さて、子牛のフェスト・ナット(アーニカの孫娘)とフリゼットは、先週から牛舎につながれる訓練を受けています。フェスト・ナットはお母さんとみよの間の空席に、フリゼットは一年生3頭の続きです。もう今週になると、2頭とも慣れて、嫌がりはしても暴れずにつながせてくれます。
最初、Jおじさんがフェスト・ナットをチェーンでつないでいる間、私が後ろからフェスト・ナットを押さえていたのですが、その丸々太ったおしりをさわりながら、思わず『ぅわー、おいしそう! お肉にしたら、60キロはあるんちゃう。』と言って、Jおじさんのひんしゅくを買いました。でも、毛皮をカーペットにしたら気持ち良さそう というのは同感だそうです。

お天気がやっと良くなった今日のお昼の写真です。フェスト・ナットは、6ヵ月でこんなに大きくなりました。顔が叔父に当たるエドゥにそっくりで、笑ってしまいます。生まれてすぐの時の面影は全くなしです。

フェスト・ナットのお父さんはタンブーで、ごく普通に出回っている種雄牛だけど、お母さんのだなえは、父親がウラニウムで、世界に一つしかないめずらしい血筋です。だから本来だなえは、未来の種雄牛の毋になっても良かったのに、当時その判断をしていたA氏から、ちび・デブ・短足 とののしられ、選抜から外された という背景があります。

だなえはフェスト・ナットを産んでから、スリムになって、背丈も伸びて、立派な毋牛になりました。ちょっと怖がりなところはあるけれど、私たちにも慣れたし、おとなしいものです。
(うちの)牛は5才ごろまで成長を続けるので、あまり早く結論を出してはいけません。だから、フェスト・ナットも、いくらおいそうとは言っても、今食べてしまう訳にはいかないのです。