あれーっ、バランチーヌとみよはこの間発情したばっかりやし、ええーっ、だれ(どの牛 と言うべきでしょうか)? と思っていたら、おっぱいを飲んでいた子牛が、急に私を目がけて走って来ました。私の子牛、ふぶきです。と言うことは、ふくくんに乗られて、『何すんねん!』と怒ってるのは、マルキーズ! まあ、お母さん、元気、元気。
いつもなら、知ら~ん顔してるマルキーズなのに、少し離れたところでふぶきにミルクを飲ませていたら、猛スピードでやって来て、するとふくくんまで付いて来て、ふぶきが押しつぶされないか ひやひやしました。
マルキーズはもうすぐ15才。短命で3産したら良い方 と言われていたらしいアルモリカンにしたら長寿で、子牛ももう12頭産みました。

どうも、今生きているアルモリカンの中で、マルキーズが最年長らしいです。何年も前に、その時の最年長牛で18才(だったと思う)の牛を紹介されたことがありますが、いつの間にかマルキーズが最年長に。
1996年に生後一週間で買って来て、私がミルクで育てたマルキーズ。小さい時から、超美少女でした。

(もう、アカン みたいに寝転がっているのは、同じところから買って来た アルモリカン×シャロレのマストックくん。ミルク嫌いで、哺乳瓶を受け付けず、バケツで少ししか飲まなかったので、大きくならなかった。3才で枝肉重量200キロちょっと。子牛料金にしてもらった。)
マルキーズは、小さい時にそうして育てていなかったらどうなってただろう とため息をつくほど愛想のない牛です。でも、私の言うことはけっこう聞いてくれる(哺乳瓶の恩?)ので、けんかになることはありません。
もう子牛は多分ふぶきが最後で、ふぶきにも私がミルクをやって、大きくなったらマルキーズの代わりになるのかなぁ と思っていたので、今回のマルキーズの発情は、ちょっと意外でした。もう危ないかな? という気持ちもありますが、そこは自然に任せて、せっかく本人がシグナルを出しているので、人工授精をトライしてみました。ダメでもかまわないから。

一番下の妹が生まれて、ちょっとお姉さんになった三人娘。ミルクを飲んでよだれをたらしている真ん中のが、ふぶきです。(左:ファンタ、右:ふみ)お母さんのように美少女になれば良かったのに、似ているのは性格と体型だけ?