まあ、こんなこと、だまっていればだれにもわからないことで、まるで今日のことのように話を続けます。
適度な湿度と温度で、あちこちにキノコがニョキニョキ出て来たので、いつも食べるおなじみのキノコ生息地に、毎日見に行っていました。
そのキノコとは、これ。

大きくなるのを待っていたら、何か動物にかじられて、食べる気がしなくなりました。
その他には、見るからに毒がありそうなこれとか、

食べられないわけじゃないらしいけれど、食べて見ようとも思わないこれとか、

なんかおまんじゅうみたいで、おいしそうだけど、正体がわからないこれとか、

ボラン農場には、キノコ博物館ができるほど、いろんなのが生えています。

これは、茎に環が付いているから毒キノコ と言ってしまいそうですが、実は、みんな大好きでよく食べる大キノコです。ボラン農場は、この種類の名所で、昔から地元の人達がよく採りに来ていたそうです。
もうずっと前の話だけど、Jおじさんが高所で作業をしていたある日、ボラン農場横の道路に車が一台止まったので、何かと思って遠くから見ていたら、車の中から数人出て来て、それぞれ木箱を持って、電気牧柵をまたいで、放牧地に入って来ました。
お目当ては、牧草地に生えていたこのキノコ。確かに、箱でもないと全部持って行けないほどたくさんありました。でも、いくら何でも、用意が良すぎます。Jおじさんは、とっさに、『オレのキノコに触るな!』と上から叫びました。
まさか、見られているとは思っていなかった人(泥棒)たちは、あわてて逃げて行きましたが、そんなにしてまでみんなが欲しがるキノコです。
ところが、私たちは、人から勧められていろんな食べ方をしてみたけれど、どうも好きになれず、放ったらかしにしています。(だから、泥棒に目を付けられた。)
だから、だれかに『採っても良い?』と聞かれたら、喜んで差し上げています。それでも、後から後から、ニョキニョキ生えてくるこのキノコ。今日も、家の近くの斜面に白いものが と思ってみて見ると、

これでした。
もういらない、やめて、と言っても生えて来る、ボラン農場名物の大キノコです。
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