今日の話題は、やっぱり窓です。

営業さんの靴には、二人とも見とれてしまいました。Jおじさんは、こんな靴どこで売ってるんやろう とあきれていました。私たちきっと田舎者なんです。