
出荷柵に入るまで、みんなで待っていた所に、カモミーユ(カミツレ)が一面ぎっしりと生えていて、多分それを食べたから、お肉にその甘い風味が付くでしょうか。
デラックスは、ABマーク(無農薬・有機)を取った後に生まれたこともあって(ABマークの付いた飼料など、高くて買えない)、ボラン農場産の草以外は、一切食べていません。今までに、《草だけ》を何度もアピールして来ましたが、本当に、草(青草か乾草)しか食べさせていません。草のサイレージもゼロです。
でも、穀物とかちょっと食べさせるんでしょ なんて言わんといてください。本当に、草100%です。
『牛は、自然に生える草だけで生きて行けるんです。』
だから、農作物(穀物など)は、牛に食べさせてお肉にするよりも、直接人間が食べた方が効率が良い と言う人に、じゃあ、野草を食べてください って言いたいです。
人間が食べない草だけで育てたし、もともと時代遅れのアルモリカンだから、体重も大したことはないし、枝肉重量対精肉の歩留りも悪いです。このごろ、最低の歩留りが続いたので、まあ、54%出れば良い方 というレベルの低さ。ちなみに、前回のアンガスくんは、70%だったとか。
久々のタンブーの子で、その機敏さは良く心得ている(電気が通っていても、柵を飛び越える)ので、Jおじさんも、今回はちょっと緊張気味でしたが、無事に出発しました。トラックには、また偶然にも顔なじみの(何度もうちに侵入して来た)お隣の牛が乗っていて、少しは気がまぎれたかな。
デラックスの写真をもう一枚。母親のみよにそっくりな顔をしています。

さて、ボラン農場では、前々回の6月12日以来、毎日なんだかんだと雨が降り、今日はやっと雨なしの日になりました。前にも書いたけれど、ここのお天気は、何でもまとめて来られるのでいやになります。
遅れ挽回のボラン農場案内図です。

オスカルは、ぼぉ~っとしているようでも、なかなか機転の利く名(迷?)犬です。