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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

嗚呼、薪ストーブ・・・

お天気が良くなって、朝はめっきり寒くなりました。そろそろ、ストーブが再登場する季節で、新しい家の薪ストーブも、9月中に設置 という段取りでした。

薪ストーブと言うと、メーカーの数が信じられない位あって、各社が燃焼技術を競い、それに凝ったデザインを施し、星の数ほどの種類があります。

私は、昔ながらのクッキングストーブが欲しかったけれど、Jおじさんは、炎が見えるストープの前にロッキングチェア とかいうのが夢だそうで、リビングに置いても見苦しくない というのが条件となりました。このごろは、ふつうの(リビングに置ける)ストーブにオーブンが付いたのがあるので、Jおじさんも、いつでもパンやお菓子が焼ける利点に同意して、そのタイプに絞りました。

そのタイプだけに限定しても、まだかなり数があります。でも、よく調べてみると、中には、オーブンで何が焼く2日前に、薪をくべて熱しておかないといけないもの(一番高いメーカーので、どうせ私たちには手が届かない)、オーブンと言っても低温だから、焼きリンゴ位しかできない と販売店がはっきり言っているもの(一番安い、今小屋で使っているのと同じメーカー)など、いろいろです。

そして、私たちの予算内で、大きなオーブンの温度が180℃以上上がる という条件に合ったストーブが見つかり、そのメーカーも、その販売店も、ご近所で使っていて、信頼できることを確認しました。

でも、でも、機能は満足しても、これが玄関のドアを開けたらすぐに見えて、リビングの中心になる にしてはちょっと貧弱、という意見が出て来ました。

そこで私が、前から気になっていた、スカンジナビアのストーブを売っているお店に行ったのです。

そのデンマーク製のストーブは、以前問い合わせた時、夜寝る前に薪をくべないで、火を自然に消して、朝になったらまた火を点ける使い方を推奨 というのでボツになったものでした。何しろ、ストーブは、夜寝る前、薪を入るだけ詰め込んで、朝は、残った火をおこすだけ という使い方をするものだと思っているので、上記のストーブのように薪がたくさん入るのが良いのです。

でも、でも、それは、大気汚染のためには良くない。そのデンマーク製のストーブだと、薪を燃やすだけではなくて、その時に発生するガスも燃やすので、薪の消費は少なく、大気汚染も最低限 という話を聞いて、フムフム、21世紀にもなって、昔ながらストーブではつまらないかも という気になって来ました。

それに、それに、お店に展示してあった超シンプルな(オーブン付き)モデルは、ちょっと高いけど、きっとJおじさん好み。それで、次にJおじさんに見に行かせて、その後も何回かお店に足を運んで、注文したのが6月のことでした。

そこのお店は、ストーブ専門店ではなくて、県庁所在地であるサンブリユーの大きな通りにある、食器だとか台所用品を売っている大きなお店です。今時、店員さんがゴロゴロいて、お客さんはみんなかまってもらえて、在庫も、二階が倉庫になっているので、たっぷり という、奇跡のようなお店です。

そんな老舗だから と安心しきっていた私たち。

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煙突に続いて、ストーブを置く台も完成したので、いつ配達してくれるか電話してみたら・・・、なにっ、まだ注文してない!! なんと、うちは新築だから、工事は通常遅れるものだから、私たちから《準備OK》のサインが出るのを待っていた と・・・。

ほんと、ウソばっかり! 6月に注文した時、数十パーセントを前払いしたその時、『じゃあ、すぐに工場に注文します。』って言ったでしょ。納期は2ヵ月だけど、うちは9月に欲しい って言ったら、『うちの倉庫に保管しておきますから。』って言ったでしょ!

ああ、ここはフランスだった。

でも、10月にはお肉のお客さんが来るのに、おい、どうしてくれる と脅して、やっと10月14日に配達・設置の予約が取れました。お客様(お友達)が来るのが15日。今度はウソではないことを祈るばかりです。

でもこれ、デンマーク製だったから早めに来るメドが立ったけど、もしこれが、最初に決めていた(フランスよりもひどい)イタリアのメーカーだったらどうなっていたでしょうか。
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