
そう言うと、無責任なようですが、一昨日の夜は、もうそんなに寒くなかったたし、アーニカのことだから大丈夫 と信頼していました。それに、予定日はまだ一週間先だったし。
アーニカは、ちょっと離れた所にいたので、子牛の脚をそっと持ち上げて見ると、女の子でした。これで連続6頭目。名前は予め用意してあったので、すぐに《ジゼル》と呼んであげました。
(みんなを追って食堂に向かう、アーニカとジゼル)

今年生まれの子牛は、Gから始まる名前です。(去年はFだった。)ガ・ギ・グ・ゲ・ゴ で始まる日本語の名前はまずないので、今年の子牛の命名は、Jおじさんに一切任せることにしていました。
でも、女の子なら《ジゼル》というのは私のアイディアです。いえいえ、バレエは関係ありません。私がその名前を言うと、Jおじさんが大笑いしたのは、子牛の登録をしている機関で、いつも私たちがお世話になっている方のファーストネームだからです。
それに、今日気が付いたのですが、ボラン、すもう、エドゥが人工授精センターに入った時、事務手続きでお世話になった方も、ジゼルさんでした。この名前、決してよくある名前ではなくて、むしろ、今はもうほとんど使われないちょっと古くさい名前らしいのですが・・・。
うちのジゼルは、昨日生まれたばかり と言うのに、他の牛の踏まれないように と入れたポックスの中を飛び跳ねています。体重は34キロで、アーニカの子にしてはまずますの大きさです。(今まで、だなえもエドゥも、生まれた時は小さかった。)

お母さんのアーニカは、あとで足すのはめんどう と餌箱に詰め込んだ大量の乾草をあっと言う間に平らげ、バケツで水をたて続けに二杯飲み干し、あきれるほどの大食い能力を発揮しています。性格の良い牛なんだけど、私たちには耐えられません。ジゼルも大食いにはなりませんように。
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